中村アン「賛否両論は覚悟の上で演じています」<SUITS/スーツ>

中村アン「賛否両論は覚悟の上で演じています」<SUITS/スーツ>

中村アンさんインタビュー


■人心掌握術にも長けた有能な秘書





『SUITS/スーツ』(毎週月曜21時)で、織田裕二さん演じる弁護士・甲斐正午と強い信頼関係で結ばれている秘書の玉井伽耶子役を演じている中村アンさん。原作となったアメリカ版ドラマにもハマった、という中村さんに、今回の役柄や撮影現場のようすを伺いました。


――原作の『SUITS』は、今回の出演が決まってからご覧になったんですか?



そうです。レイチェル役のメーガン・マークルさんが(英王室の)ヘンリー王子と結婚されたのを機に注目してはいたんですけど。私の周りにも見ている人が多いので、「えっ、ドナ!?」みたいな反応はありましたね。



――伽耶子は原作のドナ・ポールセンがモデルです。サラ・ラファティーさんが演じているドナはとても人気があるキャラクターですよね。



私もサラさんが演じているドナの雰囲気が好きです。配信されているシリーズはすべて見ているのですが、どのキャラクターも魅力的なんですよね。見ていると会いたくなるというか……。



――漫画や小説が原作のドラマは多いですが、今回のようにもう映像としてあるものを元にする、というのは難しい作業だと思います。プレッシャーも大きかったのでは?



国が違うからまだいいですけど、プレッシャーはありました。元の『SUITS』を好きな人たちがたくさんいるわけじゃないですか。だから、賛否両論、「ドナは違う!」みたいな意見は覚悟の上、という強い気持ちで。



――強い気持ちで臨まれているんですね。



はい。傷つかないように(笑)。私自身も原作ドラマのファンなので、好きだという気持ちを持ってやっていこうと思っています。



――演じるにあたって、考えた部分は?



最初は、結構(原作のドナに)雰囲気を寄せようとし過ぎていたんです。そうすると、オーバーになり過ぎてしまうようなところがあったので、もう少し冷静で、淡々とした感じが良いのかな、と思いました。唇の色も、ヌーディ―な感じにしていたら、織田裕二さんが「明るい方がいいんじゃないの?」とアドバイスしてくださって……。気が強い面もあるんですけど、強過ぎず……力強く、優しい人、みたいな部分を表現するのに、表情に明るさを入れるようにしました。ドナは目の表情も豊かなので、そういうところは少しでも近づけたらいいな、と思っていて、演じていてちょっとでも不安になると、また原作を見直したりしています。



――人と人をつなぐところにいる存在ですから、すべてのキャラクターと絡む役割ですし。



確かに。物事を処理する能力ももちろんですけど、お世話好きですしね。



――主人公のハーヴィー・スペクター(ガブリエル・マクトさん)とドナの関係も複雑です。だから、織田裕二さん演じる甲斐正午と伽耶子の関係もどのように描かれるのか楽しみです。



切ないですよね。こちらではそれがどのように描かれていくのかはまだわからないんですけど、後藤(博幸プロデューサー)さんからは、「原作ドラマを全部見た上でやってほしい」と言われているので……。原作では、回想シーンでふたりが出会ったときとかも描かれているんですよね。甲斐先生への想いを分かり易く出すわけでもないですし、でもただの秘書ではないし、という感じですね。



――信頼し合っている、と言葉で言うのは簡単ですけど、もっと深いところでの結びつきもあるというか……。



そうなんですよね。だから、名字は「玉井」なんですけど、織田さんが「たま」って呼ぶようにしてくれて。向こうは「ハーヴィー」「ドナ」「ルイス」って呼び合うのは普通ですもんね。やっぱり、仕事の場ですからどうしても敬語になってしまうんですけど、呼び方で近い関係なんだな、というところを感じてもらえたらいいなと思っています。だから、もっとみなさんと仲良くなりたいんです。番宣番組とかで一緒に何かをしていくとどんどんチームワークが生まれいくんですけど、アメリカ版のチームは本当に仲が良くて、それがドラマにも反映されていると思うので。





――織田裕二さんと実際にお芝居されてみての印象は?



画の中に織田さんがいる破壊力は凄まじいな、と感じています(笑)。織田さんは作品に対する熱い思いを持っていらっしゃいますし、ご自分のお芝居だけじゃなくて相手のことをちゃんと考えてくれている方なんです。最初は「話しかけてもいいのかな?」なんてちょっと思っていたんですけど(笑)、織田さんの方からどんどん話しかけてくださるので助かっています。





――原作のドナとルイス(リック・ホフマンさん)同様、小手伸也さん演じる蟹江先生との絡みも多いですね。



原作ほどはまだ仲良しじゃないですけどね。まだ、ただ単に嫌っている、みたいな(笑)。中盤にもふたりのシーンがあったりするんですけど、小手さんに引っ張ってもらってちょっと面白い感じになったんじゃないかな、と思います。



――女性陣は、衣装も比較対象になっていますね。



確かに。体の線を出すことには抵抗はないので、季節関係なくノースリーブとかを着ているんですけど、あそこまで出すのは日本のドラマだとちょっと、という感じで(笑)。チカ役の鈴木保奈美さんも、ジェシカ(ジーナ・トーレスさん)がかなり派手なので……。



――保奈美さんにお話を伺ったときも、「同じ服は2度と着ない」というジェシカのセリフの話題が出ました。



みんなお金持ちですもんね(笑)。私も、普通に劇中でヴァン・クリーフ&アーペルの170万円のピアスとかしているから、大分助けられていますね(笑)。やっぱり、輝いているんですよ(笑)。織田さんが着ていらっしゃるスーツも本当に素敵ですよね。ファッションに詳しい方が見たら「おお!」ってなると思うので、そういうところも楽しんでもらえたら嬉しいですね。



――ドナ役のサラさんがご自身のInstagramをフォローしてくれたというのも凄いですね。



そうなんですよ!しかも並びが、ビヨンセとかサラさんがフォローしている凄い人たちの中にひとり日本人がいて(笑)。でも、気にかけてくれていたのは嬉しかったです。サラさんが、というより「えっ、ドナが!!」って思いました。英語が出来たら良かったのに(笑)。だから、制作発表のときのハーヴィーとルイスのメッセージも嬉しかったです。あんな風に面白いメッセージが撮影できるんだ、と思って。



――最後に、視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。



原作の『SUITS』を見ていた方も、見ていない方も、楽しんでもらえる素晴らしい作品だと思います。ドナを愛しているみなさんから悪口を言われないように、努力したいと思っています。私自身も、ドナを好きだという気持ちは負けていないので……。





【中村アンさんプロフィール】

1987年9月17日東京生まれ。血液型AB型。高校、大学とチアリーディング部に所属し、 全国大会にも出場。現在は女性ファッション誌「andGIRL」「BAILA」のレギュラーモデルを務める。最近では健康的な美BODYを持つ女性として大注目されている。

一方、女優としても活躍の場を拡げ11クール連続ドラマ出演を果たし、2018年4月期の読売テレビ・日本テレビ系『ラブリラン』では連続ドラマ初主演を務めた。


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■番組情報


<タイトル>



『SUITS/スーツ』


<放送日時>



毎週月曜21時~21時54分


<出演者>



織田裕二 中島裕翔 新木優子 中村アン 磯村勇人 今田美桜 /國村隼/ 田島令子   小手伸也 鈴木保奈美




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