覇穹 封神演義 第23話「老いたる象徴と風の分岐」最終話 聞仲との決着【感想コラム】

覇穹 封神演義 第23話「老いたる象徴と風の分岐」最終話 聞仲との決着【感想コラム】

半年に渡って放送された『封神演義』の新アニメ『 覇穹 封神演義 』もついに最終話。今回はこの最終話について触れ、次回のコラムでアニメ全体の感想や補足などをまとめていこうと思います。


このページの目次

1 ついに膝をつく聞仲2 黒麒麟3 歴史を変える戦い4 飛び降りた聞仲5 そしてエピローグ
■ついに膝をつく聞仲

殷のためには引かない! 譲らない!

という確固たる意思を持つ聞仲でしたが、友である黄飛虎の封神により、ついに膝をつきます。


「終わったな聞仲」


王天君は笑い、聞仲は禁鞭によって王天君の空間を破壊します。


再び封神される王天君ですが、「生きがいを感じたぜ」と壊れた発言を残し消えていきます。

王天君の魂魄は、残り1つです。


■黒麒麟

画像引用元:©安能務・藤崎竜/集英社・「覇穹 封神演義」製作委員会


連戦、王天君による酸の雨、友の死による精神的なダメージ。

などなど、満身創痍の聞仲は、霊獣・黒麒麟により運ばれていきます。


去っていく聞仲を追いかけるのは、太公望です。


「後始末をつける」


と太公望は1人聞仲のもとへ。


黒麒麟は王天君の攻撃から聞仲を護り続けたので、ついに倒れてしまいます。無敵と思われた彼の防御力にも、限界はあったのです。


最後まで聞仲の側にいてくれた黒麒麟。

彼の死にたいし、「世話になった」と聞仲は口にします。


そして現れる太公望。


■歴史を変える戦い

殷を立ち直らせた人間界か。

周により新しくはじめる人間界か。


立場とやり方の違う2人。

理想を語るには、実力が必要。


聞仲は太公望に襲いかかります。

しかし、両者ともに、ほとんど力が残っていない状態。

互いの攻撃を受け、さらにボロボロになっていく太公望と聞仲。


聞仲はついに目すらまともに見えなくなり、禁鞭を空振らせるように。

そこで太公望は自分の宝貝を捨て、殴り合いに移行します。


なんとしても聞仲を倒さないといけない。

友も封神させられている。

という状況下で殴り合いを選んだ太公望は、聞仲のやり方を間違っていると思いながらも、聞仲に対し認めている部分もあるようです。


元々、説得して手を取るつもりでもあった太公望ですからね。



夕日をバックに、殴り合う2人。

ここのシーンは、アニメになってよかったと思えるシーンですね。


「メチャクチャだな。だが、歴史を決める戦いなんて、こんなものなのかもな」


2人の戦いを前に、四不象をつぶやきます。


■飛び降りた聞仲

そして、聞仲は言いました。


「飛虎が死んだ時気がついた。私が取り戻したかったのは、殷ではなく……、飛虎のいるかつての殷だったのだ。失ったときが戻ると信じて」


殷に尽くし、殷のために生きてきた聞仲。そんな聞仲を、黄飛虎は変えていたのです。

そして聞仲は太公望の目指す人間界を認めます。


「太公望よ、人間界はおまえにやろう。お前のいう“仙道のいない人間界”をつくってみるがいい」


けれど、


「だが私は、お前の手にはかからない! お前ともっとはやく会っていたなら、私ももっと違う道が見えていたのだろうな。さらばだ、太公望」


聞仲は自ら死を選び、太公望の前で封神。

聞仲らしい最後でした。


■そしてエピローグ

覇穹 封神演義 第23話「老いたる象徴と風の分岐」最終話 聞仲との決着【感想コラム】画像引用元:©安能務・藤崎竜/集英社・「覇穹 封神演義」製作委員会


人間界では、聞仲の死を知り周軍が勢いづきます。

ボロボロの紂王は殷の終わりを悟り、民に食料を開放。


封神された聞仲は、魂魄の状態で紂王に挨拶し、黄飛虎と共に封神台へ。


大戦の舞台となった二つの仙人界も崩壊し、脱出した仙人たち、人間界、双方に新しい時代がやってくることに。


と、ここまでが仙界大戦編。


その後一気にエピローグまで飛び、ジョカを倒し、妲己が地球と一体化したことに。

太公望は戦いの後始末を放棄し、自由にふらふらと。


カットシーンや時間の飛んだ演出が多かった印象を受けますが、「2クールという少ない尺」「メインは仙界大戦編」ということを考えると、なんだかんだでまとまっていたのではないかと思います。


ファンの中には、もっとちゃんとやってほしかったという意見も多いようですし、初見の方にはよくわからなかったという意見もあります。


けれど、時間が飛んだ演出は、魅せたい部分を先に描いておくという“少ない尺の中でのファンサービス”なのかな、とも思います。


「仙界大戦編」のアニメとして観れば、夢にまでみたシーンを描いてくれて、嬉しい想いでもあります。

とくに聞仲推しには、よかったシーンも多いのではないかと思います。

カットされたエピソードのファンには、少し残念かもしれませんが。


それでも、90年代の漫画ですからね。もうないだろうと思われた新しいアニメ化、それがきっかけで出るグッズやゲームの配信。これはやっぱり、嬉しいことだと思うのです。


初見の方で「よくわからない」と思った方は、この機会に漫画を読むという手もあります。


作品への出会いのきっかけにもなっているんじゃないかと、思います。


とはいえ、せっかくのコラムなので、補足もしていきましょう。

なので、次回のコラムでジョカや王天君のその後についても、触れてみようと思います。


でも一番楽しめる方法は、漫画版を読んでから、改めてアニメを観て好きなシーンを再確認することだと思います。ともかく、コラムはもう1回やります。


覇穹 封神演義 週刊感想コラムのまとめ





(あにぶ編集部/星崎梓)
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