ガンプラ“ガチヲタ”美女レイヤー、「お父さん世代とのガンダム談義が楽しい」

ガンプラ“ガチヲタ”美女レイヤー、「お父さん世代とのガンダム談義が楽しい」

 数あるサブカルコンテンツと並び、日本を代表するポップカルチャーの一角として、海外からも注目を集めるコスプレ。『コミックマーケット96(コミケ96)』でも、多くのメディアがコスプレイヤーを取り上げており、“誰でも気軽に楽しめる趣味”として、市民権を得つつある。今回は、ガンダム好きを公言する人気レイヤー・水瀬ちかさんにインタビューを実施。意外な素顔や熱すぎるガンプラ愛について、たっぷり語ってもらった。



【写真】爆弾ボディを惜しげもなく! 元eggギャル、ギャバ嬢、バニーガール、巫女など美女レイヤーの“素顔”を披露



▼初コスプレは憧れのレイヤーの誘いで「2日後にデビューしていました(笑)」



――コスプレを始めたきっかけは?



【水瀬ちか】高校生のころから、コスプレ写真を見るのが好きで、ネット上でいろんなレイヤーさんを検索していました。好きなレイヤーさんの写真をネットで追いかけているうちに、どうしても会いたくなってきて。コミケに行けば会えるかもと思い、さっそくその年の夏コミに参加したんです。そこで推しのレイヤーさんにお会いして、挨拶をしたら、「あなたはコスプレをしないの? できるんじゃない?」と嬉しいお言葉をいただいたんです。



――水瀬さん自身には、それまで「コスプレをしたい」という発想はなかったのですか?



【水瀬ちか】あくまでも“見て楽しむもの”だったので、自分でやるという考えはまったくありませんでした。知識もないし、私には無理だと思っていたんですけど、そのレイヤーさんが、ウィッグも衣装も取扱店に行けばすぐに買えると教えてくれて。さらに「いつか同じ作品で“併せ”ができたらいいね」と誘ってくれたんです。それで一気に火がついて、その日のうちに必要なものを買い揃えて。夏コミの3日目にはコスプレイヤーとして参加しました。



――夏コミ初日に誘われて、最終日にはコスプレデビューをしたと?



【水瀬ちか】“善は急げ”だと思って、急いで準備をしました。『ラブライブ!』の矢澤にこちゃんのコスプレだったんですけど、いま思うと、見よう見まねで何とか間に合わせた…といったクオリティでしたね(笑)。誘ってくれたレイヤーさんも、本当に私が衣装を用意するとは思っていなかったみたいで、めちゃくちゃ驚いていました。



――わからないながらも飛び込むという、行動力がすごいですね。それ以降、コスプレ衣装は毎回、どのようにして用意されているのでしょう?



【水瀬ちか】あまりにも複雑な衣装の場合は、オーダーメイドで制作を依頼することもありますが、今はほとんど自分で作っています。手先の器用さには自信があるんです!



――もともと、衣装制作は得意だったのですか?



【水瀬ちか】コスプレを始めて3着目くらいのときに、大型の併せに誘ってもらったんです。でも、私に割り振られた衣装はどこにも売っていなくて。「だったら自分で作るしかない」と思い、手縫いで制作しました。もともと手先は起用だったので、何とかなるだろうと考えていて。コツコツ作り始めたら、それなりのものができたんです。そこからしばらく手縫いで衣装制作していたのですが、見かねた祖母がミシンを買ってくれて。手縫いと比べたらとんでもない作業効率じゃないですか(笑)。最近では、「この衣装を作ってみたい」という判断基準で、コスプレするキャラクターを選ぶこともあるくらい、衣装制作も大好きです!





▼夢はガンダムヒロインのコスプレ「好きすぎてチャレンジできていないんです(笑)」



――“ガンプラ好き”という情報をお見掛けしました。



【水瀬ちか】父がガンダム好きで、私が子どものころ、シリーズ作をたくさん見せてくれたんです。私のハマり方が、父の予想以上だったらしく、嬉しさのあまり、ガンプラをたくさん買ってくれたんです(笑)。先ほども言いましたが手先は器用なほうなので、すごく楽しくて……塗装やパテを使った質感の再現にもこだわるようになりました。



――かなり本格的ですね。それ以来、ずっと作り続けているのですか?



【水瀬ちか】だんだんとアニメやコスプレに熱中するようになり、ガンプラから離れていた時期もあります。ガンプラ作りを再開したのは、Twitter上でのフォロワーさんとのやり取りがきっかけなんです。



――具体的に教えてください。



【水瀬ちか】以前からガンダム好きは公言していたので、Twitter上で、お父さん世代のフォロワーさんたちとガンダムの話で盛り上がることも多かったんです。同世代のお友だちでは『機動戦士ガンダムSEED』以降の作品しか知らない人が多いので、ここまで語ることができなくて。お父さんとのガンダム談義を思い出して懐かしくなっちゃったんですよ。昭和のガンダムの話で盛り上がっているうちに「ガンプラを作りたいな」という気持ちが再熱したんです。



――再開の理由がTwitter、いまどきですね(笑)。



【水瀬ちか】「パーツがうまくハマらない」とつぶやいたら、「その部分の写真を送って」と返ってきて。実際にアップしたら「そこに使うパーツはこれとこれだよ」と、丁寧に説明してくれるんですよ。たぶん、私のリプ欄をまとめたら、ガンプラのノウハウ本が一冊できると思います(笑)。



――最近、作成したガンプラは何ですか?



【水瀬ちか】MG(マスターグレード)というブランドの、1/100サイズのνガンダムです。このサイズになると、作り終えたときに達成感があるんですよ。それと、これはガンプラを作ったことがある人なら共感してもらえると思うんですけど、「朝起きたら、自分の部屋にガンダムがいる」、「家に帰ったら、ガンダムが迎えてくれる」という感覚がたまらないですね。他にも、ストライクフリーダムガンダムも好きなので、いずれ挑戦したいです。



――歴代の『ガンダム』シリーズの中で、いちばん好きな作品はどれですか?



【水瀬ちか】『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』です。主人公とヒロインの純愛にスポットを当てたストーリーなので、初心者の方にもオススメの作品です。



――『ガンダム』シリーズのキャラクターのコスプレをしたことはありますか?



【水瀬ちか】昔、一度だけやったことがあるんですけど、納得のいくクオリティでできなくて……。好きなシリーズだからこそ、「私がコスプレをすることで、作品のイメージを壊したくない」という気持ちが強いので、やってみたいと思う反面、『ガンダム』ファンの方がご覧になられても、納得していただけるクオリティで再現できるか? という部分が不安で、チャレンジできていないんです。



――それでももし、やってみるとしたら、どのキャラクターのコスプレに挑戦したいですか?



【水瀬ちか】初期の作品ならララァ・スン、2000年以降の作品ならラクス・クラインですね。『ガンダム』シリーズだけでなく、すべてのアニメの中でいちばん好きなキャラクターなので、恐れ多いですが、いつか挑戦できたらいいなと思っています。



――それでは最後の質問になります。ずばり、水瀬さんにとってコスプレとは?



【水瀬ちか】“見聞を広めるためのツール”というと、ちょっと語弊があるかもしれませんが、私はコスプレをするようになって、好きな作品のことをより深く認識できるようになったし、いろんな分野の人と交流する機会も増えました。そういう環境に積極的に飛び込んでいって、新しい情報を吸収することは、自分を高めるうえでも大事なことだと思っています。もしコスプレに出会わなければ、こんなに充実した毎日は送れていなかったと思うので、私をコスプレの世界に誘ってくれたレイヤー友だちには本当に感謝しています。





取材・文=ソムタム田井
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