TVアニメ『 転生したらスライムだった件 』第14話「全てを喰らう者」【感想コラム】

TVアニメ『 転生したらスライムだった件 』第14話「全てを喰らう者」【感想コラム】

年末年始の放送休止に伴い、配信も1週お休みでした。ついに、オーク軍のもたらしたジュラの大森林の混乱に決着の時が訪れます…


このページの目次

1 TVアニメ『 転生したらスライムだった件 』第14話「全てを喰らう者」のあらすじ2 差があり過ぎて哀れになってくる…3 それはあまりに尊い理想
■TVアニメ『 転生したらスライムだった件 』第14話「全てを喰らう者」のあらすじ

ついにリムルたちの前に魔人ゲルミュッドが姿を現す。ゲルミュッドの真の狙いはオークロードを豚頭魔王(オークディザスター)へと進化させ、ジュラの森を支配させることだったのだ。


■差があり過ぎて哀れになってくる…

リムルたちの前に現れたペストマスクの魔人ゲルミュッド。ジュラの大森林に住まう様々な種族に“名付け”をしていたのは、自分の手足として扱える強力な存在を作り出すためだったことをあっさり口に出しました。(オークロードの他に分かっているのは、リグルの兄とガビルの2人)口が軽すぎることや、“あの方”を恐れる様子がどう見ても小物っぽいんですが、名付けた魔物をオークロードの餌にすることを最初から目論んでいたらしく、名付け親として信頼を寄せていたらしいガビル君がパニくってます。君は色々と正直すぎるぞ…トカゲ顔なのになんでそんな顔に出るのか。


ガビル君をオークロードに喰わせようとするゲルミュッドですが、放った技をあっさり吸収してしまうリムル。自分を庇って傷ついた部下たちのために号泣するガビル君に回復薬を渡し、ゲルミュッドに相対します。助ける理由は「俺が気に入ったから」で十分と考えるリムルの器の大きさといったら!


しかし、ガビル君を殺そうとして2度ほど技を放っていますが、最初の一撃をまともに受けたリザードマンたちを即死させることも出来ていないゲルミュッド。上位魔人と本人は言っていますが、その域に達しているとはとても思えません。現にリムルのボディブロー2発で「仲間にしてやろう」とか言い出し、蹴られて吹っ飛びました。どう見積もっても、リムルより紫苑がやったほうが威力があると思うんですが…彼女がやってたら死んでるかもわからんね。


多少殴る蹴るされただけでオークロードに助けを求めるゲルミュッドでしたが、オークロードは手にした包丁のような武器でゲルミュッドの首を撥ね、捕食を行うことで魔王種・豚頭魔王(オークディザスター)に進化を行います…


■それはあまりに尊い理想

画像引用元:©川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会


リムルとゲルミュッドの戦い(?)は手出しせずに静観していた紅丸たちですが、オークディザスターを相手にまず紫苑が剛力丸を振るって斬りかかります。そして白老が首を切断しますが、なんと触手のようなものを伸ばして首を繋げるという恐るべき光景が!


蒼影が糸で捕縛し、紅丸の黒炎とランガの黒雷を続けざまに叩き込みますが、オークロードはダメージこそ受けているものの立ち上がります。そして側近が自らを差し出し、捕食することで回復を行いました。再生能力に加え、回復魔法も持っている様子。これでは下手に手を出すとこちらばかり消耗するのは見えているため、ある秘策を持つリムルがひとりで戦うことに。


それは大賢者に身体の主導権を渡すことで、自動的に戦闘を行うという自動戦闘状態(オートバトルモード)。リムルの持つキルのほとんどが“捕食者”によって他の魔物から得たもので熟練したものではないのに加え、危険すぎると判断したものはついブレーキをかけてしまうのですが、大賢者が肉体を制御することで制限なくスキルを使い、リムルには出来ないスキルの繊細な制御が可能になるというもの。オークディザスターの手に身体を掴まれたのにタイミングを合わせ、フレアサークルを発動することで焼き尽くすという作戦を大賢者は立てていたのです。


しかし、オークディザスターは驚異的な成長をもって炎耐性を瞬時に獲得。大賢者は新たな作戦を立て直そうとしますが、大賢者の戦いを冷静に観察していたリムルがそれにストップをかけました。そして彼の種族本来の戦い方、触れたものを捕食するスライムとしてオークディザスターの身体を飲み込みに掛かります。


オークディザスターのオーラにも対象を腐食させて捕食する力があるため、リムルとオークディザスターは互いに喰らい合う状態に。共に超再生能力を持つ2人の戦いは、再生と捕食を同時に行い先に相手を喰い尽くした方の勝利となる凄まじいものとなります。


リムルがオークディザスターの全身を飲み込んだ瞬間、リムルはその記憶を垣間見ました。地面はひび割れ、木も立ち枯れた土地で泣き叫ぶオークの幼い子供たち。ゲルドは名を与えられる以前から王の地位にあり、強力な再生能力を持っていたために己の腕を食料として子供たちに与えます。オークたちの住む地は未曽有の大飢饉に襲われ、一昨日生まれた赤ん坊が飢えて死に、昨日生まれた赤ん坊が虫の息となる絶望に包まれていたのです…


TVアニメ『 転生したらスライムだった件 』第14話「全てを喰らう者」【感想コラム】画像引用元:©川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会


ジュラの大森林の恵みをわずかでも分けて貰い、民に与えようと旅立ちましたが空腹で倒れたところをゲルミュッドに遭遇し、名と食料を与えられました。そして、オークロードとなれば彼が食う限り“飢餓者”の支配下にあるものは死なずに済むのだと知ったのです。邪悪な企みの駒にされていることも承知したうえで、仲間たちを生かすために彼はオークロードとなる道を選んだ…


ゲルドは他の魔物を喰い荒らし、ゲルミュッドを喰い、同胞すら喰った自分が死ねば、同胞がその罪を背負うことになるために負けるわけにはいかないと静かな口調ながら必死に戦い続けます。皆が飢えることの無いように、自分がこの世の飢えを引き受ける…それが彼の抱いていた理想。仲間を想い、負けることが確実になっても戦い続けるゲルドに、リムルは彼の背負った罪を全て喰らうと語りかけました。欲張りな自分が、ゲルドの罪もオークたちの罪も全て喰ってやると。リムルの優しさに包まれ、ゲルドは己の飢えが満たされるのを感じてこの世を去ります。彼が弱肉強食の世界で本当に飢え、求めていたのは食べ物ではなく優しさだったのでしょう。


リムルは、偉大なる王・ゲルドの安らかな眠りを願います……



タイトル
転生したらスライムだった件

原作
伏瀬(原作者)、みっつばー(小説挿絵)、川上泰樹(漫画版)

監督
菊地康仁

副監督
中山敦史

シリーズ構成
筆安一幸

出演
リムル=テンペスト・岡咲美保

大賢者・豊口めぐみ

ヴェルドラ=テンペスト・前野智昭

その他の情報
http://www.ten-sura.com/

 


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(あにぶ編集部/如月)
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