オダギリジョー、初の長編映画監督『ある船頭の話』 9月に公開決定

オダギリジョー、初の長編映画監督『ある船頭の話』 9月に公開決定

 俳優・オダギリジョーが初の長編映画監督に挑む作品のタイトルが『ある船頭の話』に決定し、9月に全国公開されることが29日、わかった。主演は柄本明、共演に村上虹郎を迎え、「本当に人間らしい生き方」を描く。



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 オダギリがこれまで監督を担ったのは、主制作短編映画の『バナナの皮』、『フェアリー・イン・メソッド』、第38回ロッテルダム国際映画祭招待作品の中編『さくらな人たち』で、長編は本作が初。撮影監督にはオーストラリア人で“憧れの存在”とも語るクリストファー・ドイル監督。衣装デザインは黒澤明監督の『乱』でアカデミー賞を受賞したワダエミ氏。さらには、アルメニア出身のジャズ・ピアニストのティグラン・ハマシアン氏が映画音楽に初めて挑戦する。



 同作の舞台は橋の建設が進む山村。川岸の小屋に住みながら、船頭を続けるトイチ(柄本)は、村人の源三(村上)が遊びに来るとき以外は、黙々と渡し舟を漕ぐ毎日を送っていた。そんな折、トイチの前にひとりの少女が現れると、彼の人生を大きく変えていくことになる。



 オダギリは「便利になっていく一方で、失ってしまう大切な何か。資本主義が競争社会を生み出し、いつの間にか変わってしまった『幸せ』の定義。一人の船頭を通して見つめる『本当に人間らしい生き方とは?』、美しい日本の原風景を季節と共に切り取り、描きたいと思っています」と監督としての意気込みを語った。



 柄本は「一生懸命演りました。見ていただければ幸いです」とコメント。村上は「柄本さんとは、このころ作品でお会いしすぎて毎度、『なんだよお前』って煙たがられ、ずっと話しかけている役なのでそろそろ嫌われそう」とするも「時々話す英語がいきなりすぎだし、急に哲学が出てきたり、とてもぜいたくです。景色と時間を優美に描くオダギリさんの脚本も、お楽しみに」と話している。
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