『 サクラクエスト 』一筋縄ではいかない(?)今からでもまだ気付ける!作品の魅力に迫る【2017年春季TVアニメ】

2017年春季アニメもいよいよ中間地点。それぞれのアニメで、少しずつ核心に迫るシーンが描かれ始めていますね。


そんな中間地点の今、今からでも是非見て欲しいアニメ、それが『サクラクエスト』です。


今回は、まだ見ていない方も、既に見ている方も、これからもっと面白く見られるように『サクラクエスト』とその魅力をご紹介させていただきたいと思います。


私、国王になったんです!

田舎を離れ、上京するも就職先が見つからず…。お金にも困り、どうしようか……と悩んでいる主人公、『小春由乃』。


そんな由乃に、プロデュース事務所からある仕事の依頼が舞い込んで来たところから物語は始まります。それが……


『チュパカブラ王国の国王になりませんか?』


SFか…?ファンタジーか?答えはいずれもNO

『サクラクエスト』。


アニメ制作会社[P.A. WORKS]の〈働くお仕事シリーズ〉第3弾作品。


『花咲くいろは』、


アニメ制作会社が物語の舞台(アニメを作るアニメ…と言ったほうが分かりやすいでしょうか。)、というとても珍しく、でも面白い、アニメファンならば必見の『SHIROBAKO』


いずれも働くお仕事シリーズ、ということで、どれも〝現実世界にもいそうな〟女の子たちが〝現実世界にもありそうな〟環境の中で一生懸命頑張る物語。


しかし、『サクラクエスト』の説明をちょろっと見たとき、


チュパカブラ王国


の文字が………。


―もしかして、SF的なアレか!?


と、放送前は勝手に予測していたのですが…違ったようで。(少なくとも放送前にイントロダクションはチェックすべきでした。)


一昔前、地域創生の一環で流行った〝ミニ独立国〟に肖り、主人公達の働く〝間野山〟市に『チュパカブラ王国』を設立。しかし、長続きはせず…


という、現実世界にもありそうな…いや、実際現実でも問題になっている事柄を取り扱った作品…(町おこしのために何かやって負債を抱えて没落していく地域がいくつもありますよね。)


現実でも問題になっている、『町おこし』をテーマに、彼女たちは間野山市観光協会で、知恵と工夫を凝らしながら懸命に頑張るのでした。


『 サクラクエスト 』の心に刺さる キャラ設定

国王に就任した『小春由乃』。


国王を手助けするため、4人の女性が『大臣』に就任するわけなのですが、その4人もまたそれぞれに辛い過去や考えを持っていたり。


…そこら辺は、ここで書いてしまうと面白くないので、是非本編をご覧下さい。


舞台となった場所には、ある企業の本社があるんですよ。

彼女たちの住む『間野山』市。


そのモデルとなっているのは富山県南砺市のようです…が……


南砺市には、ある有名な企業の本社があるんですよ。


この記事をご覧くださっている皆さんは、きっとご存知だと思いますよ。


『P.A. WORKS』という会社なのですが…ってあれ!?


…そう。


この『サクラクエスト』という作品を作っている会社の本社があるのがまさに『南砺市』であり、(作中では)『間野山市』なんです。


作中では、間野山市の特産品は〝カブ〟だと言われていますが、実際に南砺市の特産品にもありました。『カブ』。


それに、景色がとても綺麗なんですよ。


アニメでも綺麗に描かれていて、制作者の皆さんの魂とこだわりを感じます。


これぞP.A. WORKS作品だ!

P.A. WORKSの作品は、ライト層からヘビー層まで見られる、大衆向けの作品が多い傾向にあるような気がします…が。


P.A.作品の特徴として


『ただ見るだけでも面白い。でも、実はとても精巧に物語が組まれていて、細かいところまで(例えばキャラの一言一言とか)見ると、無限に面白さを感じられる』


が挙げられると私は思います。


サクラクエストにしても、正直なところ、『自分には合わないや~』と途中で視聴中断してしまった方もいらっしゃるかと思います。


アニメはそれぞれの好き好みでご覧になるのが一番だと思いますが、サクラクエストに関しては


『面白いと思うか、面白くないと思うかは作品を如何に読み込み、咀嚼し、味わうか』次第だと思います。


また、P.A. WORKSの作品はそのヘビーな作りから批判の声もありますが、『オレたちはオレ達の道を行くんだ!』という、いくら叩かれても曲がることのない、強い信念をも感じます。


簡単に言えば、


『本当にアニメを大好きな人たちが(大好きでなかったとしても、熱意を持っている人たちが)作っているんだなぁ。』


と感じる作品の数々。


まだ間に合う!サクラクエスト!!

これからの日本において、地方の過疎化は避けて通ることの出来ない問題となるでしょう。


しかし、そんな今だからこそ。モノが都会に溢れかえっている今だからこそ、『地方』の魅力は輝くのだと思います。


私は、静岡県沼津市(あにぶでも度々、沼津市企画をやっていますしね!)に何回か足を運んでいますが、都会にはない魅力…古くからの伝統だとか、人と人との温かさだったりとか、が、田舎にはまだ残っています。


一部情報から、2クール(夏アニメ終了まで放送)ではないかと予想もなされているサクラクエスト。


もしそうだとすると、現段階では物語の1/4しか放送されていませんので、確かなことは言えませんが、


就職に困ってもなお東京に固執したい由野。


しかし、地方の過疎化(恐らく、由乃ちゃんの田舎もそうでしょう)問題に注目が集まっている今だからこそ、地方はもっと輝ける。


輝けるだけのエネルギーを、それをグローバルに発信するだけの力を、地方はまだ秘めている。だから……


という想いが、この作品には込められているのではないでしょうか?


P.A.作品は正直、一度や二度見ただけではその濃縮された魅力の全てを感じることは難しいかもしれません。


簡単に魅力を感じさせない作りにしているのが悪い、と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、そのような作りだからこそ、P.A.作品は面白く、奥深く、そして長く心に残る作品を残しているのだと思います。


サクラクエスト、5人の女の子(?)たちが一生懸命奮闘する姿は、見ていて本当に元気を貰えます。


是非、ご覧ください。


『AnimeJapan 2017』まとめレポート!―来年も、来年こそは行きたくなる!AnimeJapanの魅力を語る。

2017.03.29

(あにぶ編集部/竹取の翁)
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