阿部寛の予感的中!「桑野信介は結婚してないと思っていました(笑)」

阿部寛の予感的中!「桑野信介は結婚してないと思っていました(笑)」

10月8日スタート 毎週(火)21時~『まだ結婚できない男』初回15分拡大





13年ぶりにアノ男が帰ってくる!と話題のフジテレビ系ドラマ『まだ結婚できない男』。阿部寛演じる偏屈で独善的、そして、皮肉屋の建築家・桑野は当時は40歳。それが今回53歳となって登場するのだが、やはりというべきか…まだ独身だった!

そんな桑野だが、続編の制作にあたり、阿部自身も「彼に再会できることがうれしい」と役への愛情をにじませている。年を重ね、さらに個性を“進化”させている桑野。

10月8日(火)の放送開始に向け順調に収録が進んでいる中、もっとも現場を楽しんでいるという阿部に、前作と今作への思い、新キャストへの期待、脚本の魅力などを聞いた。


<阿部寛インタビュー>


Q.40歳だった桑野が53歳になった今も、結婚していないと聞いた時、どう思いましたか?

やっぱりな、と(笑)。結婚していないだろうと思っていました。もちろん、13年経って、こうやってまた桑野を演じることができるのはすごくうれしいですけど、結婚しているという想像はしていなかったです。

Q.なぜですか?

前作でも、相当変わり者だったというのもありますし(笑)、桑野が結婚している画が浮かばないんですよね。かといって、前作でお付き合いするまで発展した女性とも変な別れ方をしたという画も浮かばないんです。だから、彼なりにハッピーな形でまた一人になったのだろうなと思いました。桑野は、毒舌は吐いているけど心底ではやさしいし、女性を思う気持ちはピュアだと思うんです。





Q.そんな桑野を13年ぶりに演じる上で、前作は見直しましたか?

見ました。何がどうなっていたか、どういう人だったかなど、13年経つと客観的に見られるので、見ておいてよかったと思いました。桑野のキャラクターもそうですけど、全体を通して、この話はどうおもしろかったかという目線で見ることもできるので、今回、新たに演じる上で参考になりました。

やっぱり、13年経っているわけですから見た目や声とかが変わっているんですよ。でも、人格的には大きく変えようと思っていないし、桑野は変な元気のある人で、たぶんみなさんもそこを期待されていると思うので、そういうところはオトナにならないようにして演じないといけないなと思っています(笑)。





桑野が変わり者と思われる半分は、周りが変わり者扱いしてくれるから(笑)


Q.今作で桑野の恋人になるかもしれない女性を演じる吉田羊さん、稲森いずみさんとの共演はいかがですか?

それぞれお芝居が上手な方なので、「なるほど、そういう接し方でくるか」みたいな駆け引きがあっておもしろいです。今作では、吉田さん演じる弁護士の吉山まどかのほかに、稲森さん演じるカフェの店長・岡野有希江との可能性もあるんじゃないかと匂わせています。桑野は、相手によって対応を変える男なので(笑)、そこでも新しい一面を引き出してもらえるし、いい雰囲気で楽しみながらやらせていただいています。

前回もそうですけど、桑野信介が変わり者と思われる半分の力は、周りのキャストの方たちが変わり者扱いしてくれるからです。今回も、このお二人含め、みなさんがしっかり変わり者扱いしてくださっているので、助かっています(笑)。





Q.桑野の母親役の草笛光子さん、かつては設計事務所のアシスタントで、今は共同経営者となった村上英治役の塚本高史さんなど、前作からのメンバーとの再会はいかがでしたか?

まったく変わらない安定感がありますね。最初の本読みでは、新メンバーの方は緊張しながら来られる方が多い中で、前回からのメンバーは、すぐ以前に戻って、いつも通りやればいいという感じで、すごく安心です。特に、塚本くん演じる英治は、ちゃんとツッコみどころもわかってて、桑野が何がしたいかも全部わかってて、びっくりしました(笑)。義弟役の尾美としのりさんや、大工の棟梁役の不破万作さんも、すぐ以前に戻りました。





Q.前作に引き続き、脚本は尾崎将也さんですが、脚本の魅力は?

続編をやるというお話をいただいた時、「脚本は尾崎さんで」と最初にお願いしました。尾崎さんの脚本は、きっかけがきちんとしているので、ほかに遊びが残るんです。多くの脚本家だとト書きにも説明が入るので、動きが限られてしまいます。

でも、尾崎さんの脚本は、ト書きに「桑野がいる」って書いてある。「いる」ってどういうことだよと(笑)、初めは戸惑いましたが、遊べるヒントがたくさんあるので、それが非常にやりやすい。「ここ何かしろっていうことかな」と考えたりして、役者として想像力をかき立てられますね。

そして、波の作り方がとてもうまい。構成とか、突然言い出すセリフとか、そういうのがガツンと利いてくるので、物語の中で大きな波が効果的に決まるんです。その波と遊びの作り方が独特の感性なので、それがこの作品にすごく合っているんだろうなと思います。

だから、「桑野がいる」、それだけでクスっと来るわけです。すると、その時にはもう世界観ができている。監督もカメラマンも僕もそれがわかっているので、現場ではみんな楽しんでいると思いますよ。





Q.阿部さんご自身は、この作品のどこに大きな魅力を感じていますか?

男性も女性も、自分の中でクスッと笑えるところがあることで、ちょっとホッとしていただけるんじゃないかと思うんです。たとえば、桑野は子供目線に近かったりするんですよ。見たものをそのまま口に出してしまうとか、興味を持つ範囲が限られているけど、それに関してはずっと集中して見ていたり。そういうのは、みんなあったことだし、今現在もあることだと思います。そういうところで共感して笑える。そこが一番楽しんでいただけるところだと思います。

あと、桑野は毒を吐いているけど、悪い人間ではないんです。毒舌によって相手の心をかき乱すけど、実はすごく人助けが好きだったりもするので、そういうことで人と交流していく中で、気がつくと、結局みんなを幸せにしている。でも、本人だけが気づいていない(笑)。そういうところだと思います。

Q.今作では、桑野のハッピーエンドをだれもが願っていますが、阿部さんの思う桑野の幸せとは?

桑野が変わらずに生きていける状況がいいなと思うんですよね。たぶん、我慢とかできない人じゃないですか(笑)。それがどういう形かはわかりませんが、見てくださる方が、よかったなと思って幸せな気持ちで終われるのがベストだと思います。ぜひ、見守ってください。





番組概要


『まだ結婚できない男』


<放送>


10月8日スタート 毎週火曜21時~21時54分
※初回は、21時~22時09分(15分拡大)


<出演者>


阿部寛、吉田 羊、深川麻衣、塚本高史、咲妃みゆ、平 祐奈、阿南敦子、奈緒、荒井敦史、小野寺ずる、美音、不破万作・三浦理恵子、尾美としのり、稲森いずみ、草笛光子 ほか

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