蟲師 ~ 蟲を通して触れ合う人々

蟲師 ~ 蟲を通して触れ合う人々

「蟲」と「人」– 漆原友紀さんの漫画を原作としたアニメ「蟲師」が2005年に、「蟲師続章」が2014年に放映されました。


2007年の「日本のメディア芸術100選」のアニメーション部門にて総合第6位に選ばれたこの作品。原作の漫画をほぼ忠実に再現しており、原作ファンの方ならその再現度に驚くと思います。


作中で呼ばれる「蟲(むし)」は昆虫という意味合いの「虫」とは違い、普通の人には見えないものであり、妖怪や幽霊とはまた違う性質を持っています。


あるものはただ漂っているだけ、あるものは人に害を与えることもあり、蟲を見ることが出来て適切な対処をすることを仕事にしている者は「蟲師」と呼ばれています。


このページの目次

1 謎多き男、ギンコ2 使命を背負う女性、淡幽3 繊細であたたかなお話
■謎多き男、ギンコ

この物語の主人公であり蟲師の「ギンコ」は年齢不詳の男性。登場人物のほとんどが和装をしている中、彼だけは洋装をしており、異彩を放っています。


蟲を寄せ付けやすい体質なため、どこかひとつのところに留まることが出来ず常に旅をして過ごしています。その中で蟲師として様々な人と出会います。


画像引用元:©漆原友紀/講談社・「蟲師」製作委員会


■使命を背負う女性、淡幽

この作品には数多くの印象深いエピソードがありますが、今回は筆者が特に気に入っている「淡幽(たんゆう)」という女性とギンコのお話をご紹介します。


狩房(かりぶさ)家の娘に生まれた淡幽の右足には黒い痣があり、それは「禁種の蟲」を体内に宿している証拠。彼女はその蟲を封じるための「筆記者」としての使命を背負っています。蟲を退治する話を書き記すことにより少しずつ蟲を封印することが出来ます。


家に訪れる蟲師から蟲退治の話を聞く淡幽ですが、彼女はただ蟲を退治するだけの蟲師に疑問を抱き、うんざりしていました。そんな中出会ったギンコは「じゃあ殺さない話」と彼女に語りだします。蟲封じには関係ない彼の話に淡幽は興味を持ちます。


蟲師 ~ 蟲を通して触れ合う人々画像引用元:©漆原友紀/講談社・「蟲師」製作委員会


■繊細であたたかなお話

蟲師 ~ 蟲を通して触れ合う人々画像引用元:©漆原友紀/講談社・「蟲師」製作委員会


この作品はほとんどが一話完結でありレギュラーキャラと呼べる人物もごく僅かしか登場しませんが、その中でも筆者が淡幽を気に入った理由は彼女の持つ独特な雰囲気、ですね。


退廃的な儚さの中に、蟲を愛する心やギンコと旅がしたいと口にするところなど、人としてのあたたかさを感じる場面がギャップを感じられてとても素敵な女性だと思います。


ギンコとの友情のような、愛情のような、そんな不思議な関係も見ていて楽しいポイントです。


美しい絵と音楽、繊細なストーリー。まったりしたい夜に観るのをお勧めします♪


文章:kyouei-のいせ


蟲師を観れば生きるヒントが見つかるかも!主人公「ギンコ」と「露を吸う群」の紹介&考察





(あにぶ編集部/あにぶ編集部)
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