渋谷で”すず”といえば山之内すず、ティーンのカリスマ語る”JK流行語”が生まれる経緯

渋谷で”すず”といえば山之内すず、ティーンのカリスマ語る”JK流行語”が生まれる経緯

 恋愛リアリティーショー『白雪とオオカミくんには騙されない』(AbemaTV)に出演し、中高生の間で絶大なる支持を集めた山之内すず。TikTokのフォロワーは50万人を超え、YouTube「超十代チャンネル」では10代のトレンドを発信。渋谷で「“すず”と言えば?」と質問すると、彼女の名前が一番に上がるほどティーンの間で知名度を上げている。令和の新カリスマJKと称され、10代の代表として意見を述べる機会も増えている彼女に、SNSへの意識やトレンドの生まれ方について話を聞いた。



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■instagramにアップされたとある写真がきっかけで上京



 兵庫県で生まれ育った山之内は、SNSに投稿したある写真をきっかけに去年の夏に芸能界デビューを果たした。今ではその弾ける笑顔と飾らない等身大の姿に憧れる女子中高生が続出中だ。2019年に誕生した新たな“ティーンのカリスマ”と言えるかもしれない。



ーー芸能界に入ったきっかけはInstagramに投稿した写真がきっかけなんだとか。



すず:去年の4月頃から関西でサロンモデルをさせていただいてたんですが、その写真をInstagramにアップしていたんです。それを今の事務所の方に見つけていただき、声をかけてもらって。その時わざわざ神戸まで来てくださったんですよ。



ーーそもそも芸能界に憧れの気持ちはあったんですか?



すず:元々はなかったんです。自分に自信がなかったし、興味も持てなかった。芸能界に憧れたことはなかったけど、サロンモデルとして声を掛けていただき、様々な撮影を経験させてもらって、“撮影って楽しいな”と思ったんです。でも、それが芸能活動に繋がるとは一切思っていなかった。神戸にいた頃は、自分の将来のことを一切考えていなかったんです。なので、芸能界に入ってから初めて自分のしたいこと・頑張りたいことが明確になった感じですね。



■JKのカリスマと言われ…「おこがまし過ぎるけど、それが活力に」



 上京して8ヵ月。ダンボール2つに荷物を詰め込んで出てきたという山之内さん。現在は『林先生の初耳学』(MBS)、『サンデージャポン』(TBS)など地上波の番組にも出演するほどの活躍ぶりだ。ここまで活動の場が広がったのは、女子高生を中心とした若年層の間でブームを巻き起こしている「オオカミくん」シリーズ(AbemaTV)へ出演したことが大きいという。



ーー2019年はすずさんにとって激動の1年だったかと思います。今や“ティーンのカリスマ”とも呼ばれていますが、振り返ってみていかがですか?



すず:1年前はこんなに注目していただけるようになるなんて思っていなかったので、少しずつ変わって行く現状に追いつくのに必死でしたね。“カリスマ”って言ってもらえるのは、おこがまし過ぎて本当にどうしようもない気持ちになります…。でもそう仰っていただいてる方の為にも頑張らないとっていう気持ちはすごくあります。



ーーやはり「オオカミくん」がきっかけですずさんを知った人は増えたと思います。



すず:そうですね。今、10代の子のほぼみんなが観てるものだから、そこに出演させていただいたのは大きかったと思います。地元の子たちもすごくビックリしていたし、「オオカミ」に出演したのをきっかけに、他のお仕事に声を掛けていただく機会が増えました。でもだからこそ「オオカミ」が終わってからも調子に乗らないようにと心がけています。共演した仲間たちとも、「今、SNSのフォロワーが伸びたり、他にもお仕事をいただけたりしてるのは自分たちの力じゃなくて、『オオカミ』っていう番組の力だから。これから別々の道を歩むけどお互い頑張ろうね」って確認し合ったんです。



ーーそんなやりとりがあったんですね。ここ最近は「サンデージャポン」(TBS)なんかにも出演されてます。



すず:「サンジャポ」は、10代の代表としての意見を求められていると思うので、その前の下調べだったり、もっと勉強しないとなと感じています。そんな中でも生放送の雰囲気は独特ですごく楽しかったです。自分がテレビに出る側になるなんてこれっぽっちも思っていなかったので、イチ視聴者として観ていた「サンジャポ」の現場にいるのはなんだかすごく不思議な気持ちでした(笑)。



ーーしっかりと自分の意見を述べていたように感じましたが元々度胸があるんでしょうか?



すず:芸能のお仕事をさせていただくようになってからすごく自分自身と向き合う時間が多くなったんです。元々喋るのがすごい下手だったんですけど、今までスルーしてきた自分のダメなところもちゃんと見つめるようになりました。



■「ぴえん」「ベビタッピ」JC・JKの流行語が生まれる経緯って?



ーー先日「JC・JK流行語大賞」の2019年度版が発表されました。ティーンの代表としてすずさんに聞きたいんですが、そういったトレンドはどのようにして流行っていくものなんでしょう?



すず:今のJKの流行語ってネット用語からきてるんですよ。元々オタク文化の中で使われていた言葉がなぜかJKの間で流行るっていう流れがあって。それこそ「草」とかもそうですし。JKはSNSを利用する頻度が、他の世代に比べて圧倒的に多いです。



ーー確かに、10代のうちからSNSで自己プロデュースを確立している人も多いですよね。



すず:そうですね。その中でも、みちょぱさん(池田美優)やにこるんさん(藤田ニコル)といった影響力を持ってる人が流行語になるような言葉を使い始めて、“私も真似してみよう”という流れはありました。それが今でも起きていて、SNS世代のインフルエンサーさんたちが色々な言葉を流行らせている。その影響力はものすごく強いものがあると思います。



ーー目まぐるしくブームも入れ替わると思うんですが、JC・JKの間で流行語となった「ぴえん」などは実際に今でも使われている?



すず:「ぴえん」もそうですし、「KP」も「3150」もまだまだ普通に使われていますよ(笑)。まだまだ今年のJC・JK流行語は続いていると思います。



ーーすずさんの中で流行った言葉は何かありますか?



すず:〇〇んご、ですかね(笑)。語尾に“んご”を付けるのはSNSや会話の中で使ってます。



■「SNSは自分が楽しむのを一番に考えて、頑張り過ぎない」



ーーSNSを上手に活用されてますが、どのようにSNSと向き合ってますか?



すず:TikTokだったらお気に入りの曲だったり、流行りものに乗ったってみたり、とりあえず自分が楽しむというのを1番に考えてやっています。SNSを仕事と捉えちゃうと、どんどん楽しめなくなってしまうと思うので。頑張り過ぎても伸びなかったりするし、逆に楽しいなぁって時に気まぐれで投稿したものがバズったりもします。“SNS疲れ”じゃないけど、等身大の姿を投稿するようにしてますね



ーーSNSはTwitter、Instagram、TikTok。また動画ではYouTubeがありますが、それぞれ使い分けている部分はありますか?



すず:TikTokだったら、15秒の短い動画がランダムに流れたりして自分のことをフォローしてない人にも見てもらう機会は多いと思うんです。新しく知ってもらう人にも響いて欲しい、それくらいの意識はあるかも。逆にTwitterやInstagramは、日々自分のファンの人へ向けて発信してます。



ーーもうちょっとクローズされた空間というか?



すず:そうですね。告知をさせていただくときだったり、Instagramだったらストーリーで“今日これを食べた。美味しかった”みたいなしょうもない内容も載せてます(笑)。何気ないことも載せて、ファンの方との距離を縮めたいというか。そんな親近感を持ってもらえるような場所にしていきたいですね。



ーー今後はどのようなことに挑戦したいですか?



すず:私が1番したいことは演技のお仕事なんです。今も少しずつですが経験を積ませていただいてるんですけど、自分の人生の最終目標が「自分に自信を持つ 自分を好きになる」なんです。そこに、1番繋がる・自分を認めてあげられる手段が演技なんじゃないかなって。今はSNSの人気でいただけるお仕事もあるけど、最終的にこの世界で残っていくために必要なのは自分の実力を磨く事だと思います。今は努力している段階だけど、地道に頑張っていれば何かが変わっていくだろうし。いつか自分のことを好きになるためにも、演技の仕事にチャレンジしていきたいですね。

(取材・文:中山洋平、撮影:尾崎大輔)
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