「 宇宙よりも遠い場所 」を100倍楽しめる!知っておきたい南極豆知識!
2018年放送アニメのなかでも評価の高い作品「 宇宙よりも遠い場所 」(略称:よりもい)は、女子高生たちが南極を目指す物語です。でも南極って普段の生活でなかなか馴染みがない分、よく知らないという方も多いのでは?そこでこれを知っておけば、もっと「よりもい」を楽しめる、南極豆知識を紹介します。
このページの目次
1 そもそも南極観測って何のためにするの?2 南極を目指す船・砕氷艦「しらせ」とは3 実際に砕氷艦に乗るのは海外から?意外な南極への道のり4 実はあなたも南極に行けるかも、って知ってました?
■そもそも南極観測って何のためにするの?
南極観測の目的は、南極の自然現象を観測することで、過去の地球の気候の歴史や、未来の地球環境の予測に役立てることだそうです。観測対象はでオーロラや隕石・地質など様々ですが、近年では地球温暖化の影響を調べることも大きな目的になっているようです。
「よりもい」は民間観測隊員の一員として女子高生が南極に行くという物語ですが、実際の観測隊員は各分野の研究者や調理・医療の専門家、大学院生などで構成されています。現実では高校生が南極に行った例はありません。ただ女性の南極観測隊員は実際にいて、近年その人数や活動の場は広がっているそうです。そのため作品全てがフィクションというわけではないのですね。
また南極観測隊には一年間を南極で過ごす越冬隊と、12月末から2月中旬まで滞在する夏隊の2種類があります。ちなみに「よりもい」のメインキャラクターの南極滞在は夏隊の期間にあたります。
■南極を目指す船・砕氷艦「しらせ」とは
南極は特殊な気象条件のため、普通の船では行けません。そこで造られたのが南極に行くための専用船「砕氷艦」です。2018年現在海上自衛隊が運用している砕氷艦が、「しらせ(2代目)」です。ちなみにしらせ(2代目)は先代・「しらせ」の名前を引き継いでおり、砕氷艦としては4代目にあたります。
作中ではこの「しらせ(2代目)」が民間に払い下げられ、民間観測船としてヒロインたちが乗船するという設定になっています。そのため公式ホームページのキービジュアルでもヒロインたちの背景にある船が「しらせ(2代目)」にそっくりな色や形をしているというわけですね。
また「しらせ」という名前の由来は、日本人として初めて南極に足を踏み入れた軍人・探検家の白瀬 矗(しらせ のぶ)さんから来ています。そしてこの「しらせ」という名前は本作のヒロインの一人である小淵沢 報瀬(こぶちざわ しらせ)の名前にも関係していると思われます。
■実際に砕氷艦に乗るのは海外から?意外な南極への道のり
画像引用元:©YORIMOI PARTNERS
先ほど紹介した南極観測隊と砕氷艦「しらせ」ですが、実はメンバー全員が日本から一緒に「しらせ」に乗って南極を目指すわけではないんです。日本から「しらせ」が出発する際は、海上自衛隊の方々のみが乗船しています。
では観測隊員がどうしているかというと、日本からオーストラリアまで飛行機で行き、そこから「しらせ」に乗船するという流れになっています。以前は日本からみんな揃って南極を目指していた時もあったそうですが、時代の流れで変わってきているのですね。
「よりもい」でもキマリたちは空路でオーストラリアまで行くことになるのですが、その道中のシンガポールでトラブルが発生するというエピソードがあります。
■実はあなたも南極に行けるかも、って知ってました?
「よりもい」は日本の女子高生たちが南極を目指すという物語だけあって、南極の知識があるとまた違った見方ができて面白いです。また公式番組ホームページに南極観測経験者の方の貴重なお話をまとめている特集ページもあるので、気になった方はそちらもチェックしてみて下さい。
ちなみに国立極地研究所では南極地域観測隊員の募集も行っており(2018年度の応募は締め切っているようですが・・・)、我こそはという方は是非に応募してみるというのもよいのではないでしょうか。とにもかくにもかくにもまずは「よりもい」を見て、南極へのロマンを感じてもらいたいですね。
世界が認めた名作!「 宇宙よりも遠い場所 」の魅力とは?
(あにぶ編集部/ふきのとう)
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1 そもそも南極観測って何のためにするの?2 南極を目指す船・砕氷艦「しらせ」とは3 実際に砕氷艦に乗るのは海外から?意外な南極への道のり4 実はあなたも南極に行けるかも、って知ってました?
■そもそも南極観測って何のためにするの?
南極観測の目的は、南極の自然現象を観測することで、過去の地球の気候の歴史や、未来の地球環境の予測に役立てることだそうです。観測対象はでオーロラや隕石・地質など様々ですが、近年では地球温暖化の影響を調べることも大きな目的になっているようです。
「よりもい」は民間観測隊員の一員として女子高生が南極に行くという物語ですが、実際の観測隊員は各分野の研究者や調理・医療の専門家、大学院生などで構成されています。現実では高校生が南極に行った例はありません。ただ女性の南極観測隊員は実際にいて、近年その人数や活動の場は広がっているそうです。そのため作品全てがフィクションというわけではないのですね。
また南極観測隊には一年間を南極で過ごす越冬隊と、12月末から2月中旬まで滞在する夏隊の2種類があります。ちなみに「よりもい」のメインキャラクターの南極滞在は夏隊の期間にあたります。
■南極を目指す船・砕氷艦「しらせ」とは
南極は特殊な気象条件のため、普通の船では行けません。そこで造られたのが南極に行くための専用船「砕氷艦」です。2018年現在海上自衛隊が運用している砕氷艦が、「しらせ(2代目)」です。ちなみにしらせ(2代目)は先代・「しらせ」の名前を引き継いでおり、砕氷艦としては4代目にあたります。
作中ではこの「しらせ(2代目)」が民間に払い下げられ、民間観測船としてヒロインたちが乗船するという設定になっています。そのため公式ホームページのキービジュアルでもヒロインたちの背景にある船が「しらせ(2代目)」にそっくりな色や形をしているというわけですね。
また「しらせ」という名前の由来は、日本人として初めて南極に足を踏み入れた軍人・探検家の白瀬 矗(しらせ のぶ)さんから来ています。そしてこの「しらせ」という名前は本作のヒロインの一人である小淵沢 報瀬(こぶちざわ しらせ)の名前にも関係していると思われます。
■実際に砕氷艦に乗るのは海外から?意外な南極への道のり
画像引用元:©YORIMOI PARTNERS
先ほど紹介した南極観測隊と砕氷艦「しらせ」ですが、実はメンバー全員が日本から一緒に「しらせ」に乗って南極を目指すわけではないんです。日本から「しらせ」が出発する際は、海上自衛隊の方々のみが乗船しています。
では観測隊員がどうしているかというと、日本からオーストラリアまで飛行機で行き、そこから「しらせ」に乗船するという流れになっています。以前は日本からみんな揃って南極を目指していた時もあったそうですが、時代の流れで変わってきているのですね。
「よりもい」でもキマリたちは空路でオーストラリアまで行くことになるのですが、その道中のシンガポールでトラブルが発生するというエピソードがあります。
■実はあなたも南極に行けるかも、って知ってました?
「よりもい」は日本の女子高生たちが南極を目指すという物語だけあって、南極の知識があるとまた違った見方ができて面白いです。また公式番組ホームページに南極観測経験者の方の貴重なお話をまとめている特集ページもあるので、気になった方はそちらもチェックしてみて下さい。
ちなみに国立極地研究所では南極地域観測隊員の募集も行っており(2018年度の応募は締め切っているようですが・・・)、我こそはという方は是非に応募してみるというのもよいのではないでしょうか。とにもかくにもかくにもまずは「よりもい」を見て、南極へのロマンを感じてもらいたいですね。
世界が認めた名作!「 宇宙よりも遠い場所 」の魅力とは?
(あにぶ編集部/ふきのとう)