唐沢寿明主演『あまんじゃく』第2弾、散りばめれたツッコミどころを探せ

唐沢寿明主演『あまんじゃく』第2弾、散りばめれたツッコミどころを探せ

 テレビ東京系できょう30日、俳優の唐沢寿明が主演するドラマスペシャル『あまんじゃく 元外科医の殺し屋 最後の闘い』(後9:00~10:48)が放送される。2018年9月に放送され、ツイッターでも日本のトレンド入りをするなど大きな話題を呼んだ、『あまんじゃく 元外科医の殺し屋が医療の闇に挑む』の続編。「真面目にやっているからこそ、笑えるところがある。そこが見どころです」と語っていた唐沢のことばどおり、全体的にシリアスなトーンで物語は進みながら、随所でおかしなことをやっている、「あまんじゃく」ワールド全開の仕上がりになっている。



【写真】『あまんじゃく』第2弾、場面カット



 唐沢演じる本作の主人公・折壁嵩男(おりかべ・たかお)は、元は優秀な外科医だったが、今は相棒の弁護士・横倉義實(橋爪功)から殺しの依頼を受け、法で裁けない悪人を闇へと葬り去る殺し屋をしている。



 法では裁けない悪人を斬る作品は、古今東西いろいろあるが、本作の折壁は元外科医だということで、医学の知識を利用した手口で完全犯罪を行うのが特徴。刃物といえば手術用のメス。まるでブラックジャック(手塚治虫の漫画のキャラクター)のようだ。折壁が危険な気配を察知してとっさに身構える時、思わずやってしまうポーズも外科医ならでは。前作からのツッコミどころではあるのだが、おかしなことを唐沢はじめ俳優陣が大真面目にやるものだから、不思議な説得力があり、引き込まれてしまう。それが「あまんじゃくワールド」だ。



 この独特の世界観を演出するのは、『99.9 -刑事専門弁護士-』(TBS)などのヒット作を手掛ける木村ひさし氏。間違い探しゲームじゃないけれど、木村監督が本作に散りばめた、ツッコミどころを探しをしながら本作を鑑賞するのもおすすめ。「ミッション・インポッシブル」シリーズのイーサン・ハント(トム・クルーズ)もびっくりな変装トリック、そして日本版ジャック・バウアーに選ばれた唐沢らしいアクションの見せ場もある。



■あらすじ

 弁護士の横倉義實(橋爪功)に呼び出された折壁嵩男(唐沢寿明)。この日の依頼人は元料理人・宗村将史(金田明夫)。ターゲットは三波正昭(大鷹明良)という悪徳料理評論家だ。三波はかつて、宗村の娘・亜子を罠にかけ凌辱し、自殺に追いやった過去がある。嵩男は宗村の依頼を受けることに。



 そして嵩男は、三波の愛人・煮雪梨花(松本若菜)に近づく。彼女を利用して三波を徹底的に追い詰め、最後は完璧に抹殺する。そんな中、世間では優秀な人間の死体から心臓や脳が抜かれるという、奇妙な事件が立て続けに起きていた――。



 嵩男のもとに、さらなる殺人依頼が来る。嵩男のかつての恋人・梶睦子(木村多江)の紹介だという椙山絵麻(柴本幸)が、DV夫・啓介(中村俊介)を殺してほしいというのだ。さらに嵩男は妻・千代乃(大場久美子)の難病に悩む恩師・名和潤造(野口五郎)とも偶然に再会する。運命の糸に手繰り寄せられるように予期せぬ出来事が続く。その背後には、人類の領域を超えた科学を悪用して、世界を変えようとする巨大組織が存在していた。



 組織の戦闘員の比留川(山中崇)に息子をさらわれた嵩男は、我が子を救い出すため、これまで対峙したことのないこの強大な敵に立ち向かう決心をしてアジトに潜入する。しかし、それは同時に、自らの命を懸けた闘いを覚悟することに他ならなかった。シリーズ最狂にして、最後の幕が上がる。
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