札幌発“スマホのぞき見”ドラマ 、ゴールデンウィークに3夜連続放送

札幌発“スマホのぞき見”ドラマ 、ゴールデンウィークに3夜連続放送

 テレビの横長な画面に映し出される3台のスマホ画面。そこに映し出される「3つの部屋」にいる人物たちを“のぞき見”する、NHK札幌放送局制作のドラマ企画『3ROOMS(スリー・ルームス)』が、北海道の総合テレビで5月4日から6日までの3日間連続で放送される。



【写真】3台のスマホ画面が並ぶテレビ画面のイメージ



 今回、「3つの部屋で同時並行の物語が進み、部屋同士がスマホを通じてつながる」という“制約”だけを元に、脚本家たちが、まったく違う3本の作品を、競作で生み出した。執筆したのは、北海道から出発して今、注目を集める気鋭の若手演劇作家の3人。



 第1夜(5月4日 後11:40~深0:10)は、緻密に組み上げた物語を紡ぐことで注目される深浦佑太(江別市出身)の脚本による、ノンストップのSFハートフル コメディー。



 第2夜(5月5日 後11:50~深0:20)は、女性作家ならではの視点で恋愛の生々しい姿を切り取る村田こけし(函館市出身)による恋愛サスペンス。



 第3夜(5月6日 後11:50~深0:20)は、北海道の演劇界で今ダントツの勢いを持つユニット「きっとろんどん」の井上悠介(札幌市出身)のシニカル コメディー。



 3つの部屋に居る人物たちは、何らかの人間関係を持っている。カメラ・ビデオ通話・ツイッター・インスタグラム・Youtube配信・ラジオ配信・検索など…、スマホをさまざまな用途で使い、時に電話やメッセージで繋がり、時にお互いの部屋を訪ねる。



 “縛り”の中だからこそ生まれる斬新なアイデアを存分に注いで、ジェットコースターのような30分。物語の中には、いま生活に最も密着するツール“スマホ”に集約される、現代的な人間関係の葛藤や、時に希薄で時に攻撃的なコミュニケーションのあり方が、ふんだんに盛り込まれた物語。



 撮影はすべてi-phone を使用。スマホが立てかけられていれば、定点からの部屋の様子が見え、部屋の中の人物がスマホを持てば、操作する顔や、操作する画面が透けて見える。1カットを“長回し”し、時に25分以上にも及ぶ、長時間撮影も多用された映像表現にも注目だ。



■第1夜「座敷笑死テレポート」作・深浦佑太



 深夜0時。〈部屋A〉女子高生・ まこが引越の荷造りをしていると、突如として「座敷童子」、ただし中年女性、が出現。追い出そうとしても、頑として居座られ てしまう。〈部屋B〉笑太は、見ていたネット動画のあまりのくだらなさに、笑いが止まらなくなる。調べると笑い過ぎで30分で死亡した実例も。止めようとしても笑いはまったく止まら ず…このままだと「笑い死に」する! 〈部屋C〉冴えない中年男・治虫が、必死の形相で超能力「テレポート」を練習している。とある目的のために…追い込まれる3人のストーリーは、やがて複雑に絡み合う。



主な出演者:駒野遥香、小林なるみ、木山正大、長流3平



■第2夜「カレのひとくち」作・村田こけし



 3つの部屋に、それぞれ女が住む。清純派のミナコ、甘えキャラのシノ、クール系のユリカ。タイプの違う3人の女が付き合っているのは、実は同じ男・トオルだった。トオルの裏切りは、スマホを通して少しずつ漏れていき、女たちの猜疑心が増していく。そして、3人はお互いの存在に気づき…復讐とさらなる裏切り。女の恐ろしさがあらわになっていく。



主な出演者:塚本奈緒美、Maichiy、岩杉夏、井藤淳矢



■第3夜「かっこいい隣人」作・井上悠介



 はるかは、マンションの両隣に芋を差し入れたとき、どちらの隣人もイケメンであることを知る。居候中の友人つぐみと、思いつきでwi-fiを使ったスマホハッキングをしてみると、なんと成功。乗っ取ったスマホから情報を得ると、右隣は、個性派アーティスト風・山縣。左隣は、仕事のできる商社マン風・松方。イケメンの生活をのぞき見し、どちらがタイプかで盛り上がる2人。しかし、隣人の、やや極端な“生態”がどんどんと明らかになっていき…そして、2人は、まったく予想しなかった窮地に追い込まれる。



主な出演者:五十嵐穂、廣瀬詩映莉、リンノスケ、立川佳吾
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