地獄少女 宵伽 第7話「 回顧録 ~汚れたマウンド~ 」【感想コラム】

地獄少女 宵伽 第7話「 回顧録 ~汚れたマウンド~ 」【感想コラム】

第7話と言いたいところですが、今回からは回顧録となります。


とはいえOPは第4期のものですし、主要キャラクターたちがこんなこともあったと振り返っていく形になりますので、再放送とは違います。実質、7話目ですね。


■ウインナーの実写

開幕、みんなでおでんのシーン。


きくり「おでん出来たぞ! 食え!」

一目連「お前コレ、ウインナーだけじゃないか」


なんとウインナーは実写。美味しそうです。


ウインナー大好きなきくりは、他の具を捨てたと言い出します。


さらには一目連のシャツがウインナーで汚れて……平和なコントをしている中、輪入道は過去の出来事を振り返り始めます。ここまでが新規シーン。


この後は過去回になりますが、第4期から入った方も多いと思いますので、見ていきましょう。


■高校の野球部がメイン

画像引用元:©地獄少女プロジェクト/宵伽製作委員会 ©地獄少女プロジェクト/スカパーウェルシンク・アニプレックス


今回の主な登場人物は3人です。


・花笠守:プロにも注目されているイケメン高校球児。先輩です。

・室井伸一:人の良さそうな高校球児。野球大好き。

・岩下大輔:室井の友人。高校球児。
花笠は、周りからちやほやされている一方で、裏では室井に暴力を振るっていました。


しかし、花笠がいなければ野球部は勝てない。野球が大好きな室井は、どんなに殴られてもその事実を隠し、耐えることを選びます。


そんな友人の想いを尊重し、岩下は室井の怪我を“ふざけあったせいで丘から落ちてしまいできたモノ”ということにし、彼の親に嘘の説明をします。


この場は何事もなくおさまるのですが――しかし、室井は受けた暴力が原因で亡くなってしまいます。


彼の親曰く、内臓破裂で苦しみながら死んだのだとか。


■誰も信じてくれない

岩下は花笠を問い詰めるも、「証拠あんのか?」と一蹴。とぼけます。


これだけでも酷い話ですが、さらには――室井の親や自分の親まで、岩下を責めます。


室井母「あなたのせいで!」


我が子を失った悲しみと怒りを岩下にぶつけます。一方、しれっと悲しんでいるフリをする花笠。


一番の親友で理解者でもあるはずの岩下が責められ、真犯人の花笠は立派な人だと評価される。


実の親にすら信じてもらえない岩下。警察まで、岩下を疑う始末。岩下も悲惨ですけど、これでは室井も報われません。


それにしても、この手のアニメでは、警察が無能になりますよね。そりゃ、警察が有能だったら地獄少女の出番がないので仕方ないのですが。


■最後まで反省しなかった

地獄少女 宵伽 第7話「 回顧録 ~汚れたマウンド~ 」【感想コラム】画像引用元:©地獄少女プロジェクト/宵伽製作委員会 ©地獄少女プロジェクト/スカパーウェルシンク・アニプレックス


そこで岩下は、閻魔あいと契約し、わら人形を受け取ります。


再度花笠に、自首してくださいと問い詰めますが


「まさか死んでしまうとはね」


と、まったく悪びれる様子がありません。


挙げ句の果てには、天才の自分は野球界の宝だから、何をしても許されるという自己中すぎる発言まで。


実力あって、礼儀正しいフリをしていて、おまけにイケメンなので女生徒にもモテる花笠。


力のあるものが優遇され、力無き者は正しいことをしていても、虐げられてしまう。


なかなかに鬱な展開。


友の死を嘆く岩下は、意を決してわら人形を使用。


花笠は野球を模したゲームで痛めつけられた後、地獄へ落とされます。しかし最後まで自分の罪を認めず、反省することはありませんでした。


その後、暴力事件の目撃者が出現し岩下の無実は証明されましたが、そのことに対する謝罪のシーンは一切なし。


悪は裁かれましたが、死んだ室井は帰ってきませんし、そして岩下もまた、住み慣れた町を出て行くことになりました。


復讐をしても、報われることはないのですね。


 


なかなか後味の悪い(褒め言葉ですよ)エピソードでした。


地獄少女 宵伽 感想コラムのまとめ





(あにぶ編集部/星崎梓)
カテゴリ