【麒麟がくる】信長の出陣、隠し子、「母親じゃ」発言 帰蝶の複雑な思い、川口春奈が好演 

【麒麟がくる】信長の出陣、隠し子、「母親じゃ」発言 帰蝶の複雑な思い、川口春奈が好演 

 NHKで放送中の大河ドラマ『麒麟がくる』(毎週日曜 後8:00 総合ほか)は、放送一時休止前、最後となる第21回「決戦!桶狭間」が7日に放送された。織田信長(染谷将太)が今川義元(片岡愛之助)を討ち果たす大一番。世にいう「桶狭間の戦い」の一連の騒動の中で大忙しだったのが、帰蝶(川口春奈)だ。



【場面写真】桶狭間の戦いのシークエンスをたっぷりと



 第20回では、明智光秀(長谷川博己)からの入れ知恵もあって、母親と伯父を動かし、松平元康(風間俊介)を織田方に取り込む策を講じ、「軍師」ぶりを発揮していたが…。



 第21回では、今川義元を討つなら今しかないと、死を覚悟する信長を見て泣きそうになり、その直後、信長が側室に産ませた息子の奇妙丸を紹介されて、がく然。信長は黙っていたことを詫び、息子と尾張の行く末を帰蝶に託し、清須城を出発する。その後、越前から駆けつけた光秀と面会した時、帰蝶はしっかりと奇妙丸を抱いていた。



 演出を担当した一色隆司氏は「初めて奇妙丸と対面するシーンでは、川口さんにその戸惑いと怒り、その下から湧き出る悲しみをシームレスに表現することを意識してもらいました。女性の目から見たら許せない部分もあって良いわけで、それもきちんと感じながら、でも、信長に対する思いがその場で冷めることもなく演じて欲しいと話しました。とても複雑な思いを巧みに演じて下さったと思いますし、帰蝶を確実に自分のものにしていらっしゃると思います」と、撮影時を振り返った。



 さらに第21回の終盤。義元を討ち果たし、清須城へ帰る道で信長は、待ち構えていた光秀を見つけ、言葉を交わす。「帰蝶は何をしても褒める。いつも褒める。 あれは…母親じゃ」とうれしそうに話す信長。次は「美濃の国を取る。美濃を取って帰蝶を喜ばせてやる」という。



 信長を演じる染谷は、番組公式ツイッターで「家臣たちと軍議を重ねても、今川軍に勝つ戦法は見つからない。でも、元康を味方につけましょうという帰蝶のアイデアには飛びつく。信長にとって帰蝶は、母のような存在であり、同時に頼れる相棒のような存在なのだと思います」とコメント。



 そんな帰蝶を演じる川口について、一色氏は「最初は、所作などとてもナーバスになっていましたが、周りの役者さんから声を掛けていただいたり、いろんな人とコミュニケーションを取りながら帰蝶を掴んでくださいました。お姫様であるが故に翻ろうされる人生を受け入れつつも、自分の在り方に信念をもって生きていこうとする姿は、川口さんの人見知りだけど負けず嫌いな部分と重なる部分も多いように感じます。リハーサルで出した芝居上の宿題などは、本番の時までにこちらの想像を遙かに超えるレベルでこなして魅力的な帰蝶を作って下さっています。ものすごい努力家であると同時に人の心をいろんなレベルで表現できる豊かな感性をお持ちなんだと思います」と、話している。
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