ヴァイオレット・エヴァーガーデン 第五話 感想コラム【連載】
先週の ヴァイオレット・エヴァーガーデン は、ヴァイオレットの変化が見どころの回でした。彼女が少しずつ”愛してる”に近づいている事、そして兵士から、少女へと変化している事。そしてなにより、アイリスとすこしでも理解し合えた放送回であったことが、アイリス押しの筆者とては、とても嬉しい放送回でした。
ところが第5話では、ちょっと不穏な空気の流れが気になっています。
Contents
1 ヴァイオレット・エヴァーガーデン 第五話のあらすじ2 ヴァイオレットの文章がすごく上達してる!!!3 自分の偽らないこころ4 ヴァイオレット・エヴァーガーデン 第五話の感想
■ヴァイオレット・エヴァーガーデン 第五話のあらすじ
画像引用元:©暁佳奈・京都アニメーション/ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会
C.H郵便社に舞い込んだ大きな仕事。それはとある国同士の婚姻に関する一大事業で、公開恋文の代筆をするというものだった。その仕事を任されたのはヴァイオレット。彼女は単身ドロッセル王国へ赴く。
依頼主はシャルロッテ姫。なんとなく横暴な態度で、ヴァイオレットの事を「代書屋」「機械人形のようだ」という彼女。しかし、奔放で勝手気ままに見える彼女にも、実はこの婚姻について思うところがあるようだった。そしてシャルロッテは、その思いを、同年代であるヴァイオレットにぶつけてくるのだが・・・。
■ヴァイオレットの文章がすごく上達してる!!!
シャルロッテの依頼を受けて文章を代筆するヴァイオレットですが、文章の表現力が半端なく上達していました!初めの頃のヴァイオレットの、感情にストレートな表現は、いまやすっかり消え去っています。
シャルロッテにも
「おまえ、恋文うまいじゃないの!」
と、お褒めの言葉を頂ける程に上達しています。他人事ながら、なんだかこっちまで嬉しくてニコニコになってしまいます。
■自分の偽らないこころ
画像引用元:©暁佳奈・京都アニメーション/ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会
つぎつぎとやり取りされるシャルロッテ姫とダミアン王子との公開恋文のやりとりは、内容はとても素晴らしく、戦争で疲弊した両国民の結婚ムードを盛り上げていきます。
でも、シャルロッテは不満げの様子。「こいつと、結構したくねー!政略結婚なんてまぴらごめんー!自由恋愛サイコー!」とか言い出すのか思っていたら、
「私は、あの人の本当の気持ちが知りたいの」
シャルロッテは涙を交えながらにヴァイオレットに訴えます。随分初めのイメージとは違うぞシャルロッテ!もっとこう、わがままに、自分勝手にふるまってくれないと、涙腺がゆるんでしまうではないですか!
「あなたの涙を止めて差し上げたい」
そう言ってバイオレットは相手の自動手記人形と連絡を取り、一計を案じます。それは他人に見せるため儀礼上だけの公開恋文ではなく、当人同士に本音の手紙をやり取りさせる事でした。偽わらない心のままに書いた手紙であるからこそ、本物の恋文になるんですね。
シャルロッテが最後の手紙を出した後に後悔している姿は、最初のころに見たシャルロッテとはまった別の印象を受けました。
ー恋が実りましたー
ヴァイオレットの心の声に、胸がジーンとしました。シャルロッテの花嫁姿、アルベルタさんへの感謝と思いを伝えるシーン。やっぱり今回も涙腺ゆるゆるになってしまいました。ですが・・・
今回はいつもと違う雲行きです。ライデンの港に待ち受けていたのは、怪しげな数人の男。
「貴様ッ」
ディートフリート・ブーゲンビリア大佐、つまりギルベルト少佐のお兄さんなわけですが、セリフの内容からすると、ヴァイオレットに対してかなり大きな遺恨があるようです。これは涙腺を緩めてる場合ではありませんよ!
■ヴァイオレット・エヴァーガーデン 第五話の感想
画像引用元:©暁佳奈・京都アニメーション/ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会
今回の一番の見どころといえば、やはりヴァイオレットの笑った顔ですね。初めてシャルロッテの部屋で会ったときの「作り笑顔」と、最後のシーンで見せた「本当の笑顔」。これにはこちらももらい笑顔になってしまいましたね。
「ねえ、今日本当にいい日ね。そう思わない?」
「良い結婚日和です」
このときのヴァイオレットの笑顔は、百点満点でした!
もうひとつは、今回のメインであるシャルロッテです。彼女の評価が、前半と後半では大きく変わる展開でした。初めの印象では、かなり小生意気な女だったのですが、最後にはとても愛おしい女の子に変わっていましたね。もう一度初めからアニメを見直してみると、初めの方のシーンでも、ヴァイオレットを気遣う仕草がチラホラ描かれていました。が、初見のイメージが悪かったせいか。後半まで「小生意気な女」のままでした。ごめんねシャルロッテ。
そして最後は、エンディングロールが終了してからのシーンから。ディートフリート・ブーゲンビリア大佐がライデンの港で下船するヴァイオレットを見つけると、すごい形相で食って掛かるシーン。回想シーンでは、兵士のヴァイオレットが無数の敵(?)をなぎ倒していきます。
「手紙か・・・多くの人の命を奪ったその手で・・・」
このシーンで映し出されるヴァイオレットの口元が、いつも違うように見えたのは私だけでしょうか?これはただごとではないようです。
ヴァイオレット・エヴァーガーデン 第四話 感想コラム【連載】
(あにぶ編集部/とちろうこ)
ところが第5話では、ちょっと不穏な空気の流れが気になっています。
Contents
1 ヴァイオレット・エヴァーガーデン 第五話のあらすじ2 ヴァイオレットの文章がすごく上達してる!!!3 自分の偽らないこころ4 ヴァイオレット・エヴァーガーデン 第五話の感想
■ヴァイオレット・エヴァーガーデン 第五話のあらすじ
画像引用元:©暁佳奈・京都アニメーション/ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会
C.H郵便社に舞い込んだ大きな仕事。それはとある国同士の婚姻に関する一大事業で、公開恋文の代筆をするというものだった。その仕事を任されたのはヴァイオレット。彼女は単身ドロッセル王国へ赴く。
依頼主はシャルロッテ姫。なんとなく横暴な態度で、ヴァイオレットの事を「代書屋」「機械人形のようだ」という彼女。しかし、奔放で勝手気ままに見える彼女にも、実はこの婚姻について思うところがあるようだった。そしてシャルロッテは、その思いを、同年代であるヴァイオレットにぶつけてくるのだが・・・。
■ヴァイオレットの文章がすごく上達してる!!!
シャルロッテの依頼を受けて文章を代筆するヴァイオレットですが、文章の表現力が半端なく上達していました!初めの頃のヴァイオレットの、感情にストレートな表現は、いまやすっかり消え去っています。
シャルロッテにも
「おまえ、恋文うまいじゃないの!」
と、お褒めの言葉を頂ける程に上達しています。他人事ながら、なんだかこっちまで嬉しくてニコニコになってしまいます。
■自分の偽らないこころ

つぎつぎとやり取りされるシャルロッテ姫とダミアン王子との公開恋文のやりとりは、内容はとても素晴らしく、戦争で疲弊した両国民の結婚ムードを盛り上げていきます。
でも、シャルロッテは不満げの様子。「こいつと、結構したくねー!政略結婚なんてまぴらごめんー!自由恋愛サイコー!」とか言い出すのか思っていたら、
「私は、あの人の本当の気持ちが知りたいの」
シャルロッテは涙を交えながらにヴァイオレットに訴えます。随分初めのイメージとは違うぞシャルロッテ!もっとこう、わがままに、自分勝手にふるまってくれないと、涙腺がゆるんでしまうではないですか!
「あなたの涙を止めて差し上げたい」
そう言ってバイオレットは相手の自動手記人形と連絡を取り、一計を案じます。それは他人に見せるため儀礼上だけの公開恋文ではなく、当人同士に本音の手紙をやり取りさせる事でした。偽わらない心のままに書いた手紙であるからこそ、本物の恋文になるんですね。
シャルロッテが最後の手紙を出した後に後悔している姿は、最初のころに見たシャルロッテとはまった別の印象を受けました。
ー恋が実りましたー
ヴァイオレットの心の声に、胸がジーンとしました。シャルロッテの花嫁姿、アルベルタさんへの感謝と思いを伝えるシーン。やっぱり今回も涙腺ゆるゆるになってしまいました。ですが・・・
今回はいつもと違う雲行きです。ライデンの港に待ち受けていたのは、怪しげな数人の男。
「貴様ッ」
ディートフリート・ブーゲンビリア大佐、つまりギルベルト少佐のお兄さんなわけですが、セリフの内容からすると、ヴァイオレットに対してかなり大きな遺恨があるようです。これは涙腺を緩めてる場合ではありませんよ!
■ヴァイオレット・エヴァーガーデン 第五話の感想

今回の一番の見どころといえば、やはりヴァイオレットの笑った顔ですね。初めてシャルロッテの部屋で会ったときの「作り笑顔」と、最後のシーンで見せた「本当の笑顔」。これにはこちらももらい笑顔になってしまいましたね。
「ねえ、今日本当にいい日ね。そう思わない?」
「良い結婚日和です」
このときのヴァイオレットの笑顔は、百点満点でした!
もうひとつは、今回のメインであるシャルロッテです。彼女の評価が、前半と後半では大きく変わる展開でした。初めの印象では、かなり小生意気な女だったのですが、最後にはとても愛おしい女の子に変わっていましたね。もう一度初めからアニメを見直してみると、初めの方のシーンでも、ヴァイオレットを気遣う仕草がチラホラ描かれていました。が、初見のイメージが悪かったせいか。後半まで「小生意気な女」のままでした。ごめんねシャルロッテ。
そして最後は、エンディングロールが終了してからのシーンから。ディートフリート・ブーゲンビリア大佐がライデンの港で下船するヴァイオレットを見つけると、すごい形相で食って掛かるシーン。回想シーンでは、兵士のヴァイオレットが無数の敵(?)をなぎ倒していきます。
「手紙か・・・多くの人の命を奪ったその手で・・・」
このシーンで映し出されるヴァイオレットの口元が、いつも違うように見えたのは私だけでしょうか?これはただごとではないようです。
ヴァイオレット・エヴァーガーデン 第四話 感想コラム【連載】
(あにぶ編集部/とちろうこ)