本多劇場、無観客で営業再開 永島敬三、井上小百合らの一人芝居を配信

本多劇場、無観客で営業再開 永島敬三、井上小百合らの一人芝居を配信

 新型コロナウイルスを受け、4月7日より休館していた東京・下北沢の本多劇場が1日、営業を再開した。劇場再開の第一弾として一人芝居『DISTANCE』をきょう1日から7日まで“無観客生配信”し、永島敬三、井上小百合、入江雅人、伊礼彼方、柄本時生、小沢道成、片桐仁、小林顕作、近藤芳正、清水宏、鈴村健一、川尻恵太、御笠ノ忠次らが日替わりで出演する。



【写真】間隔を空けて登壇した井上小百合らキャスト陣



 同日、同所で報道陣向けのフォトセッションと取材会が行われ、感染拡大防止のため、報道陣はマスクとフェイスシールドの着用を義務化し、入館時には体温検査を実施。記者やカメラマン一人ひとりに指定席、衝立(ついたて)が用意され、キャスト・スタッフも間隔を空けて登壇するなどの厳戒態勢が敷かれた。



 開幕初日には、永島、井上、入江が出演し、3演目を連続で上演した。配信公演の感想を問われた永島は「やる前からも、やってる時も寂しいなとは思ったんですけど…」と本音を吐露。続けて「たくさん方から『観るね!』『頑張ってね!』と声をいただいた。配信の向こうでお客様が想像力を働かせて観てくれているだろうと。もしかしたら今、笑って観てる、手に力を込めて観てるかもしれないと、僕も想像しながらやらせてもらいました。ちょっと夢みたいな時間でした」と笑顔で振り返った。



 今作で初の一人芝居を演じた井上も「本当に楽しかったです。こういういろんなことが苦しい状況のなか、本多劇場という舞台に立てたことは、自分の人生にとって大きな出来事になるだろうなと思ってます。ただただ楽しんでしまったのと、やっているうちにいろんな方への感謝の気持ちがあふれてきました」としみじみ。



 入江は「いま、演劇というのはハッキリいって、日本中の人が観ているわけではないし、演劇が来ない町もある」とした上で「でも演劇によって人生が変わる瞬間がある。日本中の人に、これを機会に観てもらって、劇場に足を運んでもらえれば、これもいい機会だったと思える。これを何かのスタートになることを祈ってます」と前向きな表情を浮かべていた。
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