クジラの子らは砂上に歌う 第一節 「私たちの大事な世界の全てだった」【感想コラム】

クジラの子らは砂上に歌う 第一節 「私たちの大事な世界の全てだった」【感想コラム】

独特の世界観で多くの賞を獲得した漫画『クジラの子らは砂上に歌う』が今期よりTVアニメとして放送されました。


原作は『月刊ミステリーボニータ』より2013年から現在も連載中の「少女漫画」です。


僕はPVで今作を知り、その砂漠を漂う戦艦のような「泥クジラ」と、美しいタッチの映像に惹かれ視聴を決めました。


調べていくうちに「少女漫画」ということを知ってビックリしましたが、1話を見た限りでは男女関係なく楽しめる内容でした。


Contents

1 クジラの子らは砂上に歌う 第一節 「私たちの大事な世界の全てだった」1.1 果てのない砂の海を漂流する泥クジラ1.2 書き留めることが止められない病1.3 偵察1.4 リコス2 美しくもどこか不安を感じる世界観
■クジラの子らは砂上に歌う 第一節 「私たちの大事な世界の全てだった」

果てのない砂の海を漂流する泥クジラ



「私たちの生活は、砂と風と日の光と共にあった」


その言葉の通り、舞台は「果てのない砂の海を漂流する泥クジラ」から始まります。


この世界には2種類の人間がいます。その9割を占める者が「印」と呼ばれ、「サイミア」(魔法のようなもの)を発動できる能力者です。


「印」の特徴は短命という特徴があり、物語の開始は仲間の葬儀から始まります。


書き留めることが止められない病
主人公「チャクロ」は誰かが亡くなるたびに記録したい衝動に駆られてしまう、祖父曰く「書き留めることが止められない病」を持った14歳男性。


チャクロ自身もサイミアを使える「印」ですが、扱いが上手くない為「記録係」を任されているようです。


ですがチャクロは記録に対し熱い想いを持っており、短命な「印」だからこそなのか、未来に役立つ記録を書くことを心掛けています。


偵察
画像引用元:© 梅田阿比(月刊ミステリーボニータ)/「クジラの子らは砂上に歌う」製作委員会


チャクロは「流れ島」と呼ばれる砂の海にそびえる島を発見します。


半年ぶりの流れ島の発見にチャクロを含めた、偵察隊が派遣されます。偵察を進めるチャクロはそこで、島以外で始めて人(少女)と出会います。


その少女に近づくチャクロですが、少女は突如、涙を流しながら襲い掛かってきます。


ギリギリの所でかわすも、少女は気を失います。


「人」を見付けた緊急事態に、少女を連れて偵察隊は島に戻ります。


リコス
目を覚ました少女は一度は抵抗しようとしますが、チャクロの説得に大人しく投降をします。


少女は服に書いてあった名前から「リコス」と呼ばれます。


そんなリコスを医務室に連れていきますが、リコスは長老たちの元に連れられて行ってしまいます。


追いかけたチャクロは、長老たちとリコスの意味深い会話を盗み聞きします。


聞き覚えのない言葉の数々に戸惑うチャクロですが、そこに檻から出たばかりの「オウニ」がリコスとチャクロを無理やり連れ出します。


オウニはリコスのいた島に向かうためチャクロに案内を命じ、好奇心なのか、それにチャクロが応じた所でEDを迎えます。


■美しくもどこか不安を感じる世界観

クジラの子らは砂上に歌う 第一節 「私たちの大事な世界の全てだった」【感想コラム】画像引用元:© 梅田阿比(月刊ミステリーボニータ)/「クジラの子らは砂上に歌う」製作委員会


PVを観てその美しさに惹かれた僕ですが、本編ではその広大な世界観が独特なタッチで描かれており、砂に浮かぶ泥クジラのシーンでは、その美しさに引き込まれてしまいそうでした。


ですが、ただ美しいだけでなく、この世界観からは少しばかりの「恐怖」や「不安感」が感じられました。


なにより、無印(サイミアの使えない人)に比べ、短命なことが運命付けられながらも普通に生活を送っている「印」。


僕は、そんな「印」のチャクロを始め、オウニたちからは死への恐怖が感じられず、むしろ、各々がなにかを成し遂げたいのでは?といった印象を受け、そんな不安定さにどこか惹かれていたのかもしれません。


次週からは流れ島に逃げ込む3人が描かれていくと思いますが、張り巡らされた伏線と、謎の少女リコスがどう動くのかがカギとなるのではないでしょうか。(MoA)


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2015.12.03

(あにぶ編集部/MoA)
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