宇賀なつみ、母校で人生の選択説く「ドラマチックな道を」 フリー謳歌し、プロデュース業にも意欲

宇賀なつみ、母校で人生の選択説く「ドラマチックな道を」 フリー謳歌し、プロデュース業にも意欲

 3月末をもってテレビ朝日を退社し、4月からフリーランスに転身した宇賀なつみ(33)が3日、東京・池袋の立教大学でキャリア講演会を実施。母校で約500人に講演を行った宇賀は1時間の講演をマイク1本でこなした。



【写真】腕を広げて謎ポーズをする宇賀なつみ



 演題は「自分が変われば世界は変わる! ~生き方・働き方を選べる人になろう~」で自身の経験を学生に伝えた。現在、フリーとして活動している。「本当のフリー。アナウンサーの先輩で、フリーになる方って事務所に所属する方が多い。私は本当に自分で何でもやってみたいと思って個人でやっています」と理由を説明。仕事のメールのやり取り、スタイリストやタクシーの手配、果てはギャラの交渉や経理なども1人で行っていることを明かして、学生を驚かせた。



 講演では自身の暗かった過去から、現在のポジティブ思考になった理由や、テレビ朝日のアナウンサー試験を受けた秘話などが語られた。「自分の人生は1本のドラマや映画。みなさん演出家であり、監督であり、脚本家なんです。自分のドラマをプロデュースしてください。私も2つ、3つのことで迷ったら一番、ドラマチックな道を進もうと思っています」と仕事だけでなく、恋愛、結婚など全ての決断のポリシーを明かした。



 人生の大きな分岐点となったフリー転身も話題に。『報道ステーション』で夜の仕事を5年、『グッド!モーニング』と『羽鳥慎一モーニングショー』で朝の仕事を5年経験。「テレビ朝日を卒業するまで10年間、ありがたいことに毎日、生放送の本番があった。それ以外にも、たくさんの仕事をした。本当に幸せな10年だった」としみじみ語ると「好きってパワー」とアナウンサーという仕事がエネルギーとなったという。



 ただ、結婚したことや、大学時代の親友である2人が、それぞれ独立、起業したことで思いに変化が生まれた。「生き方と働き方を変えたいという思いが、ここ1年間ぐらい大きくなった。入社したころは『なんでキー局のアナウンサーをみんな辞めるんだろう』と思っていたぐらいなのに、まさか自分が辞める日が来るとは思わなかった」と振り返りながら「やりきったな、という思いがあった」とキャリアに区切りをつけた。



 質問コーナーでは今の心境も告白。「フリーになったら緊張感から開放されるかなと思ったけど全く逆。フリーでお仕事をもらっていると誰がお願いした、誰が推薦した、いくらもらっているとか全部、わかる。だからこそ怖いです」と現在の状況を語る。「つらい仕事でも、自分を指名していただいている。絶対に失敗できない。怖さは日に日に増している」としながらも「この怖さがないと仕事ではない」と仕事観を口にした。



 一方でフリーになって自由度の高さも感じているそう。アナウンサー以外の仕事をやってみたいか問われると「実は結構やってます」と笑顔。会社を立ち上げた結果、自身の中では「フリーアナウンサーというより、小さな1個の会社になったイメージ。その中にアナウンス部もあり、タレント部もあり、総務部も経理部も営業部もあるような感じ」と明かした。



プロデュース業にも進出するそうで、「バッグとお財布を作ろうと思っている。その打ち合わせも行ってきました」と充実感たっぷり。失敗することの大切さも語ると「いろんなことをしている。今後は、どんどんアナウンサーじゃない仕事も広げていきたい。全然、決めていない。10年前に今の自分を想像できなかったように、今の自分も10年後の自分を想像できない。きっとアナウンサーじゃないことも、たくさんしていると思います」と力強く語っていた。



 終了後、取材に応じた宇賀は宣言通りにマイク1本で喋り続けたことについて「思っていたよりも学生さんが真剣に聞いてくださった」とにっこり。母校の教壇に立つのは初めてで、授業を受けていた教室に戻ってきた。「感慨深いですね。憧れでもあった。まさかフリーランスになって、こんなに早く立たせてもらえるとは思っていなかった」と幸せそうな笑顔を見せていた。
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