TBS『世界遺産』日本地理学会賞を受賞 社会貢献部門ではTV番組として初

TBS『世界遺産』日本地理学会賞を受賞 社会貢献部門ではTV番組として初

 TBSは20日、同局で毎週日曜午後6時から放送中の『世界遺産』が、『日本地理学会賞』「社会貢献部門」を受賞したことを発表した。日本地理学会は1925年に創立した日本の地理学界を代表する学会で、国内の地理学の賞としては最も権威ある賞のひとつ。テレビ番組では『ブラタモリ』(NHK)が過去に別の部門で受賞しているが、「社会貢献部門」でテレビ番組が受賞するのは初めて。



【写真】ナレーションを担当する杏



 選評は「世界各地の世界遺産(自然遺産および文化遺産)を、地理学的・歴史学的視点から美しい映像と共に紹介する番組(1996年4月に放送開始、毎週日曜日の18時から放送中)の制作にあたり、単なる映像による現地の紹介にとどまらず、地理学関係者を含む専門家に監修を依頼し、例えば地形に関わる内容であれば、その成因に関しても、一般視聴者にも容易に理解が得られるような平易な内容となるよう工夫された解説を加え、地理学的な知識の普及に大いに貢献している」としている。



 受賞を受けプロデューサー・堤慶太氏は「地理学とは、地域の自然と人間の相互関係を研究する学問だそうです。実は、世界遺産にも『文化的景観』というジャンルがあります。たとえば中国雲南省の広大な棚田とか、イランの断崖にたくさん作られた洞窟住居とか、自然の中で人の営みが作り上げた景観です」。



 「まさに地理学そのものの世界で、今回の受賞で『世界遺産と地理学は相通じるものがあるんだ』と改めて気づかされました。地理学をふまえたさらなる番組作り…今後の『世界遺産』の幅を広げるツールになりそうな予感がしています」とコメントしている。
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