『るろ剣』最終章、神谷道場メンバー続投 武井咲「剣心にしか見えない健さんがいた」

『るろ剣』最終章、神谷道場メンバー続投 武井咲「剣心にしか見えない健さんがいた」

 俳優の佐藤健が主演を務める大人気シリーズ映画『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』(2020年7月3日、8月7日公開)のキャストが発表された。剣心が明治維新後に出会った“神谷道場”の師範代・神谷薫を武井咲、相楽左之助を青木崇高、高荷恵を蒼井優と前作までのキャストが集結。明神弥彦役は『キングダム』で主人公・信の子ども時代を演じた大西利空が担当することが明らかになった。



【画像】和月伸宏先生から佐藤健に届いた直筆メッセージ入り色紙



 2012年8月に公開された『るろうに剣心』、14年8月公開の『るろうに剣心 京都大火編』、同9月公開の『るろうに剣心 伝説の最期編』の3作の累計興収は125億円、観客動員数は980万人を突破した。日本だけでなく、北米、イギリス、香港、韓国、台湾など世界100ヶ国以上で配給もされた。



 幕末期は“人切り抜刀斎”と恐れられるも、新時代は逆刃刀を手に持ち“飛天御剣流”の教えでもある人々を守るための旅を続けてきた剣心。そんな時、「人を活かす剣」を唱える神谷道場の薫や、喧嘩屋の左之助と出会い、剣心にとって帰りたい場所となった。



 剣心の心の拠り所となり、料理の腕前はまだまだでも弥彦に対して熱い剣術指導も行う薫。5年ぶりにその薫を演じる武井は「緊張していましたが、現場に入るとブランクを感じず、不思議と一作目から続けているような気持ちになりました。神谷道場のメンバーが本当の家族のような雰囲気で撮影できたので、とても感動しましたしうれしかったです」と“家族”との再会に笑顔。



 「1作目のときは17歳でしたのでとても緊張していて、皆さんについていかなくては、という一心でした。大友(啓史)監督が、最終章では剣心の過去を知って薫が成長していく姿は、今の私の年齢だから演じることができるとお話してくださり、とても安心しました。これまでとは違うスタンスで、新たな『るろうに剣心』の現場を楽しめたと思います」と等身大で挑んだ。



 佐藤に対しては「大変なアクションがたくさんあるので、体力的に大変だったと思います。ただ、薫から見ても剣心にしか見えない健さんがいたので、本当にうれしかったです。『るろうに剣心』ファンとしても(笑)」と佐藤と剣心が一心同体であったと語る。



 剣心と出会ったときは喧嘩屋として対立。戦いに敗れ、剣心の魅力に引かれ、志々雄真実の一派・十本刀の悠久山安慈から「二重の極み」を教わり、剣心の横に並ぶ心強い仲間となった左之助。演じる青木は「1作目から変わらず、命を張ってでも守りたい仲間です」と左之助と同じく熱く言い切る。「監督を中心に役者やいろいろなスタッフがお互い挑発しあっている様に感じます。『ここで諦めたら駄目、こういう時だからこそどうプラスに展開させていくのか』をプライドを持って取り組んでいます。そうすると『つらい』と思っていても『やるぞ』ってなります。とても成長させてもらいました」と本気で作品に向き合う現場に感謝する。



 「絶対に最高傑作になっていると思います。そんな作品に自分の出せるものを全部出せて、引き上げてもらい、いい意味で追い込めたと思います」と自信をのぞかせる。佐藤については「これだけのスタッフ・キャストの真ん中に立っている彼にしか感じられない気持ちは計り知れないですが、それを立派にやり遂げたことは本当に本当にかっこいいと思いました」と最大限の賛辞を送った。



 1作目に登場した武田観柳(香川照之)からの指示でアヘンの製造に携わっていたところを、剣心たちに救ってもらった女医の恵。蒼井は「5年の経過があるので、みんな微妙に変化しているのですが、フォーメーションを組んだときの形が一緒で懐かしいです。帰ってきたというより、タイムスリップした感覚でしたね。前回のエンディングから続きが始まったように感じました」とすんなりと役に入れたことを明かす。



 5年ぶりの製作決定には「また始まるんだ。あんなに大変な思いをしたのに、元気だなと思いました(笑)。でも、お客さまのお陰だと思いますし、すごいことだと思います。5年ぶりでも、お客様が待っていてくださるという希望があるのはすごいと思います」と『るろ剣』ファンに感謝した。



■難航を極めた明神弥彦のキャスティング 決め手は“ずば抜けた演技力”



 神谷道場で剣心の背中を追い、最強の剣士を目指している弥彦。キャスティングは難航し、何度もオーディションが行なわれた。参加人数は、予定人数を大幅に超えて約200人以上となったが、映画『3月のライオン』で大友監督の作品に出演した経験を持つ大西に白羽の矢が立ち、ずば抜けた演技力を評価されて弥彦役を手にした。



 大西は「前作も見ていたので、受かったときはとてもうれしかったです。赤べこのセットも大きく驚きましたし、とても感動しました」と抜てきに大喜び。約7ヶ月におよぶ撮影だったため「行く度に身長がのびていたので、衣裳部屋に入ると『え! 弥彦またでかくなった!?』と毎回言われました(笑)」と和気あいあいとした現場でのエピソードも語ってくれた。



 さらに、佐藤、武井、青木、蒼井、大西の5人がそろった神谷道場のワンシーンのビジュアルも解禁。武井が語っていたように、まさに“家族”ともとれる写真からは、変わらない仲間たちの笑い声が届いてきそうなビジュアルになっている。



 また、過去3作品のシーンを構成したダイジェスト映像も解禁。鵜堂刃衛役の吉川晃司、志々雄真実を演じた藤原竜也、瀬田宗次郎役の神木隆之介、剣心の師匠である比古清十郎を演じた福山雅治、四乃森蒼紫役の伊勢谷友介、斎藤一役の江口洋介らが登場し、剣心が刃を交えたキャラクターたちに思わず胸が熱くなる内容になっている。



 『The Final』は、中国大陸の裏社会を牛耳る武器商人で、志々雄に武器や軍艦を送り込んで操っていた、剣心の義理の弟・縁(えにし)との戦いをアクションとドラマで描く。“日本転覆”を目論んでいた志々雄との死闘を終え、神谷道場で穏やかな生活を送っていた剣心たち。しかし、何者かによって東京中心部へ相次ぎ攻撃が開始され、剣心とその仲間の命に危険が及んでいく――。



 その戦いは、剣心が自らの手で斬殺してしまった妻・雪代巴と過ごした幕末時代に大きく関わっており、消えることのない十字傷の謎へとつながっていく。そして、これまで語られることのなかった十字傷に迫る第2部『The Beginning』へと続き、動乱の幕末と明治維新後の新時代が描かれる。
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