“ガンプラガチオタ”と“元ギャル”が、“変身願望”を満たす趣味に没頭したワケ

“ガンプラガチオタ”と“元ギャル”が、“変身願望”を満たす趣味に没頭したワケ

 アニメや漫画、ゲームといったコンテンツと並び、日本を代表するポップカルチャーとして、海外でも人気を博しているコスプレ。昨今では、職業としてコスプレに取り組む“プロコスプレイヤー”も登場し、さまざまなイベントやテレビ番組で、彼女たちの活躍を目にする機会が増えてきている。今回は“ガンプラ好き”と“元ギャル”という、異色の経歴を持つ2人の人気レイヤー、水瀬ちかさんと赤羽ももさんにインタビューを実施。独自の“コスプレとの関わり方”や、仕事として取り組む際の心構えを語ってもらった。



【画像】こぼれそうな爆弾ボディ! レイヤー美女たちのキュートなビフォーアフターを公開



■初コスプレは憧れのレイヤーの誘いから「デビューはその2日後でした(笑)」(水瀬ちか)



 「好きなアニメやゲームのキャラクターになりきりたい」という変身願望から、コスプレを始める人は多いが、水瀬さんの場合はちょっと変わった入り方だった。「ネットでいろんな方のコスプレ写真を見るのが好きで、あくまで“見て楽しむもの”だったんです。でも、見ているうちに推しのレイヤーに実際に会いたくなって、夏コミに遊びに行けば会えるかもって思ったんです」。



 さっそく参加した夏コミで推しレイヤーとの対面が叶った。「その時、“あなたはコスプレをしないの? できるんじゃない? いつか同じ作品で“併せ”ができたらいいね”と嬉しい言葉をいただいたんです」。好きな人からの“併せ”の誘いで一気に火がつき、数日後にはコスプレイヤーとしてイベントに参加したそう。「誘ってくれたレイヤーさんも、本当に私が衣装を用意するとは思っていなかったみたいで、めちゃくちゃ驚いていました」。



 そんな水瀬さんは“ガンプラ”作りにもハマっていて、塗装やパテを使った質感の再現にもこだわっているという。最近では、SNSでファンと交流しながらのガンプラ制作が楽しいそうで、「“パーツがうまくハマらない”とつぶやいたら、“そこに使うパーツはこれとこれだよ”と、フォロワーさんが丁寧に説明してくれるんですよ。もともとガンダムもガンプラも大好きなんですけど、今はそのやりとりもとても楽しくて。たぶん、私のリプ欄をまとめたら、ガンプラのノウハウ本が一冊できると思います(笑)」とのこと。





■“ギャル”と“オタクカルチャー”一見相容れないものが融合した経緯は「ギャルサー」(赤羽もも)



 学生時代はギャルサーに入り、渋谷を中心に活動していたという赤羽さん。“ギャル”と、オタクカルチャーである”コスプレ“は、一見相容れないもののように思えるが、どのようにしてコスプレイヤー・赤羽ももが誕生したのだろうか? 「私の所属していたサークルに、先にコスプレをしていた先輩がいたんです。その姿を見て“楽しそうだな”と思い、真似したのがきっかけです。当時、髪は蛍光ピンクに染めていて。つけまつ毛もバサバサになるくらい付けて、筋金入りの“ギャル”でした」。



 ギャルにとって「アニメやコスプレはダサい」と言われそうなイメージもあるが、ギャルサーでの反応は真逆だったそうだ。「楽しそうだね~みたいな感じで好意的。カラオケでもみんなでアニソンを歌って盛り上がったりしていました。同年代の女の子の集まりなので、子どものころに見ていたアニメや漫画の話をすると、一気にテンションが上がるんですよ」。



 当時は美容の専門学校に通っていて、美容師免許も取得。しかし、頑張った自分へのご褒美と、好きなことに没頭する時間を設けることにした。「親や先生にも相談して、1年間だけ、全力でコスプレに取り組むことにしたんです。そうしたら、たまたま参加したイベントで、企業の方から公式コスプレイヤーのお誘いをいただいて。そこから、お仕事としてもコスプレに関わるようになりました」。今ではイベント出演に加え、テレビ番組など多方面に活躍している。「人前に立つということで、どの仕事も気持ち的に違いはないのですが、やっぱりテレビとか動画は難しいですね。“話して、その場を盛り上げる”というのは、コスプレイベントや撮影会ではなかなかないことなので、日々勉強です」。



取材・文=ソムタム田井
カテゴリ