漫画『シュート!』を動画化 カラー&音声付きで久保先輩“奇跡の11人抜き”も描く

漫画『シュート!』を動画化 カラー&音声付きで久保先輩“奇跡の11人抜き”も描く

 サッカー漫画『シュート!』(原作:大島司)の全4部作が、アフリカを中心に144ヶ国で利用できる無料通話アプリ『BEAT(ビート)』で、モーションコミックとして独占配信されることが決定した。今月末から配信がスタートし、吹き出しのテキストと音声含め日本語、英語、フランス語、スペイン語なども対応。都内で4日に行われた発表会では、「奇跡の11人抜き」も公開された。



【画像】モーションコミックのプロモーションビデオ場面カット



 モーションコミックは、絵に色を付けて、声優が音声を入れ、動きや音楽で演出した動画コンテンツのこと。漫画を動画コンテンツにすることで、漫画の読み方に慣れていない海外ファンにも作品の魅力を伝えられる漫画やアニメでもない新たな技法として、注目が集まっている。



 そして今回、アフジェリカがアフリカや世界と日本をつなぐ架け橋として構築した、新しいネットワーク『BEAT』と、一般社団法人モーションコミック・マンガ協会が、モーションコミック第1弾作品として『シュート!』を制作し、同アプリ上で独占配信する運びとなった。



 『シュート!』は、主人公・田仲俊彦が、中心選手で事実上監督も兼ねていた久保嘉晴に憧れて掛川高校サッカー部に入部するところから始まる、先輩に憧れる一人の少年の心理を中心に描かれており、スポーツを媒体にしたドラマチックな物語。久保がある試合でドリブルで“奇跡の11人抜き”直後にピッチに崩れ落ち、試合終了後に死んだことを告げられる場面は、今でも漫画ファンの間で話題になっている。



 『週刊少年マガジン』(講談社)にて1990年から2003年の約13年にわたって連載されたサッカー漫画。94年に第18回講談社漫画賞を受賞し、全4部作の累計発行部数は5000万部を超える人気作品。93年にテレビアニメ化、94年に解散したアイドルグループ・SMAPのメンバーがメイン出演で実写映画化された。



 モーションコミックの作り方は、原画からコマ毎に素材となる各パーツを切り分けで1コマごとに作成し、色塗りを経て、モーショングラフィックスで動きを付ける。動きに漫画の要素を取り入れるため、原画の内容を壊さないように紙感を演出することが重要で、せりふやBGMなどをつけていく。1話制作での素材パーツは約600~800枚で、日本語、英語、中国語、ポルトガル語など別々に収録を行い、あわせて動きの尺調整もしていくことができる。
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