森山未來&辻本知彦「きゅうかくうしお」、2年ぶり新公演 “言葉と身体の関係性”を探る

森山未來&辻本知彦「きゅうかくうしお」、2年ぶり新公演 “言葉と身体の関係性”を探る

 パフォーマンスユニット「きゅうかくうしお」のメンバーの俳優・森山未來と、世界的ダンサー・辻本知彦が21日、横浜赤レンガ倉庫1号館で行われた新作ダンスパフォーマンス『素晴らしい偶然をちらして』のゲネプロ後、ORICON NEWSの単独取材に応じた。



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 2010年に2人がユニット立ち上げ、同年に『素晴らしい偶然をもとめて』、17年に『素晴らしい偶然をあつめて』と2作品を発表。今回はこれまでに関わったスタッフをメンバーとして固定化し、9人体制で活動している。



 今回の公演について、森山は「僕ら『きゅうかくうしお』は(公演を)3回やってきて、全部「素晴らしい偶然」がタイトルについてる。最初が『もとめて』、次が『あつめて』、今回が『ちらして』。僕らが出会った奇跡というものがあって、お互い様々な人生を歩んで経験を積む中で、素晴らしい偶然が必然になって繋がってきている」と説明。2人で立ち上げたユニットだったが、9人体制になりメンバー全員が関わることで“多様性のある偶然”が沢山貯まってきているという。森山は「それが今回は『ちらす』。小さな奇跡がいっぱいそこにキラキラ輝いて散らばっている。まとめるのは大変だったが、それをお客さんと共有したい」と意図を語った。



 「言葉と身体の関係性」が今作の大きなテーマ。森山は「身体的なアプローチとしては、『舞踏』を僕らの中でどう再解釈できるかというのがコンセプト」と語る。「舞踏というのはバレエとかストリートダンスのように形がない。その人に言葉を当て、それを聞いて自分の体がどう反応していくか。それを体に落とし込んでいくことで、言葉と体はかなり密接な関係を持っていると思う」と強調する。



 「例えば携帯持っている人とか、パソコン持ってる人って身体がすごい空洞化するじゃないですか。僕たちの脳って大体パソコンの中に取り込まれてしまう。クラウドの中に入っていった言葉が、僕たちの身体を動かすことになる。どんどん身体というものが失われていく感覚があるじゃないですか。身体って必要なのかそうじゃないのか。そういうものも見ていけば、浮かび上がるんじゃないかなと思います」と解説した。



 最後に、辻本は「僕は『あなたの人生の一部になりたい』。これは強く思ってる。(記憶に)残るか残らないかのパフォーマンスをしている」とし、作品をどう見てほしいかというよりも、作品を見て何かを感じ取ってほしいという思いを訴えた。



 新作公演は明日22日~12月1日まで、同所で行われる。全10回公演。
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