歌唱も作詞も心に響く「 meg rock 」【Creator’s File of Anime Song:File2】

『Creator’s File of Anime Song』第2回目で取りあげるクリエイターは「 meg rock 」です。ミュージシャンとして、シンガーソングライターとしてさまざまに活躍されていますね。さてさて、どのようなクリエイターなのでしょうか。


クリエイター・ meg rock にフォーカスします。


Contents

1 「 meg rock 」ってどんな人?2 創る楽曲の特徴3 発表している楽曲3.1 「clover」3.2 「空色デイズ」3.3 「恋愛サーキュレーション」3.4 「シリウス」3.5 「aventure bleu」4 「 meg rock 」をもっと知りたい方は…5 『Creator’s File of Anime Song』について
■「 meg rock 」ってどんな人?

meg rock氏は90年代後半から現在まで、主にアニソンのフィールドで幅広く活動しているアーティストです。「meg rock」という名義以外に「グミ」「g.e.m.」という名義もあります。「グミ」名義で歌われている「Catch You Catch Me」はアニメ『カードキャプターさくら クロウカード編』のOPテーマに起用されています。アニメ放送から約20年が経っている今でも人気の高い楽曲ですね。


また、岡崎律子さんとのユニット「メロキュア」の楽曲も根強い人気があります。特に、アニメ『円盤皇女ワるきゅーレ』の挿入歌として使用された楽曲「Agape」は”神曲”と称されています。


近年は作品やほかのアーティストへの楽曲提供が多くなっているように思います。花澤香菜さんや井口裕香さんなどの声優アーティストへの楽曲提供もされています。


ちなみに、meg rock氏のファンは「メグロッカー」と呼ばれているそうです。


■創る楽曲の特徴

作詞も作曲も行なうmeg rock氏ですが、やはり作詞を担当していることが多いですね。本人が歌う楽曲では「ねぇ」「もぅ」といった小文字を使用したフレーズが目立ちますね。


提供楽曲には理由(わけ)や理解(わか)ったなどのルビが振られた歌詞がよく見られます。「僕」という単語がたくさん出てくるのも特徴的です。


また、本人の歌う楽曲と提供楽曲の両方に見られる特徴としては、フレーズの語尾を伸ばす部分が多いところですね。歌詞の密度をほどほどに、語尾を大切にしている感じがあります。


これでmeg rock氏のことを大まかにわかってもらえたのではないかと思います。さて、説明はこのくらいにして、楽曲を知ってもらいましょう。


■発表している楽曲

では、meg rock氏が創った楽曲を紹介してゆきましょう。


なお、ここで紹介する楽曲は筆者の独断と偏見によって選ばれた楽曲たちです。紹介する楽曲に偏りが生じているかもしれませんが、そこは大目に見てくださいね。


「clover」
「clover」は2005年に放送されたアニメ『SoltyRei』のOPテーマとして発表された楽曲です。歌っているのはこの楽曲の作詞・作曲を担当しているmeg rock氏本人です。


この楽曲は筆者がアニソンを聴きはじめた当初に聴いた楽曲です。はじめて聴いたときのインパクトはすごかったですね。「これもアニソンなのか!」と思ったのが懐かしいです。


ありきたりな感想になりますが、本当に歌詞もメロディーも最高なアニソンだと思います。いわゆる「神曲」というやつです。2018年になった今でも、時折ふと聴きたくなってしまうアニソンの一つですね。


歌詞・メロディーともに、サビの完成度は本当に素晴らしいです。楽曲の発表から10年以上が経過していますが、そんな年月の流れを感じさせない良さがあります。


そんな「clover」のサビの歌詞(1番)を以下に掲載いたしますので、一度読んでみてください。



ねぇ この先は どこまでも不安と隣り合わせ


失くすものがなかった僕たちは もぅ いない


ねぇ いままで知らなかった おとぎ話の続き


永遠に終わらない


しあわせなら この手で つみかさねていくもの


「歌詞タイム」より引用



……どうですか?心にしみる歌詞だと思いませんか。


この歌詞ですが、アニメ『SoltyRei』を視聴したあとに聴くと、より一層心に響きます。筆者は泣きました。


「空色デイズ」



「空色デイズ」は2007年に放送されたアニメ『天元突破グレンラガン』のOPテーマとして発表された楽曲です。歌っているのは中川翔子さんです。


この楽曲はアニソンとしてかなり有名な楽曲だと思います。『天元突破グレンラガン』が放送されていた当時、筆者は小学生でした。もちろん、アニメは見ていましたが、「空色デイズ」の印象は非常に色濃く残っています。


中川翔子さんの力強い歌声がドカンと響いてくる楽曲ですね。筆者はライブで「空色デイズ」を聴いたことがありますが、あれは本当に感動しました。


meg rock氏この楽曲において作詞を担当されています。その歌詞は心をたぎらせ、情熱を燃やします。ちょっと読んだだけではそう思わないかもしれませんが、筆者は応援ソング的な歌詞だと思っています。


人は生きていくなかでさまざまな経験をします。経験のなかには辛いことや難しいこともあるでしょう。それらに立ち向かってくじけそうになったときや、立ち向かった結果として挫折を味わったとき。そんなときに「空色デイズ」を聴いてもらいたいですね。


それこそ、現在努力を重ねている受験生にこの楽曲を送りたいですね。勉強中でも、休憩中でもいいと思います。一度聴いてみてください。


きっと、「僕らなりの明日(あす)を築いていく」ことができると思います。


「恋愛サーキュレーション」
「恋愛サーキュレーション」は2009年に放送されたアニメ『化物語』のOPテーマとして発表された楽曲の一つです。『化物語』には複数のOPテーマがありますが、この楽曲は第10話(Blu-ray・DVD版第9、10話)のOPテーマとして使用されました。


歌っているのは『化物語』に登場するキャラクターの一人、千石撫子(CV:花澤香菜)です。花澤さんのかわいらしい歌声がとっても魅力的ですよ。


最初にこの楽曲を聴いたときはかなり衝撃的でした。衝撃的過ぎて、毎日何度もリピートしていましたね。今になって考えてみると、当時の筆者は”中毒”状態になっていたのだと思います。


meg rock氏この楽曲において作詞を担当されています。ちなみに、作曲・編曲は神前暁氏が担当されています。神前氏といえば、涼宮ハルヒの憂鬱の挿入歌「God knows…」の作曲・編曲を担当された方ですね。


アニソンの知識を得た今だからこそ言えますが、「恋愛サーキュレーション」、ひいては『化物語』のOPテーマは堂々の布陣で作成された楽曲たちだということですね。


さて、そんな「恋愛サーキュレーション」ですが、特にその歌詞は「千石撫子」というキャラクターのかわいさを限界まで引き出しています。いや、限界なんてないのかもしれません。


まず、出だしの「せーのっ」で心の大部分をもっていかれます。楽曲開始1秒で撫子のとりこです。そこからは、とめどなくかわいいラッシュが襲ってきます。ほら、もう”中毒”状態でしょう?


サビのかわいさは言わずもがなですが、Aメロのラップ調の部分もすっごくイイんですよね。「あっ、かわいいラップっていいな」と気づくことができる楽曲でもあります。


ちなみに、「恋愛サーキュレーション」にはカバーバージョンが存在します。カバーをしているのは、釘宮理恵さんです。「アイドルマスター」シリーズに登場するアイドル「水瀬伊織」役としてこの楽曲を歌っています。


このカバーバージョンが、それはもうヤバいんですね。もし機会があるのであれば、伊織ver.の「恋愛サーキュレーション」も聴いてみてください。脳が溶けますよ。


「シリウス」



「シリウス」は2013年から2014年にかけて放送されたアニメ『キルラキル』の第1クールのOPテーマとして発表された楽曲です。歌っているのは藍井エイルさんです。


『キルラキル』はアニメーション制作会社「TRIGGER(トリガー)」が初めて元請となって制作したテレビアニメ作品です。「TRIGGER」は「ガイナックス」に所属していたクリエイターを中心にして設立されたため、当時は非常に話題を呼びましたね。


そんな『キルラキル』のOPテーマである「シリウス」の作詞もmeg rock氏が担当しています。歌詞はとってもアツいですね。どこか「空色デイズ」に通じるところがあるように思います。


アップテンポなメロディーの助けもありますが、歌詞には疾走感もあります。前向きどころか、立ちはだかる壁をぶち抜いてゆくような歌詞は聴いていて気持ちいいですね。


筆者は2番のサビや大サビにある「未来は 全部 この手で叶える」という歌詞が好きですね。『キルラキル』のストーリーにもピッタリですし、なによりカッコいいです。


「aventure bleu」



「aventure bleu」は2018年冬アニメとして放送される「たくのみ。」のOPテーマとして発表される楽曲です。歌っているのは「たくのみ。」にも桐山真役で出演されている内田真礼さんです。


こちらの楽曲は2018年2月14日にリリースされる内田真礼さんの7thシングル『aventure bleu』の表題曲ですね。


ここまではすこし前のmeg rock氏のの楽曲ばかりを紹介してきましたが、こういった最新作でも作詞をされています。


楽曲の名前にも使用されている”aventure”はアヴァンチュールと読みますが、「冒険」という意味があります。この楽曲も、未だに知らない世界や運命に歩を進めてゆく、まさに「冒険」を明るく描いている楽曲です。


歌詞には「ドキン」「ゆらゆら」といった擬音がいくつか見られますね。擬音が楽曲の良いアクセントとなっていますね。「ドキン」などの跳ねるように歌う擬音からは「冒険」のスリルを、「ゆらゆら」などのゆったりと歌う擬音からは「冒険」ののらりくらりとした感じを演出しているように思います。


「昔のアニメはちょっと…」という方は、「aventure bleu」からmeg rock氏の楽曲に触れてみるのも良いかもしれませんね。


■「 meg rock 」をもっと知りたい方は…

ここまでで、meg rock氏についてあれやこれやと紹介してきました。


この記事でmeg rock氏に興味をもち、「もっと知りたい!」「ほかにはどんな楽曲を創っているの?」と思われた方もいるのではないでしょうか。


そういった方々のために、以下ではmeg rock氏について知ることができるサイト等を紹介しておきます。



meg rock official website: http://www.megrock.com/


meg rock Twitterアカウント: https://twitter.com/mgrck


meg rock facebookアカウント: https://www.facebook.com/mgrck


meg rock instagramアカウント: https://www.instagram.com/mgrck/


meg rock ブログ: https://mgrck.wordpress.com/



みなさんもクリエイター・meg rockに注目して、アニソン・ゲーソンを聴いてみてくださいね。


■『Creator’s File of Anime Song』について

アニソンを創るクリエイターを紹介する企画『Creator’s File of Anime Song』では、ライター・タングステンが毎回一人のクリエイターにフォーカスした記事をお届けしております。


クリエイター本人のことや創る楽曲の特徴、実際に発表されている楽曲など幅広く紹介することで、みなさんにアニソンを創る人を知ってもらいたいと思っています。


企画『Creator’s File of Anime Song』への感想は、ハッシュタグ #CFAS を添えたツイートで教えていただけると嬉しいです。


次回の『Creator’s File of Anime Song』も乞うご期待!


ピコピコだけじゃないぞ!「ヒゲドライバー」【Creator’s File of Anime Song:File1】





(あにぶ編集部/タングステン)
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