『刑事ゆがみ』第9話「弓神適当絶体絶命」

『刑事ゆがみ』第9話「弓神適当絶体絶命」

12月7日(木)放送 あらすじ


■『刑事ゆがみ』第9話





資産家の元医師が自宅で変死体となって発見され、弓神(浅野忠信)や羽生(神木隆之介)らは現場へと急行する。被害者の薮田恒男(渡辺哲)は、熱湯が張られた風呂の中で、体に無数の傷やあざをつけられるという異様な方法で殺されていた。屋敷内の金庫の中身や高価な美術品は盗まれておらず、薮田の上着から「積年の恨み、ここに晴らす」と書かれたノートの切れ端が見つかっていたことからも、怨恨の線で捜査は進む。



薮田家に通う家政婦で、死体の第一発見者でもある石崎春菜(二階堂ふみ)によれば、薮田は随分前に妻の波江(仁科亜季子)とも別れ、息子もすでに他界しているという。薮田は友人もなく、ずっと家に籠っていたらしい。





そんな中、菅能(稲森いずみ)は、今回と似た事件を捜査した気がする、と言い出す。ほどなくそれは、横島不二実(オダギリジョー)の未完小説『聖なる夜空にサンタが舞う』と酷似していたからだと気づく。横島は自身の小説『ロイコ』そっくりの殺人事件を自演し、河合武(渋川清彦)・伊代(酒井美紀)夫妻を殺害した『ロイコ事件』の犯人であり、逮捕直前に焼身自殺を遂げていた。

一方、『聖なる夜空~』は、度重なる親の虐待に苦しんだ息子が、失踪の後に復讐する物語で、作中でも父親は風呂場で死んでいた。さらに、作中には「積年の恨み、ここに晴らす」という置手紙も出てくるのだ。

聞き込みによれば薮田の息子・晴男(鹿間康秀)も、医学部受験に失敗したことを厳しく責められて家出をしており、戸籍上は認定死亡となっていた。だが、偶然とは思えない数々の一致に興奮気味の菅能や羽生とは対照的に、何故か弓神はやる気を見せない。そこにやってきた鑑識の子門真佐子(真野恵里菜)は、ノートの切れ端から晴男の指紋が見つかったと菅能たちに報告する。





羽生と共に捜査に出かけた弓神は、今回の事件が小説を真似たものだとすれば、簡単すぎる気がする、と告げる。まるで、失踪した晴男を疑えと誘導されているようだ、というのだ。

玄関ホールにあった屋敷に不似合いなデジタル時計が気になっていた弓神は、飾ってあった写真から、そこに小さな絵が掛けられていたことに気づく。弓神は、犯人の目的がこの絵だった可能性に言及し、家政婦の春菜が怪しい、と羽生に話す。



その夜、漫画喫茶『サイレンス』を訪れた弓神は、南の島にでも行くか、とヒズミ(山本美月)を誘った。そこに羽生から電話が入る。やはり春菜は怪しいという。弓神は、春菜の取り調べに立ち会うために署に戻った。すると、ヒズミのもとに『ロイコの部屋』サイトの管理人から連絡が入り…。





取り調べを受けた春菜は、絵を盗んだことを認めた。春菜が優雅にタクシー通勤をしていたことや、薮田は金がなくなっても気づかない、などと友人に話していたこともつかんでいた羽生は、春菜を厳しく問い詰めた。すると春菜は、薮田を殺した犯人を見たと言い出す。事件の何日か前、仕事を終えてタクシーを止めた春菜は、薮田家を外から見張っている男の姿を見たというのだ。しかも、事件後に乗ったタクシーの運転手・寄道(AKIRA)も、薮田の家から飛び出してきた男を見たと春菜に話したらしい。





弓神と羽生は、寄道が勤務するタクシー会社を訪れ、ドライブレコーダーの映像を見せてもらう。が、そこには、夜道を走る映像だけで男の姿は残されていなかった。





ほどなく、薮田の体の傷が、死亡してからつけられたものであることが判明する。また、薮田が晴男の失踪当時に記した日記には、「妻を救うためなら仕方ない。生涯私は、この十字架を背負っていきていく」という記述があった。その際菅能は、横島の小説に続きがあることを羽生たちに告げる。主人公は、父を殺した後に、自分を裏切った女友だちを襲い、最後には刑事も殺害していた。





そこに寄道から連絡が入る。ドライブレコーダーの映像の一部が消されていた、というのだ。寄道が映像を見せるためにパソコンを取りに行った際、羽生は、弓神に頼まれて腹痛の薬をもらいにいっていた。細工ができたのは弓神だけだった。

同じころ、弓神は、ヒズミから自分の過去について知っていることを全部教えるよう迫られていた。南の島に着いてからすべて話す、と約束する弓神。そこに、何者かから電話が入る。





弓神は、電話の主に会うために、とある駐車場を訪れる。そこに現れたのは、横島だった。こっそり弓神を尾行していた羽生は、驚きを隠せず…。





あくる日、弓神と羽生は、菅能の命令で、晴男が失踪した当時の話を聞くために薮田の妻・波江を訪ねる。だが、波江はそのころうつ病を患っており、入院中だったという。ただ、失踪後に一度だけ晴男から電話があり、急に自殺すると言い出したらしい。波江は警察に通報したものの、その後、失踪をほのめかす置手紙が見つかったため、いまでも自殺はしていないと信じているという。その際、羽生は、薮田が残した日記の件も尋ねたが、何も思い当たらないようだった。弓神は、波江の話を聞いていて、晴男が犯人ではないと確信した、と羽生に告げるが…。





弓神と別れた後、再び寄道から電話が入る。ドライブレコーダーの映像は、自動的にセンターに転送されていたらしい。また、晴男の指紋がついていたノートの切れ端についても新たな情報があった。そもそも、このノートは晴男が使っていたものだったため、彼の指紋が付いているのはおかしくないということらしい。羽生は、子門にある人物の指紋があるかどうか調べてほしい、と頼むと、菅能に、弓神と横島が会っていたことを打ち明ける。羽生の話が信じられない菅能。だが、横島が焼身自殺したのは薮田が所有している別荘の庭だったことに気づくと…。



同じころ、ヒズミは、『ロイコの部屋』の管理人に会うために、とある団地を訪れていた。すると団地内の公園に横島の姿があった。





子門から、ノートの切れ端から横島の指紋が検出されたとの連絡が入る。それを知り、横島だと思われた焼死体は晴男のものだと推測する羽生。そうすれば、横島が生きていることも、晴男が見つからないこともすべて説明がつく、というのだ。実は弓神は、ロイコ事件で殺害された河合夫妻の第一発見者だった。しかも、横島の検視調書を作成したのも弓神なのだ。

するとそこに、ヒズミが意識不明のまま病院に搬送されたという知らせが入る。薮田の別荘近くにいた弓神は、羽生からの連絡を受け、病院に駆けつけた。



羽生は、やってきた弓神に、ヒズミが、河合夫妻のひとり娘で、事件の後、母方の姓に変えた氷川和美なのか、と尋ねた。しかし、弓神は何も答えなかった。そこに、多々木(仁科貴)がやってきて、寄道のドライブレコーダーに、薮田邸から出てくる横島らしき男の姿が映っていたと報告する。何を隠しているのか、と弓神に詰め寄る羽生。そのとき、ヒズミが奇声を上げて目を覚ました。ヒズミは、弓神のことを睨みつけると、必死にしゃべろうとした。「ヒ・ト・ゴ・ロ・シ…」。ヒズミの口の動きを見ていた羽生がつぶやいた。ヒズミは弓神を指さした。が、弓神が近づこうとすると、突然暴れ出した。病室を飛び出した弓神は、捕らえようとした羽生を倒すと、そのまま走り去り…。


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■番組情報


『刑事ゆがみ』


<放送日時>



12月7日(木)22:00~22:54


<出演>



弓神 適当・・・浅野 忠信

羽生 虎夫・・・神木 隆之介

氷川 和美・・・山本 美月



多々木 挙男・・・仁科 貴

町尾 守・・・橋本 淳



菅能 理香・・・稲森 いずみ


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