山崎樹範「佐野史郎さんの演技を見たときに気持ちが変わりました」

山崎樹範「佐野史郎さんの演技を見たときに気持ちが変わりました」

オトナの土ドラ『限界団地』


■「感情的にならないと、佐野さんのイメージされた世界観の住人になれない」





現在放送中の、オトナの土ドラ『限界団地』(毎週土曜日 23時40分~24時35分)。主演・佐野史郎さん演じる寺内誠司と同じ団地に住む、自治会長・金田哲平役を演じている山崎樹範さん。金田は昼間からスウェット姿でいる無気力なフリーターで、自分の利益になる事ならなんでもする小悪党です。寺内と金田が絡むシーンはドラマのいいスパイスにもなっています。


――撮影も進み、改めて金田役に感じていることはありますか?


撮影に入る前のイメージでは、金田は変わり者の団地住人の中でも、おとなしくてどこか冷めた感じでいようと思っていたんです。ただ撮影が始まり、佐野さんの演技を見たときに気持ちが変わりました。佐野さんのお芝居や感情のふり幅が凄いんです。寺内と一緒にいる時に、金田は普通の感情でいることが果たしていいことなのか? と感じました。


――佐野さんのお芝居を見て、気持ちが変わったんですね。


はい、こちらももっと感情的でいいのではと思うようになりました。なので、大きな声でセリフを言ったりもしています(笑)。でも、本当にそれぐらいやらないと、佐野さんがイメージされた世界観の住人にはなれないという気がしたんです。


■佐野さんの“牙を隠している感”を常に感じる





――その佐野さんとは、過去に何度か共演されているそうですね。


とてもきっちりされた大人の方という印象があります。ただ、“牙を隠している感”を常に感じるんです。佐野さんが出演している作品を見ても、(佐野さんの役は)きっとなにかあるぞ、みたいな感じで見ています(笑)。そして、何よりも今回の寺内役はぴったりだと思います。人前でニコニコしている姿と一人でいる時のギャップがとても怖いですからね。


――ドラマの舞台は“団地”です。団地にまつわる思い出はありますか?


父方と母方の祖母が団地に暮らしていて、幼少の頃、よく双方の家に遊びに行っていたんです。子供だったので、“窓の数だけ人がいるんだ、ちょっと怖いな”なんて思っていましたね。おそらく祖母が団地に住み始めた頃は、寺内が言うところの夢のニュータウンで、近所付き合いも盛んな時代だった思います。そういうの、今もあってもいいですよね…。だから寺内の言っていることはやり方が悪かっただけで、基本は間違ってないんです。そのあたりが反映されている、(ドラマの)テーマもいいなと思います。


――回を追うごとに、金田は寺内の恐ろしさに気付いていきます。





趣味が盗聴とか、変なところで好奇心が旺盛なところがあって、危ないとわかっているのに、やたら寺内のやることに首を突っ込んでいるんですよね。でも、金田は嫌々言いながらも自治会長をやったり、よく集会所にも顔を出して住人たちと話していたりする。単純に人と接点を持ちたい寂しいタイプの男だと思います(苦笑)。


――視聴者へのメッセージをお願いいたします。


昨今の連続ドラマの主流になっている、刑事ドラマでも医療系のドラマでもない、異端な感じの作品に参加しているのはとても楽しいですし、充実感もあります。本もとても面白いですし、視聴者の皆さんには、是非、最後までこの異端なドラマを楽しんでいただきたいです。最終話まで、寺内にはとことん行って欲しいですね。そして僕も最後まで佐野さんに負けないような気持ちで演じたいと思っています。


<第5話あらすじ>

47年前、寺内(佐野史郎)は加代子(江波杏子)の夫を殺害したことを父親の仁(山谷初男)にだけ打ち明けていた。その際、誰にも言わないと約束した仁だったが、寺内の中に再び悪魔の心が蘇ったと危ぶみ、寺内を止める一心で江理子(足立梨花)宅に告発の手紙を入れたのだった。仁は寺内から逃げようとするが失敗、寺内は団地の文集に納得のいく名作を書くよう仁を脅迫する。老いた父と子の最後の親子げんかが幕を開けた…。


■番組情報


オトナの土ドラ『限界団地』


<放送日時>



毎週土曜23時40分~24時35分


<出演者>



佐野史郎

足立梨花

迫田孝也

山崎樹範

朝加真由美

山谷初男

江波杏子




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