ヴァイオレット・エヴァーガーデン 第七話 感想コラム【連載】
前回はイケメン男子のリオンとロマンチックな夜空でのストーリーでしたが、筆者的には今までの ヴァイオレット・エヴァーガーデン のカラーとは少し違っていたお話でした。
しかし今話は、ほとんどすべてが涙腺大崩壊のストーリー展開となっていました。毎回それとなく泣かしてくれますが、第七話はガチ泣きでしたね。
Contents
1 ヴァイオレット・エヴァーガーデン 第七話のあらすじ2 ヴァイオレットの料理の腕前は?3 大切な人と別れるという事4 ギルベルト少佐の消息を知ってしまうヴァイオレット5 ヴァイオレット・エヴァーガーデン 第七話感想
■ヴァイオレット・エヴァーガーデン 第七話のあらすじ
公開恋文以降、ヴァイオレットの仕事も順調。多くの依頼があるようになる。そんな中、ゲネトリクス国ロズウェル地方在住の有名な舞台脚本家の代筆の仕事を請け負う事になる。
依頼者が住む山荘へ訪れたヴァイオレットを迎えたのは、無精ひげを生やした酒に浸る脚本家だった。彼の名はオスカー・ウェブスター。彼は彼自身に起きた不幸な出来事によって、あたらしい脚本を書けなくなった事をヴァイオレットに告げる。
彼は不幸な出来事を境に、脚本が上手く執筆できなくなってしまった。彼もヴァイオレットと同じように、愛するものを失い、喪失感に苦悩するひとりだった。
■ヴァイオレットの料理の腕前は?
画像引用元:©暁佳奈・京都アニメーション/ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会
第七話では、今まで軍人として無骨な生活してきたヴァイオレットが料理にチャレンジするシーンがありましたね。お店の人にきちんと作り方を聞いてはいましたが、卵の黄身の意味が少々分からなかったご様子でした。大丈夫か!ヴァイオレットちゃん!!
山荘に戻ってからの台所での料理は、卵を上手く割れないなどちょっとアレな感じでしたが、料理が上手く出来ないヴァイオレットの様子はとてもイイ!とてもかわいく見えたのは私だけではないハズです!
肝心の料理の出来栄えでしが、オスカーは
「まあ、はじめてにしては上出来じゃないか。」
どうもまったくダメな感じですね。カルボナーラが大きな塊になってましたし・・・。なんでもできるヴァイオレットですが、料理はどうやらダメみたいですね。
■大切な人と別れるという事
画像引用元:©暁佳奈・京都アニメーション/ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会
ヴァイオレットはこの7話までに随分と強く成長しているのを感じています。かつてはすべての事に無関心で、その無関心度合いといったら、自分にすら関心のない様子。唯一関心のある事といえば、ギルベルト少佐の事だけ。そんなヴァイオレットですが、今回も大きな変化が見て取れました。
「大切な人と別れるという事は、二度と会えないという事は、こんなにも寂しく、こんなにも辛いことなのですね。」
オスカーの話を聞いて、ヴァイオレットはこう言いました。ギルベルト少佐以外のあらゆる事柄に無関心だった彼女が、目の前にいる男の心からの喪失感に触れて、そして彼女はそのことに涙を流していました。彼女は、「大切な人と別れる」事になったオスカーと、ギルベルト少佐に会えない自分の喪失感とを重ねていました。
その夜、ヴァイオレットはひとり寝室で、ギルベルト少佐から貰ったブローチに優しくキスをしています。このときのヴァイオレットの喪失感とギルベルト少佐を恋しがる気持ちとを考えたとき、筆者の涙腺も我慢の限界を超えてしまいました。
ヴァイオレットの無関心からいたわりへ。そして愛してるの意味へ近づいていますね。
■ギルベルト少佐の消息を知ってしまうヴァイオレット
今回はラストに事件が待っていました。ヴァイオレットがオスカーとところからライデンに戻ってきたところで発生します。彼女はライデンの港で懐かしい人に出会います。そこでヴァイオレットは、彼女が知りたくはなかった現実について、驚くほど自然な形で知ることになります。それは、自然であるがゆえに、当事者にとってはより残酷で無慈悲な現実の受け入れ方であるかもしれません。
無慈悲な命令でも遂行できる軍人から、女性へと心が変化しつつあるヴァイオレットにとって、この現実はおそらく受け入れがたい事実に違いありません。
■ヴァイオレット・エヴァーガーデン 第七話感想
画像引用元:©暁佳奈・京都アニメーション/ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会
今回の第七話は最初から最後まで悲しいシーンで統一されていましたね。オスカーのシーンでも、最後こそモヤモヤが晴れますが、全体的に涙なしでは語れないストーリーでした。ヴァイオレットを見送りにきてくれたオスカーがヴァイオレットにこう言います。
「君は死んだ娘の、”いつかきっと”を叶えてくれた」
オスカーのヴァイオレットに対する最大の感謝を言葉で表したものだったに違いありません。しかし、この言葉が、船の中で一人になったヴァイオレットを暗い過去の中へ追い詰める事になりました。
「武器として人を殺めてきた私が、それでいいのですが?」
「私は誰かの”いつかきっと”を、奪ったのではないのですか?」
船室でひとり悩むヴァイオレット。第一話でホッジンズが言った「君は燃えあがっている事をまだ知らない」の言葉に、今のバイオレットは「燃えています」と叫び声にも似た声で返していました。
一人悩むバイオレットですが、この船を降りた後、彼女を更なる不幸が襲いかかります。それは是非、アニメ本編を御覧頂いて、あなた自身の目ですべての内容を確かめて下さい。
ヴァイオレット・エヴァーガーデン 週刊感想コラムのまとめ
(あにぶ編集部/とちろうこ)
しかし今話は、ほとんどすべてが涙腺大崩壊のストーリー展開となっていました。毎回それとなく泣かしてくれますが、第七話はガチ泣きでしたね。
Contents
1 ヴァイオレット・エヴァーガーデン 第七話のあらすじ2 ヴァイオレットの料理の腕前は?3 大切な人と別れるという事4 ギルベルト少佐の消息を知ってしまうヴァイオレット5 ヴァイオレット・エヴァーガーデン 第七話感想
■ヴァイオレット・エヴァーガーデン 第七話のあらすじ
公開恋文以降、ヴァイオレットの仕事も順調。多くの依頼があるようになる。そんな中、ゲネトリクス国ロズウェル地方在住の有名な舞台脚本家の代筆の仕事を請け負う事になる。
依頼者が住む山荘へ訪れたヴァイオレットを迎えたのは、無精ひげを生やした酒に浸る脚本家だった。彼の名はオスカー・ウェブスター。彼は彼自身に起きた不幸な出来事によって、あたらしい脚本を書けなくなった事をヴァイオレットに告げる。
彼は不幸な出来事を境に、脚本が上手く執筆できなくなってしまった。彼もヴァイオレットと同じように、愛するものを失い、喪失感に苦悩するひとりだった。
■ヴァイオレットの料理の腕前は?
画像引用元:©暁佳奈・京都アニメーション/ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会
第七話では、今まで軍人として無骨な生活してきたヴァイオレットが料理にチャレンジするシーンがありましたね。お店の人にきちんと作り方を聞いてはいましたが、卵の黄身の意味が少々分からなかったご様子でした。大丈夫か!ヴァイオレットちゃん!!
山荘に戻ってからの台所での料理は、卵を上手く割れないなどちょっとアレな感じでしたが、料理が上手く出来ないヴァイオレットの様子はとてもイイ!とてもかわいく見えたのは私だけではないハズです!
肝心の料理の出来栄えでしが、オスカーは
「まあ、はじめてにしては上出来じゃないか。」
どうもまったくダメな感じですね。カルボナーラが大きな塊になってましたし・・・。なんでもできるヴァイオレットですが、料理はどうやらダメみたいですね。
■大切な人と別れるという事

ヴァイオレットはこの7話までに随分と強く成長しているのを感じています。かつてはすべての事に無関心で、その無関心度合いといったら、自分にすら関心のない様子。唯一関心のある事といえば、ギルベルト少佐の事だけ。そんなヴァイオレットですが、今回も大きな変化が見て取れました。
「大切な人と別れるという事は、二度と会えないという事は、こんなにも寂しく、こんなにも辛いことなのですね。」
オスカーの話を聞いて、ヴァイオレットはこう言いました。ギルベルト少佐以外のあらゆる事柄に無関心だった彼女が、目の前にいる男の心からの喪失感に触れて、そして彼女はそのことに涙を流していました。彼女は、「大切な人と別れる」事になったオスカーと、ギルベルト少佐に会えない自分の喪失感とを重ねていました。
その夜、ヴァイオレットはひとり寝室で、ギルベルト少佐から貰ったブローチに優しくキスをしています。このときのヴァイオレットの喪失感とギルベルト少佐を恋しがる気持ちとを考えたとき、筆者の涙腺も我慢の限界を超えてしまいました。
ヴァイオレットの無関心からいたわりへ。そして愛してるの意味へ近づいていますね。
■ギルベルト少佐の消息を知ってしまうヴァイオレット
今回はラストに事件が待っていました。ヴァイオレットがオスカーとところからライデンに戻ってきたところで発生します。彼女はライデンの港で懐かしい人に出会います。そこでヴァイオレットは、彼女が知りたくはなかった現実について、驚くほど自然な形で知ることになります。それは、自然であるがゆえに、当事者にとってはより残酷で無慈悲な現実の受け入れ方であるかもしれません。
無慈悲な命令でも遂行できる軍人から、女性へと心が変化しつつあるヴァイオレットにとって、この現実はおそらく受け入れがたい事実に違いありません。
■ヴァイオレット・エヴァーガーデン 第七話感想

今回の第七話は最初から最後まで悲しいシーンで統一されていましたね。オスカーのシーンでも、最後こそモヤモヤが晴れますが、全体的に涙なしでは語れないストーリーでした。ヴァイオレットを見送りにきてくれたオスカーがヴァイオレットにこう言います。
「君は死んだ娘の、”いつかきっと”を叶えてくれた」
オスカーのヴァイオレットに対する最大の感謝を言葉で表したものだったに違いありません。しかし、この言葉が、船の中で一人になったヴァイオレットを暗い過去の中へ追い詰める事になりました。
「武器として人を殺めてきた私が、それでいいのですが?」
「私は誰かの”いつかきっと”を、奪ったのではないのですか?」
船室でひとり悩むヴァイオレット。第一話でホッジンズが言った「君は燃えあがっている事をまだ知らない」の言葉に、今のバイオレットは「燃えています」と叫び声にも似た声で返していました。
一人悩むバイオレットですが、この船を降りた後、彼女を更なる不幸が襲いかかります。それは是非、アニメ本編を御覧頂いて、あなた自身の目ですべての内容を確かめて下さい。
ヴァイオレット・エヴァーガーデン 週刊感想コラムのまとめ
(あにぶ編集部/とちろうこ)