あなたが新しい恋に踏み出せない原因と対処法

あなたが新しい恋に踏み出せない原因と対処法

誰かのことを好きになっても、その人に声をかけられない女子っていますね。


あるいは、相手が自分のことを好きだということが明らかであるにもかかわらず、ふと「好き避け」してしまう女子もいますね。


対して、楽しく恋愛している女子は、自分から声をかけるなど、なんらかの行為を通して、一歩前に踏み出したから、楽しく恋愛しています。


今回の記事では哲学の考え方を用いて「新しい恋に踏み出せない人にはなにが足りないのか」をみていきたいと思います。



自信について


ここでは、『あなたが一歩踏み出せないのは自信がないから』としましょう。


自信があれば好きな人に声をかけられるし、自信があれば好き避けせずに済む―――というほど、恋愛(人間関係)は単純じゃないかもしれないけれど、本項は「自信」とします。


ではその自信は、どうすれば手に入るのでしょうか?


自信とは、さまざまな経験をする中で、知らず知らずのうちに自分で育てていくもの。経験を重ねていけば、「前にも同じようなことがあったから、こうするのがいいな」という感覚も育ちます。


これを積み重ねていくと、「過去に固執しない心」も養えます。


「昔こんなことを言われたからやめよう」とか「私なんか……」とあきらめてしまうのではなく、「前にこれでダメだったから、今度はこうしてみよう」と考えることもできるわけです。


言い換えるなら、「今」という時を感じとる“感度”を高める、ということ。


「今」って…どういうこと?


ただ、この「今」とは、「イマ」と言ったそばから過去になってしまう、言語化不可能な時制です。


過去や未来は、言葉にできます。過去にこういうことがあった、未来にこういうことをしたいなど、過去も未来も語ることができますよね。


つまり、「今」だけが言葉にできず、ただ感じるしかないものなんです。あなたが感じたものと、その場にいた誰かが感じたものが同じかどうかを確認できないのだから。


もっと簡単にいうと、たとえばあなたが痛みを感じたとして、その痛みを、誰かにまったく同じように感じろと言っても無理だということ。


「今」という時も同じで、あなたが感じている「今」と、その場にいる誰かが感じている「今」は、同じであるとは言い切れません。


対して、過去や未来は、先に見たように言葉にできるから、同じかちがうか、すぐにわかる。


そのような意味において、「今」(=あなたの感覚)は、特別なものなのです。


「私」ってどういう人?


「私」ってどういう人?


ある哲学者は、「今」と近しい意味を持つのが「私」だ、と言います。


わかりやすくすると、あなたのことを、周囲の人は「○○さん」だと理解しています。でも「<私は>○○だ」と認識できるのは、あなただけ。


<私は>という主語であなたを認識しているのは、この世にただひとり、あなただけなのです。


そのような意味において、「私」とは特別な認識だといえます。


自信が生まれる瞬間


「今」という時も「私」という存在も、『自分ひとりにしかわからないものをもっている特別な存在なのだ』というお話をしました。


自分にしかわからないものを、少々むずかしい言葉ですが、ここでは仮に「私秘性」と名付けましょう(ある哲学者のパクリです)。私にしかわからないもの、つまり秘密をもっているということで「私秘性」。


この私秘性を、なぜか隠そうとするのが、自信のない人に共通する傾向です。


では、なぜ隠そうとするのでしょう?


それは、あなたが世間に対して隠したいと思っている過去に捉われて、そういう自分を恥ずかしいと思っているからではないでしょうか?


反対から見ると、心を過去から解放してあげる(過去の失敗などを認めてあげる)ことで、私秘性を私秘性として、自分以外の人にオープンに見せることができます。


「私」は「今」こんなことを感じているの!と、素直に言えるようになります。


自信は驚きから生まれる


「恥ずかしいと感じていることを恥ずかしがらずに表に出す」ことを意識してみてください。


少しずつなにかが変わってくると思います。


なにかが少しずつ変わってゆくなかで、ある日ガラッとあなた自身が大きく変化する瞬間が訪れるはず。


そのときあなたは、自分という存在の特別さにおおいに驚き、同時に、今という瞬間の輝きを見ることのできる自分におおいに驚きます。


つまり、そこはかとない自信を手にしたことに、あなたの心はなぜかふと気づくのです。


気がつけば、今まで踏み出せなかった一歩をふみ出しているはずですよ。


※参考 永井均(2016)『存在と時間 哲学探究1』文藝春秋


(ひとみしょう/作家)


(愛カツ編集部)



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