湯川れい子、C型肝炎と戦った45年。日野原重明氏の「音楽療法」で回復に

湯川れい子、C型肝炎と戦った45年。日野原重明氏の「音楽療法」で回復に

11月21日『梅沢富美男のズバッと聞きます!』②





11月21日放送の『梅沢富美男のズバッと聞きます!』は、ゲストに茂木健一郎さん、山口真由さん、湯川れい子さん、吉村崇さん、VTRゲストに志穂美悦子さんを迎えてお送りしました。


■日野原重明さんが研究を重ねた音楽療法を実践








日本を代表する音楽評論家の湯川れい子さん。1966年のビートルズの来日時には、日本人で唯一単独インタビューに成功。数々の海外大物アーティストと親交があり、湯川さんが結婚した際には、あのエルヴィス・プレスリーが結婚証明書の証人に。「六本木心中」や「恋におちて」など数々のヒットソングの作詞も手がけ、現在も音楽業界の第一線で活躍しています。そんな湯川さんですが、実は、C型肝炎と戦ってきた辛い過去があることが明らかに。しかもその期間、なんと45年。



「本当に地獄の日々でした」と語る湯川さん。その体に異変が起きたのは、56年前、ラジオDJとして絶大な人気を誇っていた26歳のとき。体調不良が続き、病院で検査を受けると「お酒の飲み過ぎによる肝炎」との診断が。しかし、お酒をやめたにもかかわらず、顔中に黄疸、突発的な激しい頭痛、40度以上の高熱で緊急入院を繰り返し、慢性肝炎の症状まで出始めたといいます。



そして、謎の症状に苦しめられること実に27年、医師から「湯川さんの血液から、C型肝炎ウイルスが発見されました」と言われ、ついに原因を特定。C型肝炎ウイルスの主な感染原因は、血液によるもの。実は1980年代まで、輸血用の血液にC型肝炎ウイルスが混ざっていることを知らずに、多くの患者に使用していたことが判明。湯川さんも腹膜炎の手術で輸血していたことが原因と考えられました。



このC型肝炎ウイルスの特徴は、自覚症状が出にくく、発症まで20~30年以上かかるケースもあり、80年代に輸血をしたことのある50歳以上の人は今も潜伏している可能性が。当時はウイルスが発見されたばかりで特効薬がなく、湯川さんが完治したのは70歳のとき。しかもその間、夫が株に失敗し30億円の借金、さらに隠し子が発覚。「自分の力で歩けなくなって。階段も這って登らなきゃいけないくらい」と、病とストレスで過酷な状況に追い込まれていたといいます。



しかし、そんなどん底時代を救ってくれたのが「音楽療法」。音楽の力で病んだ心と体を改善しようとアメリカでおよそ70年前から始まった治療で、それを日本に広めたのが、100歳を超えてなお現役の医師として活躍、民間病院初の人間ドックの開設など、日本の医学史にその名を刻む、あの日野原重明さん(故人)。日野原先生が研究を重ねた音楽療法を、湯川さんも実践。



まずは「本当に共感できる悲しい歌を聴く。それで涙を流す」。落ち込んでいる自分の気分と同じ悲しい曲を毎日聴き続け、さらに音楽のリズムに合わせて歩く練習を。体に良いとされるものは、何でも試したという湯川さん。すると、「階段も少しずつ登れるようになるし、だんだん少しずつ元気になって」と、気持ちも前向きになり、奇跡的に歩けるまでに回復。



「音楽があったから、なんとか生き延びられた」と語る湯川さんは、現在音楽の持つ力を広めようとゴスペルグループを作って活動。そのメンバーの中には、なんと梅沢夫人の姿も! 音楽療法は、認知症予防の分野でも注目を集めており、リズムに合わせて楽器を演奏するプログラムでは、楽器を演奏した場合としない場合で、演奏した方が認知症発症のリスクが64%も低かったという研究結果も。



スタジオで脳科学者の茂木健一郎さんは「脳科学的には、自分の好きな曲を聴くのがいい。ロックが好きな人はロック、演歌が好きな人は演歌。好きな曲を聴くと効果があるということが大体わかってきてます」「(モーツァルトは聴きたくないという)吉村さんみたいな方がモーツァルトを聴いても『豚に真珠』」と解説。



さらに「“脳の報酬系”って、もともと生きるために必要な、おいしいものを食べたときとかに活動する。音楽って空気が振動してるだけでしょ。音楽聴いてもお腹いっぱいにならないのに、脳は食べ物みたいに喜んでいる。だから、脳にとって音楽は食べ物なんです」と説明し、梅沢さんも「いや先生、いいこと言うなぁ」と感心。湯川さんも「少年が、ガンガンのロックを聴いているのは、ある意味健全かもしれない」と語り、茂木さんの話に大きくうなずいていました。








■番組情報


『梅沢富美男のズバッと聞きます!』


<放送>



11月21日(水)22:00~22:54


【MC】



梅沢富美男


【お目付役】



岡田結実


【ゲスト】



茂木健一郎

山口真由

湯川れい子

吉村崇(平成ノブシコブシ)


【VTRゲスト】



志穂美悦子



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