前島亜美、「2つの人生」背負う『バンドリ!』ライブ 熱狂呼ぶ“キャラとリアル”の深いリンク

前島亜美、「2つの人生」背負う『バンドリ!』ライブ 熱狂呼ぶ“キャラとリアル”の深いリンク

 アイドルグループ・SUPER☆GiRLSの元メンバーで、現在は女優や声優としてマルチに活動する前島亜美(22)。先月27日にはZepp Tokyoで初ライブ『Pastel*Palettes特別公演 ~まんまるお山に彩りスペシャル☆~』を開催し、大盛況となった。メディアミックス次世代ガールズバンドプロジェクト『BanG Dream!』(バンドリ!)に登場するバンドPastel*Palettesで丸山彩を演じている前島にキャラとの向き合い方を語ってもらった。



【全身カット】艶やかな晴れ着姿の前島亜美



■『バンドリ!』で演じる丸山彩 「2つの人生を背負ってステージに立つ」



 前島は今年の抱負に「縁を大切に」を掲げる。「今年は活動を始めて10年になるんです。このお仕事の1番ステキなところって、いろんな方と出会えること。いろんな業種のプロの方だったり、作品の役だったり、ホントにたくさんの出会いで常に刺激を受けることを昨年、特に思いました。今年は演劇もそうですし、声優としてもいろんな作品に携わって、いろんな先輩と出会って自分としても、もっともっと成長していけたら」と笑顔を見せる。



 丸山彩という役に愛を持っている。「役を担わせていただいて、もう3年になります。やっぱり、やればやるほど愛も深まりますし、キャラクターの真髄みたいなものを、どんどん掘り下げていけているような気がする。こうやってレギュラーで役をいただけたのは丸山彩ちゃんが初めて。私自身、とても思い入れのキャラクターですし、元アイドルだからこそ、私にしかできないお芝居を彩ちゃんに逆に教えてもらったのかなと思います」。



 アイドルグループのSUPER☆GiRLSとして多くのステージを経験。一方で、丸山彩としても大舞台に立っている。元アイドルとして『バンドリ!』のステージが盛り上がる理由を聞くと「声優さんと担当しているキャラクターの親密度がスゴい。『バンドリ!』は声優さんが本当にバンドをする。リアルとキャラクターの世界が深くリンクしている作品。そこにお客様がエモさを感じる。私も参加しながら『スゴい時代になったな』と思います。自分自身がアイドルとしてステージに立つのではなく、キャラクターとして2つの人生を背負ってステージに立つので輝きが増す。だから人の心に響くものがたくさんあるんだなと思いますね」と熱を持って語ってくれた。



 ステージ上では前島と役の棲み分けも行っている。「『バンドリ!』に関して言うと、本編はキャラクターとして、アンコールやフィナーレは声優としてですね。ふとした瞬間に自分の感情が出てくるんですけど『キャラクターなら、ここでは泣かないな』とか考えながらステージに立つのは面白いなと思います」と話す。



■キャラへの思いが日に日に強く 女優としても成長誓う「30代でしっかりとした役ができるよう」



 3年という月日にわたり、同じキャラクターを演じる面白みも感じている。「ライブのMCで細かい言い回しまで完璧に覚えると、そこも愛が深まります。『こういう言葉遣いだな』とか『この言葉を大切にしているんだな』というのを常に自分の中に入れている。特に一心同体のような気がします」。



 長いようで短い3年だったという。「一つひとつの積み重ねという思いが強いです。初めて参加したときは、声優ファン、アニメファンの方に知っていただくところからのスタート。キャラクターを担当させていただく以上、失礼のないようにしないといけない。私もアニメが好きな分、ちゃんと責任を持って、知っていただいて、受け入れてもらわないといけない。必死な1~2年を過ごしました。今はちょっとずつ知っていただいて、受け入れていただけるようになって、さらに活動が楽しくなっているような気がします」としみじみ。



 そして今や、『バンドリ!』ライブに出てくるだけで盛り上がるほど丸山彩として受け入れられている。そこには『バンドリ!』、そして丸山彩への強すぎると言ってもいい愛情がある。「1番のファンでもあると思っています。キャラクターの声を担当していますけど、もう1人の自分というか…。とても思い入れのある役でもあるので」と照れくさそうに微笑んだ。



 「女優と声優を両立させるエイベックスで唯一の存在になれたら」という夢も掲げており、それぞれの目標を聞いた。「『バンドリ!』は声優さんとキャラクターが一心同体のコンテンツ。未完成であること、夢に向かって途上であることが美しい。ほかの作品は完成した状態で、プロとして作品に挑んで戦って勝ち取る世界。私ももっと声優としての力をつけたいと強く思っている。舞台とは全く違う。声のお芝居のチャンネルを強くしたいので、丸山彩ちゃんとは全く別な悪役や年配の女性、少年もやってみたいです。女優としては悲しい人、重い人の役がやりがいを感じる。今の年齢だと元気な役や妹が多いので、20代後半や30代でしっかりとした役ができるように今、一生懸命に勉強しているところです」。



 前島は同じ事務所の日比美思らと一緒に舞台『バレンタイン・ブルー』(銀座・博品館劇場、18日~25日)に出演することも決まっている。「2020年は、さまざまな角度で盛り上がると思う。私も10周年の年。一つひとつの活動に感謝を持ちながら成長していけるようにしたいです」。飛躍を続ける前島から目が離せない。
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