季節はずれのハロウィンにかけた子供たちの思い…そして杏がついに唯織の秘密を?

季節はずれのハロウィンにかけた子供たちの思い…そして杏がついに唯織の秘密を?

5月27日(月)21時~『ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~』第8話





ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~第8話完全版


甘春総合病院に、けいれん発作で魚谷久美(稲垣来泉)という少女が救急搬送されてくる。唯織(窪田正孝)たちは、久美のCT検査を行ったが異常は見られなかった。だが、別の日にMRI検査を行ったところ、二相性急性脳症の特徴的な所見である、脳が木の枝のように光る「ブライトツリーアピアランス」が見られたため、入院しての治療が行われた。





杏(本田翼)は、久美への治療の効果を確認するため再度MRI検査を行うことを決める。その席で、杏が目も合わせてくれないことにショックを受ける唯織。それを知った裕乃(広瀬アリス)は、何故かもやもやした気持ちになっていた。杏が唯織を気にしていると見抜いたたまき(山口紗弥加)は、「素直になれば?」と杏に告げる。杏は動揺しつつも、医療現場で恋愛はあり得ない、と否定する。一方、小野寺(遠藤憲一)は、唯織が医師免許を持っていることに気づいていた。だが、唯織にも隠していた理由があることを察し、誰にも言わないと約束する。

読影室にやってきた辻村(鈴木伸之)は、杏を映画に誘う。その際、ふいに頭痛に襲われる杏。「寝不足なんじゃないか?」。辻村は、そう言って杏を気遣うが……。





小児科では、久美の強い希望により、季節外れのハロウィンパーティーを行うことに。枕元に願い事を書いた紙を置いて寝るとそれが叶うという言い伝えもあることから、唯織や小野寺たちも久美から願い事カードを手渡されていた。
 
同じころ、内科には腹部の痛みを訴えて受診した若井陽子(佐藤めぐみ)の姿があった。陽子は、アルバイトを抜け出して病院に駆けつけた夫の祐一(板橋駿谷)に、盲腸だと診断されたが薬で散らせるから普通に働ける、と言って安心させる。
祐一が去った後、陽子は、久美からお願い事カードを手渡される。車椅子の久美と、彼女の父母、亮介(伊藤祐輝)と雅子(仲村瑠璃亜)を見送った陽子は、願い事カードに「子供が欲しい」と書いたが、それをゴミ箱に捨ててしまう。以前、祐一と子供のことを話した際、彼は「まだよくわからない」と答えていた。金がないことも理由のようだった。たまきは、ゴミ箱に入らずに床に落ちたそのカードを拾い……。





そんな折、MRI検査を受ける予定だった久美が突然けいれんを起こす。それによって、予定されていた検査は延期されることになった。

カンファレンス室では、鏑木(浅野和之)が陽子の腹部造影CT検査の画像について他の医師や技師たちに説明していた。虫垂炎と診断し、本人の希望もあって投薬による保存的治療を選択することになった、と続ける鏑木。ところが唯織は、もう一度検査をした方が良いのではないか、と言い出すと、「濁っているんですよ」と続け、鏑木を怒らせてしまう。

カンファレンスの一件を知った杏は、改めて陽子の画像を読影した。杏は、違和感を抱き、唯織の元へと向かった。実は杏も、唯織同様、『虫垂腫瘍』の疑いがあることを感じていたのだ。唯織が「濁っている」と言ったのも、虫垂炎にしては周囲脂肪織の混濁がなさすぎたからだった。そこで杏は、ひとつの疑問を口にする。虫垂腫瘍は痛みが伴わないが、陽子は右下腹部の痛みを訴えていたからだった。造影CTではわかりにくい回腸末端炎などの疾患があるのではないか、と返す唯織。すると杏は、鏑木の診断を否定することになっても、患者の体を最優先すべきだと言って、再検査を行うことにする。

甘春総合病院を訪れた陽子は、杏から虫垂腫瘍の可能性があるとの説明を受け、MRI検査を受ける。その結果、やはり陽子は虫垂腫瘍で、痛みの原因は、唯織の予想通り、回腸末端炎の可能性が高かった。虫垂腫瘍は、ゼリー状の粘膜物質が貯留し、放置すればそれが腹部全体に広がり、腹膜偽粘液腫へと進行する。早期ならば外科手術によって治るが、虫垂が破裂すれば飛び散った粘液を取り除くことになり、卵巣や卵管を失う恐れもあった。それを知った陽子は、子どもなんかいらないと言ってきた罰が当たった、とこぼし……。








鏑木は、杏が陽子の追加検査を行ったこと知り、「私の顔に泥を塗るとは」と怒る。だが、そこにやってきた院長の渚(和久井映見)から、それで患者が助かるのなら本望ではないか、と言われてしまう。

その夜、裕乃は、お願い事カードのことで軒下(浜野謙太)から責められる。裕乃のカードには「五十嵐さんみたいな放射線技師になれますように」と書かれていたのだ。裕乃は、あきれながら、五十嵐のところを軒下と書き直す。

唯織は、誰もいない小児科のプレイルームで願い事カードに「ずっと一緒に働けますように」と書き込んでいた。するとそこに、誰かがやってくる。

あくる日、ラジエーションハウスの技師たちは、看護師の里美(浅見姫香)から、仮装した子どもたちが来たら渡すためのお菓子を受け取る。それは、入院中の子どもたちも食べられるように特別に作ったものだった。





杏は、MRI検査を受ける久美の病室を訪れる。だが、そこに久美の姿はなかった。連絡を受けたスタッフたちは、久美を探し始めた。ほどなく、久美の姿を見つけた杏は、逃げるようにしてエレベーターに乗り込んだ彼女に追いつく。久美と一緒にエレベーターに乗った杏は、彼女が見つかったことを知らせた。そのとき、突然エレバーターの安全装置が誤作動を起こし、緊急停止してしまう。そこで久美は、またもやけいれんを起こし……。

杏から連絡を受けた唯織たちは、エレベーターのドアをこじ開けてふたりを救出しようとする。管理業者が到着するまでには30分以上かかるという。唯織は、杏から久美の状態を聞き、対処法をアドバイスした。
 
唯織たち技師チームは、エレベーターのドアをこじ開け、何とか久美を救出する。久美は、抗けいれん薬を投与され、処置室へと運ばれた。その後に続こうとした杏は、不意に立ちくらみがして倒れそうになった。そんな彼女を抱きかかえて支えたのは唯織だった。

久美の容体は落ち着いているようだった。雅子は、時々何を考えているのかわからない時がある、苦しいのは久美なのに何もしてあげられない、と胸の内を明かす。それを聞いた唯織は、お願い事カードを書いているときにやってきた小児科の入院患者・寛太(山下徳大)から聞いた話を伝える。久美は、小児科に入院している子どもたちが、自由にお菓子も食べられないことを知り、みんなにお菓子を食べさせたくてハロウィンをやろうと思いついたらしい。久美と寛太が書いたカードには、「みんなのおねがいがかないますように」と書かれていた。唯織は、ここにいる子どもたちは久美と出会えたことでたくさん元気をもらえた、久美は本当に心の優し子だと思う、と雅子たちに話し……。





杏は、陽子から明後日に手術を受けることになったとの報告を受ける。が、陽子はそれを祐一には話していないらしい。それを知ったたまきは、陽子が書いた願い事カードを差し出し、願いが届いたと思う、と告げる。虫垂腫瘍は進行してから発見されるケースがほとんどだが、陽子は奇跡的に早期発見できたからだった。「大切な人の前では、素顔が一番です」。たまきは陽子にそう告げた。

帰宅した陽子は、祐一に手術のことを告げると、ふたりの子どもがほしい、と告白した。祐一は、そんな陽子に、アルバイトに行くふりをして就職活動をしていたことを明かし、もし陽子が子どもを産んでくれたら死ぬ気で幸せにする、と誓うと、金はなんとかするから安心して手術を受けてほしい、と頭を下げた。陽子は、思わず祐一に抱きつき……。

裕乃は、「五十嵐さんのような放射線技師になれますように」と再び願い事カードに書いた。

杏は、陽子のお願い事カードが貼ってあることに気づく。そこには、「子供が欲しい」の前に、「二人の」と書き加えられていた。

ラジエーションハウスの前を通りかがった杏は、渚と小野寺の会話を偶然聞いてしまう。渚は、もし唯織が医療行為をした場合は、技師ではなく放射線科医として働くことを条件に採用したことを小野寺に明かす。唯織が放射線科医として働けば医学界を変える可能性も秘めている、という渚。小野寺は、唯織が技師として働く以上は自分の部下なのだから変わらず扱うつもりだと伝える。

放心状態の杏は、エスカレーターを上がっていた。そのとき、意識が朦朧となった杏は、そのまま倒れ、エスカレーターから転落してしまう。その場に居合わせた唯織は、慌てて杏に駆け寄るが……。





番組情報


『ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~』


<放送日時>


毎週(月)21時00分~21時54分


<出演者>


窪田正孝
本田 翼

広瀬アリス
浜野謙太
丸山智己
矢野聖人
山口紗弥加
  ・
遠藤憲一

鈴木伸之
浅野和之
  ・
和久井映見

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