なぜ女子は「ちょうどいいブスならモテる」と誤解してしまうのか
こんにちは、トイアンナです。
恋愛のノウハウをお伝えしていると、ご批判もいただきます。そして女性からのコメントで多いのが「私たちブスは違う」という主張です。
ブスは自尊心をもってはいけない。ブスは男へ媚びて「都合のいい女」となりチャンスを狙うべきだ。
「どうせトイアンナさんにはわからないでしょうけど」なんて言われると、お前、目えついてんのか? 私の顔を見て言ったんか? とツッコミそうになります。
私のBMIは22超えやぞ? 小学校のころはブスといじめられてたぞ? 落ち着け?
なぜ「ちょうどいいブスならモテる」誤解は生まれるのか
ですが、そう主張する彼女たちだって根拠ナシにそんなことをおっしゃっているのではありません。
むしろ「ちょうどいいブス」を志向する彼女らは、飲み会でちやほやされる女子枠を捨てて「面白芸人」を買って出ることである程度モテたり、男性のセカンドに甘んじることで下克上を果たしたりできた強い女子たちです。
成功体験がなければ「ブスキャラに甘んじる」なんて戦略、誰が選びましょうか。
しかし、それでもなぜ「自尊心を持て」「セカンドにしようとする男は切り捨てろ」と私が叫ぶのか。
それは、あなたが傷つくのを減らすためです。
ちょうどいいブスになると、心がすり減っていく
私もかつて、ちょうどいいブス枠に収まったことがあります。飲み会で笑いを取れればいいので、正直とても楽です。
遊び相手には困りませんし、いい男ならセカンドの女へも雰囲気たっぷりに口説いてくれます。正直このままいけば、本命昇格からの結婚!? なんてチャンスもありました。(妄想かもしれませんが)
けれど、私の心は圧倒的にすり減ったのです。
ちょうどいいブスとして本命になって、幸せ?
ちょうどいいブス枠でたとえ本命に選ばれても、それは「あなたの方が居心地がよくて、浮気をしても許してくれそうで、ひどい扱いをしてもいいから」です。
バーで「お前って本当にバカだなあ」「だからブスのままなんだよ」とけなしてくる男性とデートをしたことがあります。
そのとき「ねえ、元カノにも同じこと言った?」と聞いたら、
「元カノにはブスなんて言おうものなら振られるから、怖くてとてもじゃないとできないよ、そんなの」
と、返されたのです。
ちょうどいいブス枠から下克上を果たしたところで、もともと本命だったあの子より大事にされるなんてこと、ない。
その待遇差に気づいてから、私は声高に叫んでいます。
あなたを傷つける男の本命になるくらいなら、そんな男はいらない。
ちょうどいいブス枠なんて、くそくらえ。
あなたはもっと愛されていいんです。
(トイアンナ/ライター)
(愛カツ編集部)