タカさん&ミッツが泣き笑い。柳沢慎吾の「大物芸能人にビビった話」

タカさん&ミッツが泣き笑い。柳沢慎吾の「大物芸能人にビビった話」

5月7日(月)放送


■お笑いチャンピオンの柳沢慎吾さん


MCを務める石橋貴明さんとミッツ・マングローブさんが、少し昔のさまざまなカルチャーをテーマに、ゲストを招いて“勝手に語り継ぐ”トーク番組。第4回目の放送テーマは俳優の柳沢慎吾さんを迎えた「俺がビビった大物芸能人」。



MCの2人の背後のガラス窓をノックし、手を振る柳沢慎吾さん。人懐こい笑顔についつい微笑んでしまいますが、圧倒的な表現力で披露される一人芝居は長尺なのが玉にキズ。挨拶もそこそこに、タカさんは悪い予感が頭をよぎります。念を押すようにじっと慎吾さんの目を見て「(収録は)1時間でいいからね!」。





すると、慎吾さんは意外そうな顔をして「いや、みんなタク送(タクシー送迎)入るよ」。スタッフ全員を見渡しのけぞりながら笑いました。慎吾さんには誰も敵いません。



タカさん(石橋貴明)と慎吾さんは、学生時代から素人お笑い番組に出演し、お互いの存在を認知してきた仲。



慎吾さんは『ギンザNOW 素人コメディアン道場』の19代目のチャンピオンで、タカさんは高3のときに『TVジョッキー』の3代目チャンピオン。



タカさん「竹中(直人)さんが初代チャンピオン、2代目の人はプロにならなかったけど、3代目が俺で、3人でグランドチャンピオンをやって俺が勝つの(ミッツさんにドヤ顔)」



ちなみにその後、慎吾さん、木梨憲武さんも歴代チャンピオンになっています。



タカさん「なのに、しばらくしたら『ふぞろいの林檎たち』に出てて。うわ~、慎吾ちゃんすっげえや!って」



慎吾さんは手を叩いて笑いながら、収録現場にとんねるずの2人が取材に来てくれたエピソードを披露します。タカさんは懐かしそうに聞きながら、あのとき「慎吾ちゃんとはもうこんなに離れてしまった~!」と思ったそうです。


■本当に怖かった若山富三郎さん


テーブルに乗ったメニュー表には、恐らく慎吾さん手書きであろう「俺がビビった!大物芸能人」のリスト。性格が表れている几帳面な文字のリストを見つめながら、いよいよ柳沢慎吾劇場の幕が開きます!



ミッツ「じゃあ、タカさん選んでください」

タカ「僕はお会いしたことないんですけど、若山富三郎さん」





披露したのは、慎吾さんは25歳ごろ、松方弘樹さん主演の『遠山の金さん』で同心役として出演したときのエピソード。京都の東映撮影所で撮影が終わってご飯を食べに行こうとしたときのことです。撮影が終わったのでご飯を食べようとスタジオを出たところ、取り巻きを10人ほど連れた若山さんとすれ違ったので挨拶をしたそう。



慎吾さん「僕は(満面の笑みで)チィーッス! って言ったの。そしたら(かすれた声で)『おうっ!(無礼な振る舞いに怒り、震えながら指をさす)』っていうから、僕、もう一回チィーッス!」って言ったの(笑)」



信じられないといった表情で口をパクパクさせた若山さん。慎吾さんは気付かずそのままご飯を食べに行ってしまったから、さあ大変。そのあと、撮影所の特別室に呼び出されます。



事の重大さに怯えながら、自己紹介をする慎吾さん。しかし、若山さんは無言で、身を乗り出してじっと目を見つめてきます。身がすくむほどの眼力。いたたまれなくなったので会釈して帰ろうとすると、「(かすれた声で)おい、ヤナギ“ザワ”シンゴ。そこへ座れよ」と一言。



撮影時間が30分遅れていたため、事態を察した主演の松方さんが登場。慎吾さんは、タカさんを若山さんに見立てて膝を軽く叩き、明るく軽やかなしゃべり口の松方さんを演じます。



松方さん「いやあね、富にい。こいつは柳沢慎吾って言ってね、今『遠山の金』さんに出てもらってるんですよ」



席を移動して今度は若山さん役。



若山さん「(低く、かすれた声)わかってるよ、弘樹。だから今コイツと喋ってたじゃねえか」



慎吾さんはすかさず素に戻って「何も喋ってないの(笑)」。



2人は大爆笑。ミッツさんは笑いすぎて時折目の端をぬぐっています。松方さんの助け舟で一時はピンチを乗り切りますが、撮影に入るとまたまた若山さんと一悶着。結局、この撮影は中止になってしまいました。



驚きの結末に、タカさん&ミッツさんの口は開きっぱなし。その表情をみて「本当に怖かったよ~」と語る慎吾さんでした。


■怖いのに笑っちゃう大物芸能人とのエピソード


ここまで、放送開始から約10分。すでに頬の筋肉が痛いのですがまだまだこれから。慎吾さんはジャケットを脱ぎ、指で額の汗をぬぐいます。



続いて、『わかめラーメン』のCMでおなじみの石立鉄男さん。撮影現場の出会いのシーンでは、階段を上がるとともにトレードマークのアフロヘアが浮き上がってくるパントマイムを披露します。深夜番組で石立さんのものまねをした翌日、エレベーターで遭遇しますが、ドアが閉まる寸前だったのでカミナリを落とされずに済んだ話も。



また、渡哲也さんとはNHKのドラマで共演。休憩中に渡さんと初めて会話をします。とても緊張したそうです。



渡さん「しんちゃん、故郷(くに)はどこだ?」

慎吾さん「(え、日本っていったらぶっ飛ばされるかな? と思いつつ)小田原です」

渡さん「いいところだな、兄弟は何人いるんだい?」

慎吾さん「2人です。3つ上の姉が」

渡さん「中1のとき中3だな」

慎吾さん「はい!?」



意味不明のひとことに固まりつつ、濡れた衣装を変えると席を立ったが、替えの衣装がありません。



渡さん「おい、しんちゃんの衣装はどうした?」

スタッフ「今日1日、この衣装です」

渡さん「なにぃ?(『西部警察』の大門警部のように銃を撃つ仕草)」



過剰すぎる演出と一人芝居に爆笑するタカさん&ミッツさん。そのあとタカさんが一緒に麻雀をしたときの渡さんのダンディぶりを紹介しました。





■視聴者参加の新コーナー『こつぶとんねる』


視聴者から寄せられた「ちょっと懐かしいアレコレ」を検証するコーナー。今回は、「ラテカセってまだありますか?」という声に応えます。



『ラテカセ』は1970~80年代に発売された、ラジオ、テレビ、カセットが再生できる家電製品。家電販売店では購入できなかったため、ヤフオクで『SONYジャッカル300』を購入し現代のシステムでも動くように操作。スタジオできちんと動く姿を見たタカさんは「今、これ持っていたらかっこいいかも」とその性能の高さに興味津々でした。


■ショーはさらに熱を帯びていく


手で拭っていた汗も徐々におしぼりになり、メイクが落ちて素顔に近くなっている慎吾さん。でも、またまだ「劇場」の幕は降りません。



後輩の自分に深々と頭を下げて挨拶する紳士な姿勢、ゆったりと優雅な動き、ニヒルな表情に「俺、見てるだけでもぽ~っとしちゃってさ」と興奮した舘ひろしさんの話。楽屋では満腹なのに石原軍団名物のおはぎを無理やり詰め込んだことや、別れ際がカッコ良すぎた目黒のとんかつ屋のエピソードも披露。



タカさんも負けじと一緒にゴルフに行ったときの話を公開します。



また、17歳のときに大原麗子さんの作品にエキストラで出演した話では、「(ガヤガヤしている雰囲気は)パントマイムでいいのよ」と言われ本当に壁を伝うパントマイムをして激怒された慎吾さん。「重い芝居を撮っていたのに(カメラのフレームに)手が入ってきちゃって」。



「ほらー、1時間経ってる!」タカさんに指摘されると、タオルで鼻の下の汗を拭い「すぐ終わるやつ(笑)」と約束して、最後の1本を披露。



日本映画界の重鎮・萬屋錦之介さんと初対面したときのこと。



慎吾さん「『遠山の金さん』で同心の狭間半平太を演じます、柳沢慎吾です」



すると鏡越しにこっちを見た萬屋さん。眼光が鋭く怖い印象があったそうですが「よろしく~!」と一言。あまりに高く軽やかな声で拍子抜けしたといいます。





「(早くても)ネタでしょう、これもどうせ」とタカさんが言うと、慎吾さんは立ち上がり「本当なんだって!」。その時の再現をもう一幕、というところで今回の放送はおしまいでした。



慎吾さんだけにしかできないこの芸の面白さは国宝級。タカさんとミッツさんは「早くしてよ~」と言いながら、本当はずっと見ていたかったはず。ぜひ続編を期待したいです!



文=パンチ広沢


■番組情報


『石橋貴明のたいむとんねる』


<放送>



毎週月曜23時~23時40分


<出演>



石橋貴明、ミッツ・マングローブ

ゲスト:柳沢慎吾


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