このままでは教育現場が危ない!菅田将暉が渾身のナレーション

このままでは教育現場が危ない!菅田将暉が渾身のナレーション

8月15日(木)26時55分~『福井テレビ開局50周年記念番組 聖職のゆくえ~働き方改革元年~』





菅田将暉がナレーションを務めた、第28回FNSドキュメンタリー大賞ノミネート作品『福井テレビ開局50周年記念番組 聖職のゆくえ~働き方改革元年~』が放送される。

先日、福井で放送され、大きな反響を呼んだドキュメンタリー作品だ。


施行から半世紀、教員を呪縛する「給特法」


働き方改革が叫ばれる中、旧態依然と指摘されているのが教員の世界だ。なぜ教員の過労死や自殺が増えてきたのだろう。

取材をすると、授業以外の校務や事務作業が増えた上、管理職による時間管理がないことがわかってくる。

教員を呪縛しているのは、1971年に「教員の特殊性により基本給の4%の調整額が設けられる代わりに時間外手当は支給しない」と制定された、公立の教員にのみ適用される法律「給特法」。

なぜこの法律が今もそのままなのか。働き方改革元年といわれる中、番組では「このままでは教育現場が危ない」「この国の将来が危ない」と警鐘(けいしょう)を鳴らす。

小さい時は学校や先生が好きで、現在は小学生の子供の父親である“私”(41歳)は、「今、学校はどうなっているのか」「先生はそんなに大変なのか」を知りたいと思い、取材を始める。

“私”は、自身の母校にも取材、そこには想像以上に時間に追われる先生の姿があった…。





休み時間も息つく暇なく生徒たちと会話する教員




現職教員が文科省に給特法改正の署名を届け申し入れた


時代が「令和」に変わった今、50年前と変わらない「給特法」は見直すべきではないのか。今回、文部科学省にも素朴な疑問をぶつけてみる。

今、教師の働き方が改めて問われている。教壇に立つ教師の姿を追いかけながら、“学力体力ナンバー1”と言われる福井県から、あるべき教師の労働環境について考える。


<菅田将暉コメント>


この度、語りを担当させていただきました。

『3年A組』という作品に携わり、放送終了後も様々な反響が
僕の元にも届きました。

今回のナレーションのお仕事もその一つです。

僕にできることは大それたことではないですが、
受け取って下さる方がいて、それを入口としていろんなことを
“考える”機会が増える。

僕らの仕事の意義はそこに在ると思いました。

今の先生たちの現状に“このままじゃいけない”と声を上げる人がいます。

決してその声は人を傷つける声ではなく、
僕はとても優しい声だと思いました。
そして、必要な声だと思いました。

始まりは小さな声でも
きっと僕らがちゃんと受け取り
耳をそばだてれば
それはとても大きな声になります。

気持ちの良い音が乱反射する社会。

そんな社会になればと願っています。

菅田将暉​


<小川一樹ディレクター(福井テレビ報道部)コメント>


福井県内の教員が新採用から7ヵ月で自殺しました。裁判を起こした両親を取材すると、教員の過酷な実態が見えてきました。県外では教員の過労死も珍しくないことを知り、教員の実情を直に探るため学校への取材を試みました。しかし学校への取材は難航。

最後に頼ったのが自分の母校。校長の理解を得られ5ヵ月に渡り現場に密着すると、多忙さはすさまじいものでした。

また公立教員にのみ適用されている法律『給特法』の改正を求め、文科省に3万の署名を直接届けた現職教員にも密着。なぜ給特法改正を訴えるのか?その疑問から法律について探り、制定された50年前当時の背景とそこからの学校の変遷をひもとくと、『給特法』は50年以上放置され、忘れ去られる存在になっていたことが浮かびあがってきました。

教員の働き方改革が叫ばれる令和の時代。教員の命をもって訴える遺族、現職の教員の声、学校の実態の深掘りから、待ったなしで求められる教育現場の変革について訴えます。


番組ナレーションに菅田将暉を起用した理由


菅田将暉さんは『聖職のゆくえ』の取材をしていたタイミングと同時期に、ドラマ『3年A組-今から皆さんは、人質です-』の主役として教員役を演じられていました。

『3年A組』の放送を重ねる度に、ドラマ、そして菅田さんの見事にはまっていた教員役への世間の反響は大きくなっていきました。そして私が福井市内の中学校に密着取材していた時、ある先生が生徒に「最近よく見るテレビ番組は?」と聞いたところ、間髪入れずに何人もの生徒が『3年A組』と答えました。

その時、教員の働き方について、世の中の人に自分事として捉えるくらいに真剣に考えてもらうには、今まさに菅田将暉のナレーションで伝えるのが一番だと感じました。大人や学生だけでなく、中学生のような若い世代にも見てもらい、考えてもらえるようにと、そう思い菅田さんにお願いしました。

菅田さんにお会いすると、ナレーションはニュース特集を一度だけやったことがあるもののあまり経験はなく、55分といった長尺、しかもドキュメンタリーは初めてと聞きました。しかし、菅田さんの地元に教員をやっている友達もいて、自分自身もかつて教員への夢を抱いていたこともあったとのことで、過酷な教員の現状、そしてその働き方改革にスポットをあてた番組であればやろうと、ナレーションを引き受けていただくことができました。


番組概要


第28回FNSドキュメンタリー大賞ノミネート作品『福井テレビ開局50周年記念番組 聖職のゆくえ~働き方改革元年~』


<放送>


2019年8月15日(木)26時55分~27時50分


<制作>


福井テレビ

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