【インタビュー】『テレビ千鳥』DVDに佐藤健出演回収録は「宝くじに当たったみたい」

【インタビュー】『テレビ千鳥』DVDに佐藤健出演回収録は「宝くじに当たったみたい」

 お笑いコンビ・千鳥が“今一番やりたいさまざまな企画”を行う、テレビ朝日系バラエティー番組『テレビ千鳥』(毎週火曜 深0:50~)初となるDVDシリーズ1、2、3巻が、6月10日に同時発売される。3巻には、なんと俳優の佐藤健が番宣なしで参戦した「ガマンめし」を収録。千鳥にとって、佐藤健の存在とは? 『テレビ千鳥』の面白さの秘訣は? そして、新型コロナウイルス禍で何を思ったのか? 千鳥の二人にリモート取材を行った。



【写真】『テレビ千鳥』DVDパッケージ(見本)



■雑談から「それやってみようか」で生まれたオモシロ企画



――外出自粛の日々をどう過ごされていましたか?



【ノブ】1ヶ月半ぐらい外出自粛で番組収録もなかったですからね。ロケができないのはさみしかったし、いつ、再開できるかもまだわからないけど、時期がきたら絶対ロケに出たいですよね。そういうマイナス面もあったんですけど、自粛期間中、すごく時間があったので、改めてテレビをよく見て、いろいろ気づいたことがありましたね。



前々から、グルメコーナーがめっちゃあるのは、なんでなんだろうと思っていたんですけど、家で嫁と一緒に主婦の目線でテレビを見てたら、グルメコーナーはいりますね。「DAIGO‘Sキッチン」のレシピがほしいという問い合わせがめっちゃ来ていたのもなんで?と思っていたんですけど、気持ちわかりました。家で作りたくもなったし。そういう勉強にもなった期間でした。



【大悟】外で飲んだりすることがなくなったので、体調はすごくいいですね。体調がいいのに仕事に出られないという。規則正しい生活をすれば、体調のいい状態で仕事に行けるんだなって。この期間中にそのことは学びました。



――6月10日にDVDが3巻同時発売されますが。DVD化については?



【ノブ】うれしいですよね。最近、配信サービスでもバラエティーのバックナンバーが見られるようになっていますが、『テレビ千鳥』は「DVD化してほしいです」という声がめっちゃ届いていて。DVDで持っておきたい、そういう番組なのかな、と思いました。



【大悟】うれしいことなんですけども、DVDとして世の中に残るという意味では、残したくない作品も中にはあるので、複雑な気持ちではあります。『テレビ千鳥』は面白い回もありますが、失敗している回もありますので(笑)。何十年も残るかと思うと、ちょっとやだな、と思う気持ちもあります。



■面白い企画は雑談の中から生まれる



――失敗している回なんて、あるんですか?



【大悟】面白ければいいというものでもないんでね。



――毎回の企画はどうやって決めているんですか?



【ノブ】この番組は、会議が不思議なんですよ。みんなで会議室に集まって、がっつり考えているというよりは、ロケをしている合間に、雑談している中で大悟がポロっといったことを、それ面白いな、やってみようよってなる。「全部嘘さ!!選手権」はまさに、ロケやりながら、「これで一本やろう!」というノリだけでやった企画でしたね。



【大悟】「DAIGO’Sキッチン」も「わし、飯作ったことないけど作れると思います」といったら、やろうかって。ノブもカラオケで歌える曲がなくて、一曲だけでもほんまに歌える曲を作りたいって、ノブが言ったことなんですよね。



【ノブ】ただ、それだけですね。「それやってみようか」ってだけで、その時には何もゴールが見えていないんですよ。毎回、「大丈夫かな。きょうこそ失敗する、きょうこそ失敗する」と思っていますね。緊張感あります。「ノブの欲求不満を解消したいんじゃ!!」の回は、大悟がエッチな大根を探しに行くっていう、それしかない。あるかどうかもわからないし、あったとて、オチも決まってないので。ボクは怖かったですよ。



――そんな出たこと勝負なところが面白さの秘訣なのかもしれないですね。「DAIGO'Sキッチン」ではまさかの料理にノブさんも舌を巻き、佐藤健さんが番組に出演した際、「バラエティーの頂点」と絶賛されていました。



【大悟】ただの才能としか言いようがない。



【ノブ】やかましい!



【大悟】これとこれを混ぜたらこれくらいの味になるってことが、なんでみんなわからないんだろうって思いますね。



――絶対味覚みたいな(笑)。



【大悟】そうです。そうです。



【ノブ】偉そうに言ってますけど、バカみたいに濃いだけです(笑)。僕は好きなんですけどね。



【大悟】調味料は「これくらいかな?」と思った倍入れとけばいんですよ。料理はカッコつけない!



――「料理はカッコつけない!」名言ですね! DVD1巻にはその「DAIGO'Sキッチン」が、2巻にはノブさんの「Lemonを歌いたいんじゃ!!SP」とその検証を行った「ノブのLemon大反省会」がセットで収録されます。



【ノブ】これは、僕の中ではDVDに一番入れてほしくない企画でした。僕は大恥かきましたし、これはバラエティーとして一般の方が見るものではなく、NSC(吉本総合芸能学院=新人タレント養成所)の教材にしてもらいたい。“本気挑戦もの”のラストに、こんな大地獄が待っているパターンもあるよ、という見本。テレビに出たいと思っている芸人は全員見た方がいいです。視聴者には見てほしくない。



■「今、できることはなんじゃろう?」とポジティブに



――そして、3巻に佐藤健さんの出演回を収録って…。番宣なしで出演しただけでも衝撃的だったのですが…。



【ノブ】なんかね、これはもう本当に七不思議というか、謎というか。佐藤健って、すごい俳優じゃないですか。ヒット作を連発して、人気もすごくある。そんな彼が、『テレビ千鳥』のためならなんでもするって言ってくれているんですよ。本当に、謎なことが起きているだけなんです。



――健さんはご自身のLINEや公式YouTubeチャンネルの番組などでも、『テレビ千鳥』を「ずっと見続けたい」と、公言していますよね。



【ノブ】そうなんですよ。自粛中もずっと僕らの番組を見てくれていたみたいで、『テレビ千鳥』を見た後に、『いろはに千鳥』(テレ玉)と『相席食堂』(ABCテレビ)を見ているって。それを聞きつけたスタッフがダメもとで「DVDに収録してもいいですか?」、と聞いたら、まさかの「OK」で。本当に、宝くじに当たったような気持ちです。とんでもない強力なファンがついて、ありがたいです。



――大悟さんは健さんと「ガマンめし」で、すき家のメニュー「キムチ豚生姜焼き丼」を我慢しながら食べましたが、いかがでしたか?



【大悟】いままではカメラの前で作ったものをやっていたんでしょうけど、『テレビ千鳥』では佐藤健という人間味がモロ出ていましたね。あれから作品もガラッと変わってきましたよね。



【ノブ】変わるか!



【大悟】役者としても勉強になったんやろうなって、思っています。



【ノブ】何も影響与えとらんわ!



――緊急事態宣言も解除されても、しばらくはいままで通りというわけには、なかなかいかないかもしれませんね。



【ノブ】制限されることもまだありますから、今後どうなるかわかりませんけど、すべて考え方一つだと思うんですよ。「大悟さんの頭をつっこめないからだいぶやりにくいでしょう」って、よく言われるんですけど、アクリル板をどついたらいいだけなので。新しいことを模索しながらやっていこうと思っています。



【大悟】自粛期間中、家でゲームの「マリオカート」に没頭していた、ってことから、今度、『テレビ千鳥』でも「マリオカート」をやることになりました。今、できることはなんじゃろう? 外にロケに行けない、だったら何ができるか。そうやって考えた企画をしばらくやっていくと思います。こういうピンチの時になんか生まれるって、言いますし、僕もお笑いの形で何ができるか考えていきたいですね。



――最後に、DVDのセールスポイントを教えてください。



【ノブ】『テレビ千鳥』は深夜2時からスタートして、今は深夜0時15分から放送していますけど、自分でも「何をしているんだろう?」と思うことがあるバカバカしい企画ばっかりで、でも面白い。僕らが番組を見て撮影の裏話や反省点なんかを語った映像特典もありますので、ぜひ買っていただいて、家で、一人で見てください。家族と見ると相当気まずいシーンがいっぱい出てくると思うので(笑)。買って損はさせないと思います。



【大悟】遊びに行った女の子の部屋や男の子の部屋に、このDVDがあったら、僕は、ですけど、「センスいいなぁ」と思います。嫌う人もいると思いますが、「いいなぁ」と思います。
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