「今はまだ遊んでいたい」と言う彼を好きになりました・・・どうすれば?

「今はまだ遊んでいたい」と言う彼を好きになりました・・・どうすれば?

「大好きな彼がいますが、彼は『おれはまだ遊んでいたいから、特定の彼女とつきあいたくない』と言います。わたしはどうすればいいのでしょうか」


今回はこのご相談にお答えしたいと思います。



■問題の本質はマッチポンプでしょう


この問題って、「こういう男子のことを好きになる女子が一定数いる」というところに、最大の問題があるように思います。


つまり、ごくふつうの独身男性で、かつ、特定の彼女と交際したいと切望している男子より、それなりに遊んでいる艶のある(というか、女子から見たらかっこよく見える)男子に思わず気持ちがいってしまう女子って、それなりにいますよね、ということです。


そのくせ(と言えば、女子に失礼かもしれませんが)、「わたしは、わたしのことだけを愛し、大事にしてくれる彼氏じゃないとイヤだ」と言うわけですよ。矛盾していますよね。


だからこの問題って、ある意味では、問題のある男をみずから好きになり、その男子とどうすれば満足いく交際ができるか答えを出そうとしている、いわばマッチポンプなんですよね。


じぶんで問題を起こして、どうじにじぶんで解決しようとしている、つまりじぶんで火を起こして、じぶんでその火を消そうとしている、ゆえにマッチポンプ。


そしてたいていの場合、今はまだ遊んでいたいと思っている男子と、それでも交際し、彼がじぶんのほうだけを向くように努力し、でも結果的に彼はあなただけを見ることなく、ほかの女子とも楽しく遊び、やがて「彼はわたしだけを愛してくれないんだ」と、心底ガッカリして、別れるというパターンになるのでは?


だから、この手の男とつきあってはいけません、ということではありません。その昔、たとえば平安の時代のお偉いさんは、どうじに何人もの女性とつきあっていました(『源氏物語』)。


平安の時代にあっては、ごく一部の貴族にしかできなかった遊びが、今の時代は庶民(というかごくふつうの人々)もできるようになったというだけで、昔からこのパターンの恋愛はたくさんありました。


だから遊び人とつきあいたい女子は、せめて『源氏物語』のメジャーな部分だけでも読んでおくと、女子としてどういう身のこなし方をすればいいのか、じぶんで見えてくると思うのですが、まあ古典を独力で読むというのは、この手の男を手懐けるよりもっとむずかしいことでしょうし……。


今はまだ遊んでいたいと思っている男子と、どうしてもつきあいたいのであれば、「複数の彼の彼女のなかで1番になること」を考えるしかないように思います。


彼の愛を独占しようという発想があれば、まずつきあいきれないでしょう。あなたも彼につきあいきれないし、彼もあなたにつきあいきれないはずです。


「複数の彼女がいても別にいい、そのなかでわたしは一番の座に座ってみせる」という覚悟が必要ではないかと思います。


この覚悟がないまま、彼とつきあってしまうと、源氏でいうところの桐壺さんのようにカラダを(心身を)悪くしてしまうのではないでしょうか?


もっとも桐壺さんの具合を悪くさせたのは帝であるはずですが、帝のことを責めるわけにもいかないですしね。いかに源氏が架空の物語とはいえ、一応、「帝=天皇」として読む物語でしょうから。


今はまだ遊んでいたいと言っている彼は帝ではないから、そういう彼と交際してあなたの具合が悪くなれば、あなたは彼のせいにすることができるはずですが。


なにはともあれ、「今は遊んでいたい」なんて言っている男子とつきあいたいと思っている人って、もう相談するもなにも、「なにがなんでも彼とつきあいたい」と思っているでしょうから、つきあってみてはどうでしょうか? としか言えません。


長く恋愛相談に答えているなかで、ひとつ学んだことがあります。それは、どうせじぶんが納得するような答えしか、人々は「真に読んでいない」ということです。


世の中には、大吉が出るまでおみくじを引き続ける人がいるのだから、じぶんが納得しない意見を読まない(読んだふりをする)人がいて、当然ではないかと思っています。(ひとみしょう/文筆家)


(愛カツ編集部)


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