死体遺棄現場に残された毛髪に秘められた想いとは……

死体遺棄現場に残された毛髪に秘められた想いとは……

2月4日(月)放送


■『トレース~科捜研の男~』第5話あらすじ完全版





科捜研の真野(錦戸亮)のもとに、捜査一課の刑事・虎丸(船越英一郎)から鑑定依頼が届く。黒鷹山の山道付近で殺害遺体が発見されたのだ。被害者は、スナックに勤める海東奈津美(滝沢沙織)。死因は頭部を強打されたことによる脳挫傷で、死後3日が経過していた。また、遺体の周辺からは、被害者とは違う人物の毛髪が見つかっていた。



毛髪のDNA鑑定を行ったノンナ(新木優子)は、それが18年前に誘拐され、そのまま行方不明になっている幼児のものであることを知る。18年前に起きた「鶴竹町幼児誘拐事件」は、スーパーで買い物中の母親・島本彩花(矢田亜希子)が目を離した隙に、幼い娘の優(ユウ)が誘拐された事件だった。彩花と父親の彰(山中聡)は、誘拐犯からの指示に従って身代金を届けた。だが、優がいるというコテージにはその姿はなく、代わりに誘拐犯と思われる暴力団の準構成員・神崎徹(石垣佑磨)の遺体があったのだ。彩花たちはそこで初めて警察に通報したが、結局、優は行方不明のまま。身代金も消え、神崎を殺した人物の正体もわかっていなかった。





虎丸は、今も娘の行方を探して街頭でビラ配りをしている彩花たちに事情を伝え、協力を要請した。そんな折、遺体で見つかった奈津美が、18年前に鶴竹町に住んでいたことが判明する。



一方、真野は、明日が休日だというノンナに、予定がないなら付き合ってほしい、と声をかける。ノンナは、妹のカンナ(山谷花純)から、「それ、絶対デートの誘いだよ」などとからかわれつつも期待する。だが、真野の目的は臨場だった。真野は、被害者の内ポケットにも土が入っていたことから、一度土の中に埋められていた可能性があると考え、掘られた形跡のあった場所の土を科捜研に持ち帰った。





被害者の奈津美が妊娠していたという情報を得た虎丸は、産婦人科に残っていた中絶同意書から、その相手が神崎であることを知る。風俗店で働いていた奈津美は、常連客だった神崎と交際していたが、妊娠がわかると無理矢理中絶させられたらしい。その際、奈津美は子宮ガンであることが判明し子宮を摘出したため、二度と子どもが産めない体になったという。神崎を殺したのは奈津美だとにらんだ虎丸は、彼女のアパートで錆びついた包丁を発見し、真野にその鑑定を頼む。すると、包丁からは神崎の血液が検出される。



ノンナは、18年間娘を探し続けていた彩花たちの気持ちを推し量り、優の無実を信じたい、と海塚(小雪)に話す。それに対して海塚は、科捜研の仕事に感情は不要かもしれないが、それがノンナの原動力になるのなら大事にするべきだと思う、と返す。





そんな最中、事態は急展開を見せた。行方不明だった優(山本舞香)が警察に出頭したのだ。優は、誘拐された後、1歳のときに児童養護施設に捨てられ、18歳で施設を出た後に、親のことを調べ始めて奈津美が誘拐したことを知ったと証言した。優は、奈津美を呼び出して拾った石で頭部を殴打すると、凶器を川に捨て、遺体をレンタカーで黒鷹山に運んだという。



虎丸は、優が暮らしていた児童養護施設を訪れ、施設長の上野郁子(安藤玉恵)から話を聞く。優は遠藤レイカという名前で暮らしていた。郁子は優が誘拐された子どもだとは知らなかったらしい。



同じころ、優の親子鑑定を行っていた真野は、彼女の父親は彰ではないことを知る。今回の事件にはまだ何かあると考えた真野は、山から持ち帰った土を調べ、土中から発見された毛髪が奈津美のものであることを突き止める。奈津美の遺体は一度土の中に埋められていたが、そこから発見場所まで誰かが移動したのだ。また、発見場所にあった優の毛髪には毛根鞘が残っていた。強制的に抜かれた毛には毛根鞘があるが、自然に抜けた毛には毛根鞘がない場合が多い。つまり、優は自分で抜いた毛を意図的に現場に残した可能性もあった。



優の取り調べを行っていた虎丸は、郁子のことに言及した。当時、誘拐のニュースが大々的に報じられていたにもかかわらず捨てられていた子を疑わなかったこと。捨て子の件を役所に報告したのは施設に置き去りにされてから1年も後だったことを。しかも、施設にやってきた奈津美と郁子が口論していたという情報も入っていた。虎丸は、奈津美を殺したのは郁子で、それをかばうために出頭したのではないか、と優に切り出す。しかし優はそれを否定した。



科捜研にやってきた虎丸は、郁子が奈津美を殺した痕跡が出てこないことに対する怒りをぶちまけた。すると真野は、優の部屋を調べたいと申し出る。真野は、遺体が一度埋められ、山道付近で発見されたときは死後3日が経過していたに触れ、郁子の身代わりになるだけなら最初から発見しやすい場所に捨てればいい、と続けた。優にはほかに目的があったのかもしれない、と言うのだ。



ノンナは、彩花に会いに行き、親子鑑定の結果が出たことを告げる。そこでノンナは、18年前に何かあったのではないか、と問いかけた。だが彩花は、何も話さずに立ち去ってしまう。



真野は、優の部屋であるものを発見する。ほどなく郁子の取り調べも行われた。郁子と奈津美は中学時代からの知り合いだった。奈津美が中絶をしてから数ヵ月ほど後、彼女の前に再び神崎が現れ、誘拐した優の世話を押し付けたのだという。身代金受け渡しの日、神崎は、子どもも案外可愛いものだ、あのとき産んでおけばよかったか、などと奈津美に告げた。その言葉に怒りを覚えた奈津美は、神崎を刺し殺すと、身代金を奪って逃げた。しかしテレビの報道などに耐えられなくなった奈津美は、郁子を頼ったのだ。当時、施設の資金繰りに苦しんでいた郁子は、奈津美から金をもらい、優を引き取った。だが、数年前に再び奈津美が現れ、今度は郁子を脅したらしい。以来、奈津美は郁子を脅し続けたという。その口論を優に聞かれてしまい、誘拐事件のことを彼女に知られたらしい。



それでも郁子は奈津美殺害を認めなかった。彰は、殺害していないのなら優を解放してほしい、と虎丸たちに懇願した。すると彩花が口を開いた。18年前、神崎に優を預けたのは自分だと……。





実は、彩花と神崎は学生時代に交際していた。神崎は、そのころに撮った彩花の写真を使って脅し、関係を迫ったのだ。やがて妊娠した彩花は、彰の子だと信じて優を出産した。しかし、父親は神崎だった。それを知った神崎は彩花を再び脅し、多額の金を要求する。そして、拒否する彩花に、身代金目的で偽装誘拐を持ち掛けたのだ。



虎丸は、奈津美を殺したのは郁子で、出生の秘密をエサに優に死体処理を手伝わせたのだろう、と彰たちに告げた。そこで真野は、優が守りたかったのは郁子ではなく、彩花の秘密だと告げる。真野は、優の部屋から彩花と彰が配っていた情報提供を求めるチラシを見つけていた。優は、奈津美が殺された後、3日かけて彩花たちを探し、会いに行っていた。その姿は、防犯カメラにも残っていた。郁子が逮捕されればすべてが明らかになってしまう。優は、彩花たち家族の笑顔を守るために、罪をかぶろうとしたのだ。それを知った彰は、優は自分の子だと言うと、苦しみ続けていた彩花にも寄り添い……。





優の証言から、奈津美を殺害した罪で郁子が逮捕された。彩花と彰は、死体遺棄の罪で裁判を待つ優に面会に行く。



そんな折、真野のもとに1本の電話が入る。「話がある。君のお兄さんのことだ」。男は、真野にそう告げた……。





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■番組情報


『トレース~科捜研の男~』


<放送日時>



毎週月曜21時~21時54分 


<出演者>



錦戸亮 新木優子 山崎樹範 岡崎紗絵 矢本悠馬 加藤虎ノ介 山谷花純 ・

小雪 ・ 遠山俊也 篠井英介 千原ジュニア ・ 船越英一郎





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