『コード・ブルー』90億円超えは「テレビ局の底力」 『踊る2』以来の快挙に東宝社長も手応え

『コード・ブルー』90億円超えは「テレビ局の底力」 『踊る2』以来の快挙に東宝社長も手応え

 日本映画製作者連盟は29日、都内で記者発表会を開き2018年(平成30年)の全国映画概況を報告した。興行収入の合算は2225億1100万円(前年度比97.3%)、総動員数は1億6921万人(前年度比97.0%)と前年より減少したが、同連盟の岡田裕介会長は「2000年からの興行収入では、昨年に続いて3番目の好成績だった」と振り返り「好調をキープしていると判断して良いと思う」と話した。



【場面写真】『コード・ブルー』新垣結衣&戸田恵梨香のガールズトーク風景



 2018年に日本国内で公開された作品は、邦画613本、洋画579本の計1192本。興行収入では邦画1220億290万円、洋画1004億4820万円で、構成比は邦画54.8%、洋画45.2%となり昨年とほぼ同じ。公開本数は6年連続で1000本を超えた。



 邦・洋画合わせた興行収入の1位は『ボヘミアン・ラプソディ』の104.6億円。邦画では1位に『劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』93.0億円、『名探偵コナン ゼロの執行人』91.8億円、『映画ドラえもん のび太の宝島』53.7億円が続いた。邦画での10億円作品は全部で31作品で、昨年より7作品減少も、岡田会長は「全体的にそれぞれ力があったと思う。良い作品があれば、映画ファンはついてきてくれるんじゃないか」と解説した。



 『コード・ブルー』が記録した90億円突破は、邦画実写としては173.5億円のメガヒットを叩き出した『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』(03年)以来15年ぶりの快挙。同映画を配給した東宝の代表取締役・島谷能成氏は「せか中、初代HERO、ROOKIESも届かなかった。90億円は大きな天井でうれしいヒットだった」と笑顔。「地上波のテレビ局さんの底力を見せつけるヒットだったと思う」と説明した。今年に関しては「新海誠監督の『天気の子』が控えている。現在制作中だが、順調に“遅れている”とのことです」と笑いを誘い「コナン、ドラえもんはシリーズ記録を更新。アニメーションが若年層向けという考えはとっくに変化している」と時代の変化についても話した。



◆2018年邦画興行収入上位10作品(2019年1月)

1位:『劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』93.0億円(東宝)

2位:『名探偵コナン ゼロの執行人』91.8億円(東宝)

3位:『映画ドラえもん のび太の宝島』53.7億円(東宝)

4位:『万引き家族』45.5億円(GAGA)

5位:『銀魂2 掟は破るためにこそある』37.0億円(WB)

6位:『DESTINY 鎌倉ものがたり』32.1億円(東宝)

7位:『カメラを止めるな!』31.2億円(アスミック・エース/ENBUゼミナール)

8位:『劇場版ポケットモンスター みんなの物語』30.9億円(東宝)

9位:『検察側の罪人』29.6億円(東宝)

10位:『未来のミライ』28.8億円(東宝)



◆2018年洋画興行収入上位10作品(2019年1月)

1位:『ボヘミアン・ラプソディ』104.6億円(FOX)

2位:『ジュラシック・ワールド/炎の王国』80.7億円(東宝東和)

3位:『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』75.1億円(WDS)

4位:『グレイテスト・ショーマン』52.2億円(FOX)

5位:『リメンバー・ミー』50.0億円(WDS)

6位:『インクレディブル・ファミリー』49.0億円(WDS)

7位:『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』47.2億円(東和ピクチャーズ)

8位:『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』37.4億円(WDS)

9位:『ボス・ベイビー』34.4億円(東宝東和)

10位:『レディ・プレイヤー1』25.5億円(WB)
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