コロナ渦のJリーグ 平畠啓史は“ポジティブな変化”期待「発信する選手やクラブが増えた」

コロナ渦のJリーグ 平畠啓史は“ポジティブな変化”期待「発信する選手やクラブが増えた」

 「自分を“サッカー芸人”だとは思っていません。サッカーを思いっきり楽しむ人間でありたいし、楽しさを伝える人間でありたい」。お笑い芸人の平畠啓史が、Jリーグ全56クラブの魅力をつづった珠玉のコラム『平畠啓史Jリーグ56クラブ巡礼2020 -日本全国56人に会ってきた-』(発行:ヨシモトブックス、発売:ワニブックス)が、あす23日に発売される。



【表紙カット】Jリーグ全56クラブの魅力をつづった



 同書は、累計2万7000部発行を記録した『平畠啓史 Jリーグ54クラブ巡礼』の第2弾で、平畠がJ1からJ3まで全56クラブを周って魅力を紹介していく。取材に要した総移動距離は「約1万2000キロ」。選手や監督、サポーターはもちろん、ライター、うどん屋、アナウンサー、漁師まで、各クラブゆかりの人々に直接インタビューを敢行した。



 Jリーグに関するハイライト番組で長年、MCを務めるのみならず、プライベートでもスタジアムへ足を運んで、各クラブの選手やサポーターと交流を深めてきた平畠。今回の取材に「話している時間が楽しすぎました」と充実感にじませ、文字数の関係で収録しきれなかったエピソードは「自分の財産にしようと思っています」と話した。



 目玉企画は、Jリーグ屈指のバンディエラであるガンバ大阪・遠藤保仁選手とのスペシャル対談だ。日本代表の国際マッチ出場最多記録の152試合出場など輝かしいキャリアを深堀りしているが「実は、文字数の都合で掲載できなかったのですが…」と切り出すと「出身の桜島に対する強い想いがあることに驚きました。桜島のかっこよさを二人で話しているときが楽しすぎました。戦術論や技術論ではなく、Jリーグで生きる中での遠藤保仁選手の歴史をご本人の口から聞けたのがうれしかったです」とこぼれ話を披露した。



 現在、新型コロナウイルスの影響でリーグ戦が停止している。一ファンとしてコメントを求められた平畠は「サッカーのクラブだけが苦しんでいるという話でもないので、なんとも言えませんが…」と前置きした上で「一つのクラブだけでなく、サッカー界全体で乗り越えるものだとも思っていますし、Jリーグもそういう方向に向いている。選手はやると決まればやるし、中止となればできないので、そのあたりは十分理解していると思います。その中で、危機感も生まれ、YouTubeなどで発信する選手やクラブが増えてきているのは、個人的には良いことだと思っています」と、ポジティブな変化に期待した。



 このタイミングでの出版にも、ある種の“意義”を感じているようだ。「サッカーへの期待感が高まっている人には、この本を読んでさらに高めてもらいたいですし、少しサッカーから心が離れてしまいそうな人がいるなら、この本を読んで、もう一度Jリーグに心を寄せてもらいたいです」と願いながら「私の本から芝生の匂いやボールの蹴った音やスタジアムグルメの味を少しでも思い出していただければうれしいです。そして、またスタジアムでみなさんにお会いできる日を心待ちにしています」と呼びかけて、インタビューを締めた。
カテゴリ