遠藤憲一「禁酒は僕の家族愛。お酒は止めてドラマに臨んでいます」

遠藤憲一「禁酒は僕の家族愛。お酒は止めてドラマに臨んでいます」

オトナの土ドラ『家族の旅路』


■新年早々の一大決心とは!?


毎週土曜日に放送中のオトナの土ドラ『家族の旅路 家族を殺された男と殺した男』。主演の滝沢秀明さん演じる、青年弁護士・浅利祐介が関わる、死刑囚・柳瀬光三役を演じている遠藤憲一さん。回を追うごとに祐介と柳瀬の関係性が紐解かれる撮影が進むお忙しい中、お話を伺いました。まずは新年早々に起きた、ご本人にとっての一大決心の話から…。





――先日のドラマ制作発表で、「皆さんにとっての“家族”という存在は?」の質問の流れで、「女房へ恩返ししたい」という発言をされていました。その後、何か恩返しはされましたか?



今年の1月からお酒を止めました。僕は何十年間も毎日飲んでいたから、これは相当凄いことだと思います(笑)。実は、元日に新年会でかなりの深酒をしてしまい、女房と今までにないぐらいのケンカになったんです。過去に僕が酒でやらかしたことを全部羅列されて、「お酒を止めるか、家を出るか、どちらかで!」というところまでね(苦笑)。なのでそこからは一滴も飲んでないです。これが女房にした唯一の恩返しじゃないかな。



――お酒を止めて、周囲も驚いているのでは?



今は仕事が終わってからノンアルコールビールで、気分は飲んでいる感じだけど、なんとなく高まらないよね(苦笑)。でも女房には、「よかったね」って言われます。今までの酒は、最後は記憶のない高まり方だったから(笑)。でも、場は好きなので飲み会には行ってます。この前も2時間でノンアルコールビールを4本位飲んでいたら、「お前、飲むなー」ってね。





■制約がある中の表現。だからこの役は、油断したらダメなんです


――現在放送中のオトナの土ドラ『家族の旅路 家族を殺された男と殺した男』では、死刑囚・柳瀬光三役という難しい役どころを演じられています。



柳瀬は死刑囚として過去に何故、3度も再審請求をしているのか? という理由が紐解かれていくのですが、滝沢くん演じる祐介に対して、柳瀬の二重、三重の複雑な気持ちが絡んでいるのが難しいです。ただ、演じがいはあります。



――自分の人生を投げうってまで秘密を守ろうとする柳瀬という男をどう理解していますか?



今までいろんな役をいただいていますが、実体験した役はほとんどないですし、人間の心の気持ちと動きを何かに置き換えたり、そういう場面に直面したら? など、自分で想像しながら行くしかないんです。柳瀬は命がけでウソをついていて、それでも澤田さん(片岡鶴太郎)に見破られそうになるんですが、その瞬間で起きた自分の感情を元に演技をすることもあります。今回の役はできる限り、深く深く探りながらやっていく感じです。



――限られた空間での拘置所のシーンは、表現等も大変ですか?



監督が撮り方を工夫してくださったりしていますが、演技の上でも同じ感じにはならないように気をつけています。同じ(拘置所の)ガラス越しの会話でも展開は進んでいくので、心の演技を変えたり、制約がある中で表現しています。

でも、だからこそ油断したらダメなんです、この役は。みんなと雑談して本番を迎えれば、それ相応のことはできるだろうけど、制約の中で同じことの繰り返しになってしまうと僕は思うんです。だからそこはなるべく集中して、自宅で練習しているときもそうですが、“もうひとつ先の表現を”ということで常に悩んでいます。でもこの役の醍醐味ではあります。



――今まで犯人役も多く経験され、積み重ねたものから出されていると思いました。



やり慣れているとか、そんな役は今までひとつもないです。いつもいつも壁にぶち当たりながら、前にやったような表現ではない、違うものを常に探し続けています。


■20代には自分でも見えてないと思う。でも、若い頃の柳瀬もやりたかった!!





――今回、若い頃の柳瀬光三も演じていますね。



回想シーンの部分は、悩みは抱えているけど、ストイックに演じるというよりは、まだ事件に直面していない頃の事なので、少し心を軽くして、深く入り込まないように演じています。



――20代後半を今、演じるということには?



スタッフさんには本当に協力していただき、ウィッグ製作協力もアデランスさんにお願いして快諾していただきました。でもまぁ、自分でも、20代には見えているとは思えないよね。少しだけ若く見えるかな?ってぐらいかな(苦笑)。

でも、若い頃の柳瀬光三をやらせてもらえなければ、この役の面白みは少ないと思ったんです。ですから最初にこのお話をいただいた時、プロデューサーに、「若い頃は(自分が)やれますか?」と伺いました。このドラマは過去にとても比重があり、その部分がちゃんと表現できていないと成立しない。あとは視聴者の方に慣れてもらうしかない、ウィッグ被っているときは、若い時ってね(笑)。



――物語が中盤に入ると、祐介と柳瀬の関係性も徐々に紐解かれていきます。



実際、柳瀬だけの話ではなくて、周りに関わる人たちもみんな秘密を持っていて、その辺りも明らかになってきます。このドラマは家族愛がテーマになっていて、その中で祐介の養父母の愛し方が、深い家族の愛だと思う方もいらっしゃるだろうし、もしかしたら柳瀬のような死刑を背負ってでも秘密を守ろうとする、それが深い家族の愛だと思う方もいるかもしれない。視聴者の方がそれぞれの価値観の中で、“家族愛の形”を少し考えてくださる時間があると嬉しいなと思います。



――奥様への家族愛も禁酒で続行中ということですね。



そういうことになりますね(笑)。


見逃し配信はコチラから


■番組情報


オトナの土ドラ『家族の旅路 家族を殺された男と殺した男』


<放送>



毎週土曜23時40分~24時35分


<出演>



滝沢 秀明

谷村 美月

横山 めぐみ

益岡 徹

いしのようこ

長谷川 純

目黒 祐樹

小林 タカ鹿

石丸 謙二郎

朝加 真由美

片岡 鶴太郎(特別出演)

遠藤 憲一


カテゴリ