刑務所帰りの男と待ち続けた女……悲しき殺人事件の真実

刑務所帰りの男と待ち続けた女……悲しき殺人事件の真実

3月4日(月)放送


■『トレース~科捜研の男~』第9話あらすじ完全版





家族が殺害された25年前の「武蔵野一家殺人事件」を追う真野(錦戸亮)は、高校教師の早川(萩原聖人)から、殺害された時に妊娠していた姉・仁美(夏子)に関する情報を聞く。早川は、当時の生徒たちに話を聞いて回ったが、仁美に交際相手がいたかどうかはわからなかったという。真実を解明する糸口を見つけられずに憤る真野。仕事帰りのノンナ(新木優子)は、公園から出てくる真野の姿を見つける。遅れて、早川が出てくるのを見たノンナは……。





虎丸(船越英一郎)は、アパートで殺害された胡桃沢綾乃(美山加恋)の事件を捜査する。死因は脳挫傷で、凶器は見つかっていなかった。また、被害者の頬には細かなひっかき傷があった。被害者の携帯電話などに残っていた指紋や目撃証言から、被疑者として浮上したのは綾乃の元恋人の富樫康太(和田正人)だった。富樫は傷害致死罪で7年間服役し、仮出所したばかりだった。



7年前、富樫は、綾乃と結婚するためにある会社に就職したという。だが、その会社は暴力団とつながりがあり、悪質な事業をしていた。半ば脅されるような形で仕事を続けざるを得なかった富樫は、利権を争う相手から暴行を受けた際に、恐怖心から相手を刺してしまったのだ。実はその事件で富樫を逮捕したのは虎丸だった。綾乃には、同じ会社に勤める関口章太郎(長田成哉)という婚約者がいたことから、事件は痴情のもつれが原因とも思われた。



着衣の血痕と付着物の鑑定を行った真野は、着衣にバラの花粉が付着していたことを報告する。被害者の頬の傷は、バラのトゲによってつけられたものである可能性もあった。ほどなく、事件当夜に富樫がバラの花束を購入していたことが判明した。それでも富樫の犯行だとは信じられない虎丸に、真野は「あなたが信じるか信じないかは関係ない」と言い放つ。





そんな中、富樫と思われる男が暴行事件を起こしたという通報が入る。サラリーマンの上田という男を脅して暴行し、その後逃走したという。それからしばらく後、やり切れない思いで酒を飲んでいた虎丸のもとに、富樫から電話が入る。富樫は、虎丸の説得にも耳を貸さず、「やり直すことなんかできない」、「俺も奴らに殺される」とまくしたて電話を切った。



富樫が使用していたのは、意識不明で入院中の老人・石崎が所有する携帯電話からだった。その老人は、富樫が暴行事件を起こしたすぐ近くで倒れていたという。そこにやってきた捜査一課長の江波(篠井英介)は、虎丸を捜査から外した。容疑者に個人的な思いを持っている、という理由からだった。



真野を訪ねた虎丸は、富樫が暴力団からの報復で恋人を殺されたと考えている可能性があることを伝える。富樫から電話があったとき、信じていると伝えなかったことを後悔していた虎丸は、真野に協力を求めた。実は富樫の父親も強盗殺人で捕まったことがあり、富樫はずっと犯罪者の息子というレッテルを貼られて生きてきたのだという。虎丸の申し出に同意した真野は、綾乃の遺体を見せてほしいと虎丸に告げた。



打ち合わせを終えた海塚(小雪)は、警視庁の廊下で壇(千原ジュニア)とすれ違う。すると壇は、科捜研の活躍のおかげでいつも助かっている、と海塚に礼を言った。海塚は、壇がわざわざ声をかけてきたことを不思議に思い……。



ノンナは、真野が「武蔵野一家殺人事件」について調べていることを虎丸に伝える。それが気になり、捜査資料保管室を訪れた虎丸は、家族の名前の中に「源礼二」という記載があることに目を止める。役所を訪れた虎丸は、戸籍から、源礼二が真野本人であることを知って驚く。




 


綾乃の遺体を調べた真野は、彼女の頬についていた傷痕から、富樫が購入した店で使用しているものとは別の栄養剤が検出されたことを虎丸に報告する。また、富樫が使用した携帯電話の持ち主・石崎が意識を取り戻し、実は富樫は、因縁をつけられて上田から暴行されていた石崎を助けたこともわかっていた。



そのとき、虎丸の携帯電話に富樫から連絡が入る。富樫は、綾乃を殺した連中のところに行ってケリをつけてくる、と言う。富樫は、自分の代わりに綾乃の葬式に参列して代わりに謝ってほしい、と虎丸に告げて電話を切ろうとした。すると真野は、富樫と虎丸の電話に割って入り、暴力団関係者が綾乃を殺したという証拠はあるのか、と尋ねた。真野は、絶対間違いない、と言い切る富樫を怒鳴りつけると、自分も大切な人を亡くしたが真相はいまだにわからず知りたくてもどうにもならない、と続けた。富樫には、まだ犯人に裁きを下せるチャンスがあり、無実を信じている人間もいる、というのだ。真野は、バラの件を富樫に話し、現場で見たことを詳しく教えてほしい、と頼んだ。そこで分かったのは、富樫がバラの花束を部屋に置いてきたこと、ドアには鍵がかかっていなかったこと、部屋の電気は消えていたがクローゼットの前に倒れていた綾乃を抱き起すと彼女の顔に外のネオンサインらしき光が当たっていたことだった。



改めて綾乃のアパートを訪れた真野たちは、鑑識が撮った写真から、事件現場のクローゼットのドアが開いていたため、ネオンサインの光は遮られていたはずだと気づく。富樫が来たときにはドアが閉まっており、その後、誰かがドアを開けたのだ。つまり、富樫が来たとき、犯人はクローゼットに身を隠していた可能性があった。真野は、犯人がドアに耳を当ててようすをうかがっていた可能性に言及すると、そこに付着している耳介の跡からDNA型が検出されるかもしれないと続けた。



同じころ、ノンナは、市原(遠山俊也)の協力を得て、富樫との通話の音声解析をしていた。その結果、近くに工事現場と、学校があることがわかった。もうひとつ、聞き取れないレベルながら断続的に鳴っている音があったが、それが何なのかはわからなかった。





真野たちは、携帯電話の基地局と音声解析のデータから場所を絞り込み、現場へと向かった。直接音を拾いながら波形をチェックしていくと、正体不明の音の正体は一軒の家の屋根で揺れている風見鶏の音らしいことがわかった。近くにあった放置状態の建物を見つけた真野は、そこに隠れていた富樫を発見した。「あなたの無実は証明されました」。真野は、富樫にそう告げ――。





綾乃の葬儀の日、真野は、彼女の部屋のクローゼット裏から検出された皮脂と、婚約者だと名乗っていた関口のDNA型が一致したことを富樫に告げる。実は関口は、綾乃の婚約者などではなく、一方的に好意を寄せていただけだった。綾乃は、両親から反対されても富樫と生きていくと決意していた。だが関口は諦めず、事件当日、富樫より先にプロポーズしようとバラの花束を持って綾乃のアパート訪れていた。



しかし、綾乃から拒絶された関口は、カッとなって彼女を殺害したのだ。凶器の花瓶を持ち去った関口は、富樫が持ってきたバラも川に捨てていた。



虎丸は、ポケットからリングを取り出し、富樫に渡した。それは、かつて富樫が綾乃にプレゼントしたものだった。綾乃は、ずっとそれを身につけていたのだ。「彼女はお前を待っていた。それは確かな事実だ」。虎丸の言葉に、富樫は泣き崩れた。





事件解決後、虎丸を呼び出したノンナは、真野に何があったのか教えてほしい、と頼む。その真剣な表情に、思わず「お前、あいつのこと好きなのか?」と問う虎丸。ノンナは、真っ直ぐな目で「はい」と答えた。そこで虎丸は、真野と「武蔵野一家殺人事件」に関してわかっていることをノンナに話し……。


見逃し配信はコチラから


■番組情報


<タイトル>



『トレース~科捜研の男~』


<放送日時>



毎週月曜21時~21時54分


<出演者>



錦戸亮 新木優子 山崎樹範 岡崎紗絵 矢本悠馬 加藤虎ノ介 山谷花純 ・ 小雪 ・ 遠山俊也 篠井英介 千原ジュニア ・ 船越英一郎





カテゴリ