TVアニメ「 あんさんぶるスターズ! 」第二十二話『スターライトフェスティバル』【感想コラム】
クリスマスの夜、天祥院英智は病室で咳込みながら「このまま一人ぼっちで死ぬのかな…。」と呟いていました。そのとき病室の窓から、「メリークリスマス!」と登場したのはサンタの衣装を着た日々樹渉です。「お手をどうぞ。」と渉が差し出した手に、自分の手を乗せる英智。手を握られたまま、一緒に「ワン、ツー、amazing…!」と唱えて目を開ければ、なぜか背中に羽が生えた渉と一緒に、空を飛んでいました。
このページの目次
1 生徒会長の夢2 トリスタの壮行会3 認められなかった企画書4 主役を演じない道化師5 出場権の返却6 波乱のヴァルキュリー7 決意の助っ人8 『SS』の出場権を得たのは…?9 出場権をかけたドリフェス10 あんさんぶるスターズ! の各話を振り返りチェック!
■生徒会長の夢
画像引用元:(c)Happy Elements K.K/あんスタ!アニメ製作委員会
冷静に、これは夢の中の出来事だと判断した英智。生まれつき病弱で苦しかったことを話し、自分にもいつかこんな未来があると言ってほしいと渉にお願いします。「その言葉だけで僕は生きられる。苦しくても生きたい。」と英智は言います。ふと目を覚ました英智は、咳をしつつ自分が生徒会室で寝ていたことに気づきます。
英智が目を覚ましたタイミングで、生徒会室に書類を持って入ってきたのは姫宮桃李です。桃李は大好きな会長が咳込んでいるのを見て体調が悪いのかと慌てますが、英智は冬場はいつもこうだから大丈夫、今年は『スターライトフェスティバル』があるから気を付けると安心させるように言います。そして話を変えるように書類について尋ねれば、桃李は「会長に見てほしい」と持っていたものを差し出してきました。書類は『スターライトフェスティバル』の企画書でした。
■トリスタの壮行会
トリスタの4人とプロデューサーのあんずは、『スターライトフェスティバル』の企画書を囲み話し込んでいました。『スターライトフェスティバル』は冬の『S1』で、クリスマスをモチーフとした一日がかりのお祭りです。生徒会長である英智の発案で、『SS』に出場するトリスタの壮行会として開催することが決定していました。予選はサドンデス方式の勝ち抜き戦で、勝ち残ったユニットは夜の壮行会でライブパートに出場でき、予選優勝ユニットがラストを締めくくります。
画像引用元:(c)Happy Elements K.K/あんスタ!アニメ製作委員会
ナイツのレッスン室では、先輩たち(レオ、凛月、嵐、泉)がコタツに入ってのんびりしている姿を見た司が、呆れつつ怒っています。泉に至っては、真にプレゼントするため”I LOVE YOU”の文字入りのマフラーを編んでいました。心配する司でしたが、「新曲なら任せろ。」と言うレオの言葉に先輩たちのやる気がわかり、少し安心した様子です。
トリスタ側では、北斗が真緒の生徒会の仕事を心配していました。生徒会の仕事は、クリスマスに馴染まないと言う理由で生徒会副会長の蓮巳敬人が引き受けてくれていました。紅月が裏方をするから、心おきなく専念しろと激励も受けた真緒。北斗は、期待されるのは嬉しいとしながらも、ただ激励され送り出されるだけでいいのかという気持ちもメンバーに打ち明けます。
■認められなかった企画書
伏見弓弦が階段を登っていると、目の前の廊下を桃李が走り去っていきます。弓弦が慌てて「坊ちゃま!」と叫ぶも立ち止まりません。桃李が出てきた生徒会室を見れば、汗をかき苦しそうにドア付近に立つ英智の姿がありました。弓弦は英智に、企画書は2人で作ったことを話します。桃李は、「『SS』の代表はトリスタだけどフィーネも強くて偉いことを証明したい。」、「『DDD』の時のように会長にだけ負担をかけたくない。」という想いから企画書を作ったのです。
桃李の頑張りがうれしくてつい…と止められなかった弓弦。桃李にとってフィーネは、かつての学院を改革した英雄です。桃李の考えた企画書は、好きなものだけを集めたおもちゃ箱のような内容でした。フィーネが、今年の主役であるトリスタより目立つ真似をしてはいけないのだ、と英智は言います。自分が考えた企画書を否定されたと感じた桃李は、雪の降る噴水前で声を上げて泣きじゃくっていました。
画像引用元:(c)Happy Elements K.K/あんスタ!アニメ製作委員会
■主役を演じない道化師
外がすっかり暗くなったころ、帰宅しようと歩く北斗の元に一つの仮面が飛んできます。仮面が飛んできたほうを見ると、木の上に渉がいました。「少し早い餞別です。」と渉が投げてよこした仮面は、かつて北斗が”ホッケーマスク”としてステージに立った時に使用したものでした。過去の苦い記憶を思い出させるようなプレゼントに、北斗は縁起でもないと顔をしかめます。
そして北斗は渉に、どうして”あの日”自分をホッケーマスクとしてステージに上げたんだ?と尋ねます。ホッケーマスクとして、渉と2人でフィーネと戦ったことにより、北斗の中に生徒会への復讐心が芽生えトリスタの革命が始まったのです。さらに『DDD』で渉は、フィーネである自身をトリスタに打ち取らせ、革命を間接的に補助しました。
「あんたが革命の種をまいたんだ。」と言う北斗は、渉の手の上で転がされていたように感じ、腹立たしく思っていたのです。「なにかをしたいなら、自分で主役を務めろ。」と北斗は意見しますが、渉は「自分はどんな役にもなれるから、主役になりたい子たちに譲っているだけ。」と答えます。「せめて舞台の上だけでも、主役と喜びを交わしたい。」というのが渉の夢であり、それはすでに叶っていると言います。
■出場権の返却
生徒会室で会長の英智と紅茶を入れる渉を前にした北斗は、大胆な宣言をしていました。なんとトリスタは、『DDD』で勝ち取った『SS』への出場権を返却すると言うのです。この申し出に、トリスタが逃げようとしていると勘違いした英智が怒りをあらわにします。しかし北斗は、これは英智が『DDD』でしたような、一時的な返却だと説明します。『スターライトフェスティバル』の前半で優勝したユニットが出場権を得ること、トリスタはこの『S1』で優勝してこそ、代表に足る実力があるとみんなに証明できると考えたことを話します。
この宣言に驚きすぎた渉は、目を点にして紅茶をカップから溢れさせ続けています。それでもこのような判断をした北斗にテンションが上がり、うれしさのあまり英智のそばで回りだします。対照的に、突拍子もない宣言を受けた会長の英智は深いため息をついています。北斗の話はすぐに学院を駆け巡り、どのユニットも自分達にもまだチャンスがあると、やる気が増しています。
■波乱のヴァルキュリー
しっとりしたバラード曲を披露するナイツのステージでは、客席が青いペンライトで染まり幻想的な雰囲気を醸し出しています。強豪ユニットに恥じないパフォーマンスを終え、舞台をあとにしたナイツ。レオに「スオー」と名前で呼ばれた司は嬉しさを隠せません。嵐は舞台袖で携帯を握りしめる影片みかを見つけ、いつものように「みかちゃん」と声をかけます。
声をかけられたみかは、体調を崩していた斎宮宗と連絡がつかない、と不安げに打ち明けました。大事な友達が困っているのをほおっておけない嵐は、ナイツより友達を優先することを決め、意を決してリーダーのレオに謝ります。しかしレオは、俺も宗を探すと言いだしたのです。宗の舞台を見て悔しがりたくなった!と言うレオに、ほかのメンバーは呆れつつも協力することを決めた様子です。
■決意の助っ人
一方の宗は、過去を思い出しながら雪の中で行き倒れていました。意識が朦朧としていた宗でしたが、無事にレオに発見され、泉はすぐに嵐に連絡を取ります。急いでほしいと言う嵐の後ろでは、宗の到着を待つみかが、ヴァルキュリーの衣装を着たなずなに対し、声を荒げていました。なずなは、自分が助っ人をすればヴァルキュリーの不戦敗は防げると言いますが、みかはそんなことは頼んでいない、衣装を脱げと怒りが収まりません。
画像引用元:(c)Happy Elements K.K/あんスタ!アニメ製作委員会
ヴァルキュリーが、宗と自分が苦しかったときに傍にいてくれなかったことを責め立てるみか。なずなはみかの言葉を受け止めつつも、謝罪と感謝を口にします。なずなの強い意思の前に少し落ち着いたみかは、なずなが率いるラビッツの心配をします。実は助っ人を提案したのはほかでもないラビッツの1年生だと明かしたなずなは、みかに出場の決断を迫ります。
ステージに登場したみかとなずなに、観客は歓声を上げます。2人のパートが終わるころ、無事に宗も合流し、かつてのヴァルキュリー3人でパフォーマンスをやり遂げました。少しだけわだかまりが解けたかのようなその様子に、舞台袖のナイツも満足げです。ラビッツも1年生3人でステージを盛り上げ、スウィッチ、トゥインク、流星隊、アンデッドと続きます。トリスタも、全力で『SS』の出場権をかけてパフォーマンスを披露します。
■『SS』の出場権を得たのは…?
教室ではあんずとトリスタが机に突っ伏して眠っています。斑に起こされたあんずは外を見て青ざめ、急いでトリスタのメンバーを起こしにかかります。少し休憩するつもりが全員で眠ってしまったため、慌てて会場まで走ることに。トリスタが会場に入ると、そこにはほかのユニットが勢ぞろいしていました。トリスタの到着までの間、全員で場を繋いでくれていたのです。
そして優勝ユニットはトリスタだと告げられます。これで本当に、『SS』への出場権を得たトリスタは大喜びです。その様子を見つつ、「英智様これ…。」と桃李が衣装についてこっそり隣に立つ英智に聞きます。フィーネの衣装は桃李が企画書に書いたもので、これはささやかなクリスマスプレゼントだと英智は言います。桃李の企画書に私情を挟んでしまったお詫びも兼ねていて、様々なことを隠していたと謝ります。
謝る英智に、いつか英智様を支えられるくらい強くなると笑顔で言う桃李。その笑顔に、息が楽になったと英智は感じます。これはかつて英智が夢見た世界でした。夢ノ咲学院全員の想いを背負って、夢を託されたトリスタは『SS』へ挑みます。
■出場権をかけたドリフェス
『スターライトフェスティバル』では、それぞれのユニットに物語がありました。出場権を返却したトリスタもまた、正々堂々と実力で権利を勝ち取るという大きな決断をしました。優勝したことで、自信をつけ学院みんなの夢を背負ったトリスタは、大舞台へとコマを進めます。待ち受ける強敵アダムとの対決は見逃せません。
あんさんぶるスターズ! の各話を振り返りチェック!
TVアニメ「あんさんぶるスターズ!」第一話『新風』
TVアニメ「あんさんぶるスターズ!」第二話『咆哮』
TVアニメ「あんさんぶるスターズ!」第三話『決行』
TVアニメ「あんさんぶるスターズ!」第四話『開花』
TVアニメ「あんさんぶるスターズ!」第五話『マリオネット~前編~』
TVアニメ「あんさんぶるスターズ!」第六話『マリオネット~後編~』
TVアニメ「あんさんぶるスターズ!」第七話『皇帝』
TVアニメ「あんさんぶるスターズ!」第八話『亀裂』
TVアニメ「あんさんぶるスターズ!」第九話『反撃』
TVアニメ「あんさんぶるスターズ!」第十話『エレメント~前編~』
TVアニメ「あんさんぶるスターズ!」第十一話『エレメント~後編~』
TVアニメ「あんさんぶるスターズ!」第十二話『決着』
TVアニメ「あんさんぶるスターズ!」第十三話『スーパーノヴァ』
TVアニメ「あんさんぶるスターズ!」第十四話『七夕祭~前編~』
TVアニメ「あんさんぶるスターズ!」第十五話『七夕祭~後編~』
TVアニメ「あんさんぶるスターズ!」第十六話『サマーライブ~前編~』
TVアニメ「あんさんぶるスターズ!」第十七話『サマーライブ~後編~』
TVアニメ「あんさんぶるスターズ!」第十八話『ジャッジメント』
TVアニメ「あんさんぶるスターズ!」第十九話『オータムライブ~前編~』
TVアニメ「あんさんぶるスターズ!」第二十話『オータムライブ~後編~』
TVアニメ「あんさんぶるスターズ!」第二十一話『ハロウィンパーティ』
TVアニメ「あんさんぶるスターズ!」第二十二話『スターライトフェスティバル』
あんさんぶるスターズ! アニメ情報
あんさんぶるスターズ! の2.5次元舞台が人気な理由
(あにぶ編集部/杏子)
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1 生徒会長の夢2 トリスタの壮行会3 認められなかった企画書4 主役を演じない道化師5 出場権の返却6 波乱のヴァルキュリー7 決意の助っ人8 『SS』の出場権を得たのは…?9 出場権をかけたドリフェス10 あんさんぶるスターズ! の各話を振り返りチェック!
■生徒会長の夢
画像引用元:(c)Happy Elements K.K/あんスタ!アニメ製作委員会
冷静に、これは夢の中の出来事だと判断した英智。生まれつき病弱で苦しかったことを話し、自分にもいつかこんな未来があると言ってほしいと渉にお願いします。「その言葉だけで僕は生きられる。苦しくても生きたい。」と英智は言います。ふと目を覚ました英智は、咳をしつつ自分が生徒会室で寝ていたことに気づきます。
英智が目を覚ましたタイミングで、生徒会室に書類を持って入ってきたのは姫宮桃李です。桃李は大好きな会長が咳込んでいるのを見て体調が悪いのかと慌てますが、英智は冬場はいつもこうだから大丈夫、今年は『スターライトフェスティバル』があるから気を付けると安心させるように言います。そして話を変えるように書類について尋ねれば、桃李は「会長に見てほしい」と持っていたものを差し出してきました。書類は『スターライトフェスティバル』の企画書でした。
■トリスタの壮行会
トリスタの4人とプロデューサーのあんずは、『スターライトフェスティバル』の企画書を囲み話し込んでいました。『スターライトフェスティバル』は冬の『S1』で、クリスマスをモチーフとした一日がかりのお祭りです。生徒会長である英智の発案で、『SS』に出場するトリスタの壮行会として開催することが決定していました。予選はサドンデス方式の勝ち抜き戦で、勝ち残ったユニットは夜の壮行会でライブパートに出場でき、予選優勝ユニットがラストを締めくくります。

ナイツのレッスン室では、先輩たち(レオ、凛月、嵐、泉)がコタツに入ってのんびりしている姿を見た司が、呆れつつ怒っています。泉に至っては、真にプレゼントするため”I LOVE YOU”の文字入りのマフラーを編んでいました。心配する司でしたが、「新曲なら任せろ。」と言うレオの言葉に先輩たちのやる気がわかり、少し安心した様子です。
トリスタ側では、北斗が真緒の生徒会の仕事を心配していました。生徒会の仕事は、クリスマスに馴染まないと言う理由で生徒会副会長の蓮巳敬人が引き受けてくれていました。紅月が裏方をするから、心おきなく専念しろと激励も受けた真緒。北斗は、期待されるのは嬉しいとしながらも、ただ激励され送り出されるだけでいいのかという気持ちもメンバーに打ち明けます。
■認められなかった企画書
伏見弓弦が階段を登っていると、目の前の廊下を桃李が走り去っていきます。弓弦が慌てて「坊ちゃま!」と叫ぶも立ち止まりません。桃李が出てきた生徒会室を見れば、汗をかき苦しそうにドア付近に立つ英智の姿がありました。弓弦は英智に、企画書は2人で作ったことを話します。桃李は、「『SS』の代表はトリスタだけどフィーネも強くて偉いことを証明したい。」、「『DDD』の時のように会長にだけ負担をかけたくない。」という想いから企画書を作ったのです。
桃李の頑張りがうれしくてつい…と止められなかった弓弦。桃李にとってフィーネは、かつての学院を改革した英雄です。桃李の考えた企画書は、好きなものだけを集めたおもちゃ箱のような内容でした。フィーネが、今年の主役であるトリスタより目立つ真似をしてはいけないのだ、と英智は言います。自分が考えた企画書を否定されたと感じた桃李は、雪の降る噴水前で声を上げて泣きじゃくっていました。

■主役を演じない道化師
外がすっかり暗くなったころ、帰宅しようと歩く北斗の元に一つの仮面が飛んできます。仮面が飛んできたほうを見ると、木の上に渉がいました。「少し早い餞別です。」と渉が投げてよこした仮面は、かつて北斗が”ホッケーマスク”としてステージに立った時に使用したものでした。過去の苦い記憶を思い出させるようなプレゼントに、北斗は縁起でもないと顔をしかめます。
そして北斗は渉に、どうして”あの日”自分をホッケーマスクとしてステージに上げたんだ?と尋ねます。ホッケーマスクとして、渉と2人でフィーネと戦ったことにより、北斗の中に生徒会への復讐心が芽生えトリスタの革命が始まったのです。さらに『DDD』で渉は、フィーネである自身をトリスタに打ち取らせ、革命を間接的に補助しました。
「あんたが革命の種をまいたんだ。」と言う北斗は、渉の手の上で転がされていたように感じ、腹立たしく思っていたのです。「なにかをしたいなら、自分で主役を務めろ。」と北斗は意見しますが、渉は「自分はどんな役にもなれるから、主役になりたい子たちに譲っているだけ。」と答えます。「せめて舞台の上だけでも、主役と喜びを交わしたい。」というのが渉の夢であり、それはすでに叶っていると言います。
■出場権の返却
生徒会室で会長の英智と紅茶を入れる渉を前にした北斗は、大胆な宣言をしていました。なんとトリスタは、『DDD』で勝ち取った『SS』への出場権を返却すると言うのです。この申し出に、トリスタが逃げようとしていると勘違いした英智が怒りをあらわにします。しかし北斗は、これは英智が『DDD』でしたような、一時的な返却だと説明します。『スターライトフェスティバル』の前半で優勝したユニットが出場権を得ること、トリスタはこの『S1』で優勝してこそ、代表に足る実力があるとみんなに証明できると考えたことを話します。
この宣言に驚きすぎた渉は、目を点にして紅茶をカップから溢れさせ続けています。それでもこのような判断をした北斗にテンションが上がり、うれしさのあまり英智のそばで回りだします。対照的に、突拍子もない宣言を受けた会長の英智は深いため息をついています。北斗の話はすぐに学院を駆け巡り、どのユニットも自分達にもまだチャンスがあると、やる気が増しています。
■波乱のヴァルキュリー
しっとりしたバラード曲を披露するナイツのステージでは、客席が青いペンライトで染まり幻想的な雰囲気を醸し出しています。強豪ユニットに恥じないパフォーマンスを終え、舞台をあとにしたナイツ。レオに「スオー」と名前で呼ばれた司は嬉しさを隠せません。嵐は舞台袖で携帯を握りしめる影片みかを見つけ、いつものように「みかちゃん」と声をかけます。
声をかけられたみかは、体調を崩していた斎宮宗と連絡がつかない、と不安げに打ち明けました。大事な友達が困っているのをほおっておけない嵐は、ナイツより友達を優先することを決め、意を決してリーダーのレオに謝ります。しかしレオは、俺も宗を探すと言いだしたのです。宗の舞台を見て悔しがりたくなった!と言うレオに、ほかのメンバーは呆れつつも協力することを決めた様子です。
■決意の助っ人
一方の宗は、過去を思い出しながら雪の中で行き倒れていました。意識が朦朧としていた宗でしたが、無事にレオに発見され、泉はすぐに嵐に連絡を取ります。急いでほしいと言う嵐の後ろでは、宗の到着を待つみかが、ヴァルキュリーの衣装を着たなずなに対し、声を荒げていました。なずなは、自分が助っ人をすればヴァルキュリーの不戦敗は防げると言いますが、みかはそんなことは頼んでいない、衣装を脱げと怒りが収まりません。

ヴァルキュリーが、宗と自分が苦しかったときに傍にいてくれなかったことを責め立てるみか。なずなはみかの言葉を受け止めつつも、謝罪と感謝を口にします。なずなの強い意思の前に少し落ち着いたみかは、なずなが率いるラビッツの心配をします。実は助っ人を提案したのはほかでもないラビッツの1年生だと明かしたなずなは、みかに出場の決断を迫ります。
ステージに登場したみかとなずなに、観客は歓声を上げます。2人のパートが終わるころ、無事に宗も合流し、かつてのヴァルキュリー3人でパフォーマンスをやり遂げました。少しだけわだかまりが解けたかのようなその様子に、舞台袖のナイツも満足げです。ラビッツも1年生3人でステージを盛り上げ、スウィッチ、トゥインク、流星隊、アンデッドと続きます。トリスタも、全力で『SS』の出場権をかけてパフォーマンスを披露します。
■『SS』の出場権を得たのは…?
教室ではあんずとトリスタが机に突っ伏して眠っています。斑に起こされたあんずは外を見て青ざめ、急いでトリスタのメンバーを起こしにかかります。少し休憩するつもりが全員で眠ってしまったため、慌てて会場まで走ることに。トリスタが会場に入ると、そこにはほかのユニットが勢ぞろいしていました。トリスタの到着までの間、全員で場を繋いでくれていたのです。
そして優勝ユニットはトリスタだと告げられます。これで本当に、『SS』への出場権を得たトリスタは大喜びです。その様子を見つつ、「英智様これ…。」と桃李が衣装についてこっそり隣に立つ英智に聞きます。フィーネの衣装は桃李が企画書に書いたもので、これはささやかなクリスマスプレゼントだと英智は言います。桃李の企画書に私情を挟んでしまったお詫びも兼ねていて、様々なことを隠していたと謝ります。
謝る英智に、いつか英智様を支えられるくらい強くなると笑顔で言う桃李。その笑顔に、息が楽になったと英智は感じます。これはかつて英智が夢見た世界でした。夢ノ咲学院全員の想いを背負って、夢を託されたトリスタは『SS』へ挑みます。
■出場権をかけたドリフェス
『スターライトフェスティバル』では、それぞれのユニットに物語がありました。出場権を返却したトリスタもまた、正々堂々と実力で権利を勝ち取るという大きな決断をしました。優勝したことで、自信をつけ学院みんなの夢を背負ったトリスタは、大舞台へとコマを進めます。待ち受ける強敵アダムとの対決は見逃せません。
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