『キングダム』地上波初放送 吉沢亮を起用したプロデューサーの”先見の明”

『キングダム』地上波初放送 吉沢亮を起用したプロデューサーの”先見の明”

 俳優・山崎賢人が主演を務め、昨年公開された実写邦画では1位となる興行収入57.3億円を記録した『キングダム』。この人気作品が29日、日本テレビ系『金曜ロードSHOW!』(毎週金曜 後9:00)にて本編ノーカットで地上波初放送されるのを前に、後の秦の始皇帝となり中華統一を目指す若き王・エイ政と信(山崎)の親友・漂の二役を演じた吉沢亮の魅力に迫る。



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 漂は、信と同じく戦災孤児で下僕の身分だったが、エイ政と“うり二つ”の顔だったことから、昌文君(高嶋政宏)に見出され仕官。しかし、エイ政の影武者となったことから、深手を負い、信に看取られながら最期を遂げる。その後、信と合流したエイ政は、クーデターを起こした異母弟・成キョウ(本郷奏多)から王位を取り戻しに動く。冷静だがときには家臣たちを熱く鼓舞、昌文君や信のことを信頼し、自らも武芸に長けている。まさに理想の君主像のようなキャラクターだ。



 吉沢のキャスティングについて、本作のプロデューサー・松橋真三氏は、ORICON NEWSの取材で「この規模の映画だと、企画を動かし始めてから公開まで3年ぐらいはかかります。当時はまだ突き抜けていなくても、3年後、必ずスターになれる人、それが吉沢さんだと思った」と抜てきした理由を明かした。それには「『オオカミ少女と黒王子』(16年)で仕事をして以来、彼の素材の素晴らしさ、演技力は確かなものだと思っていました。いつ爆発してもおかしくない存在という確信はありました」と絶大な信頼があってこその、決断だったと話していた。



 昨年行われた本作の舞台あいさつで、吉沢は「いろいろと考えながら頑張ってきた作品で、自分の中ではかなり大きな作品になったと思います。役者としてのターニングポイントだった」と二役を演じて感じた成長を語った。



 そして、3月6日に行われた『第43回日本アカデミー賞』授賞式では、最優秀助演男優賞を受賞。名実ともに兼ねそろえた俳優となった。その折のスピーチで、優秀助演男優賞に選ばれた際に山崎から真っ先に連絡が届いたことを明かし「続編があったときには『2人でここに来よう』と。彼が主演で引っ張ってくれてすてきな作品になりました。彼と一緒にお芝居をしたことで、僕がいただけた結果になったと思っています」と山崎への感謝とともに、続編への意欲も口にした。



 映画でもリアルでも、まさに“盟友”の山崎と吉沢。2人が『日本アカデミー賞』の授賞式に並んで立つことはあるのか。そんな未来も想像しながら、本作で見せる彼らの友情に注目したい。
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