ポプテピピック 第9話「奇跡とダンスを」【感想コラム】

ポプテピピック 第9話「奇跡とダンスを」【感想コラム】

アバンギャルドまっしぐらなアニメ『 ポプテピピック 』も今回で第9話となりました。信者もアンチもどちらでもない人もアニメの試聴を続けていますか?今回は少しグローバルな回でしたね。15分×2回のなかでさまざまな言語が登場していました。


そして、今回は映画、特に洋画ファンを狙い撃ちにしたかのような回でしたね。洋画のパロディネタがたっぷりと仕込まれていました。もちろん、ほかにもさまざまなパロディがありましたよ。


それでは、早速第9話を見てゆきましょう!


Contents

1 ネイティブの流暢なことば2 相変わらずフランスをdisる「JAPON MiGMON」3 アイドルマスターから更なる犠牲者、『ハイキュー』コンビも4 アニメ『 ポプテピピック 』第9話「奇跡とダンスを」の感想
■ネイティブの流暢なことば

画像引用元:© 大川ぶくぶ/竹書房・キングレコード


いきなりはじまった「バラバラタイちゃん」に衝撃を受けた矢先、洋画チックなパートがはじまりましたね。非常に流暢な英語がペラペラと話されだしたのもビックリしました。ポプ子とピピ美はどこに行ったんだ?


…と思っていると、すぐに出てきました。『ゴーストバスターズ』的な格好をして!


背中に見覚えのあるものを背負い、ゴーストではなくチンピラを吸い込んでいました。さらに、そのあとに登場したハンバーガーショップには「ロボコップ」や「T-800」と思しきキャラクターがいましたね。


BGMもどこかで聞き覚えがあるようなものが多かったですね。ちょっと出てくるワンシーンにもオマージュが見え隠れしていました。


しかし、本当に驚くことになったのはBパートでした。例のごとく再放送が行なわれるわけですが、Bパートでは英語の代わりにウチナーグチでした。Bパートのはじめはどこの言語かわかりませんでしたが、随所に聞こえる日本語と特徴的な語尾からウチナーグチだとわかりました。ちなみに、ウチナーグチは沖縄の方言のことです。


こちらも英語同様に実に流暢なウチナーグチでしたね。それもそのはず、Bパートでウチナーグチを披露されていた方は沖縄出身の声優である下地紫野さんと新垣樽助さんです。下地さんは現在放送中のアニメ『ハクメイとミコチ』でミコチ役を演じられている方ですね。ウチナーグチの翻訳も沖縄出身の俳優、劇作家、演出家である新垣正弘さんが担当しています。ウチナーグチへの熱意が伺えますね。


■相変わらずフランスをdisる「JAPON MiGMON」

英語、ウチナーグチと多様な言語が登場しましたが、さらにフランス語も出てきましたね。ここ数回の放送では割と登場している「JAPON MiGMON」です。今回もまたフランスを批判的にとらえたクリティカルなネタが披露されていました。


今回のネタはフランス料理の自虐でした。いつもの彼曰く、味は美味しいけどニオイがちょっとアレなものが多いらしいです。観光客が「せっかくだから」といって料理を頼んだまでは良いものの、ニオイがキツくて食べるのを断念してしまい、結局普段から食べ慣れている自分の国の料理を食べてしまうみたいですね。


ポプ子とピピ美が注文した料理はそれぞれ個性的なニオイがすることで有名な料理だそうです。ポプ子が注文したのは「La salade au Maroilles chaud」(サラダ ドゥ マルワル ショ)、ピピ美が注文したのは「L’andouillette corsée」(アンドゥイエット コルセー)という料理ですね。


前者はマロワールチーズというチーズを使ったサラダのことで、そのチーズが得も言われぬニオイを醸し出すようです。後者は腸モツソーセージです。腸の腸詰め、つまり100%モツです。調理過程で適切な処理を行なえばある程度臭みは取れるそうですが、まあお察しです。


■アイドルマスターから更なる犠牲者、『ハイキュー』コンビも

ポプテピピック 第9話「奇跡とダンスを」【感想コラム】画像引用元:© 大川ぶくぶ/竹書房・キングレコード


さて、こんな感じにグローバルな回であった第9話の声優さんはどなただったのでしょうか?


Aパートではポプ子役を中村繪里子さん、ピピ美役を今井麻美さんが演じられていましたね。この2人と言えば、『アイドルマスター』ですよね。天海春香と如月千早のコンビ、いわゆる「はるちは」です。それなりに長くプロデューサーをやっている筆者的には何度も聞いている声なので、今回の起用には驚きました。


2人が演じるポプ子とピピ美ですが、ずいぶんと毒気が抜けており、「あれ?ポプテピってかわいい百合アニメじゃね?」と勘違いしてしまいそうになるくらいにはかわいかったです。かわいいと思ってしまった自分が悔しいです。


Bパートはポプ子役を斉藤壮馬さん、ピピ美役を石川界人さんが演じられていました。こちらの2人は『ハイキュー』をはじめ、多数の作品で共演されていますね。また、2人はプライベートでも仲が良いらしく、その様子がWebラジオ等で語られることもありますね。


この2人が演じたBパートはアドリブ連発でした。「見つけたぞクソリプ野郎」「手間かけさせやがって」というパンチの効いたセリフや、「ハードラックとダンスっちまった」「ハチロクはドライバーを育てるクルマ」というパロディネタなどが盛り込まれていましたね。2人で一緒に収録したことがよくわかるような掛け合いがされており、見ていてとても楽しかったです。


■アニメ『 ポプテピピック 』第9話「奇跡とダンスを」の感想

ポプテピピック 第9話「奇跡とダンスを」【感想コラム】画像引用元:© 大川ぶくぶ/竹書房・キングレコード


今回は実に国際的な回でしたね。グローバル化が叫ばれる昨今に適応した素晴らしい回だったのではないかと思います。ことばの多様性がよくわかりましたね。


第9話を見終わってふと思ったのですが、『ポプテピピック』は毒気が抜けて狂気が足りなくなってゆくほどにNHK教育っぽい内容になっているような気がします。筆者の気のせいかもしれませんが、なんだかそんな感じがします。


ただ、「ボブネミミッミ」は相変わらず狂気に満ち溢れていました。


来週は第10話が放送されますが、どういった内容になるのでしょうか?


次回も楽しみですね!


ポプテピピック 週刊感想コラムのまとめ





(あにぶ編集部/タングステン)
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