2020年上期デジタルはストリーミング伸長、ダウンロード漸減傾向続く

2020年上期デジタルはストリーミング伸長、ダウンロード漸減傾向続く

 オリコン・リサーチがこのほど公表した2020年上期のデジタルダウンロード総売上金額は167.7億円(前年同期比83.7%)、総売上数は4366.6万DL(同84.7%)となり、金額・数量ともに減少した。18年下期より漸減傾向が続いていることに加え、音楽ソフト同様に、新型コロナウイルス感染拡大によって新譜の発売を延期するレーベルが多かったことが大きく影響しているものと考えられる。



【画像】ストリーミングTOP100総再生数と世の中の動き



 内訳を見ると、トラック(単曲)の金額が105.7億円(同86.7%)、数量で4022.7万DL(同85.2%)、バンドル(一括ダウンロード購入された作品)の金額が62.0億円(同79.0%)、数量で344.0万DL(同79.3%)となっており、トラック(単曲)、バンドルともにほぼ同じ割合で減少している。



 また、20年上期ストリーミングの状況は、1月15日に発売されたKing Gnuのアルバム『CEREMONY』の収録曲が軒並みランキング上位にランクイン。Official髭男dismも、19年を代表する1作「Pretender」の人気が依然として高く、そこに新たに「I LOVE...」(TBS系ドラマ『恋はつづくよどこまでも』主題歌)も加わり、この2組がけん引するかたちで1月中旬よりTOP100内の再生数が膨らんでいった。しかし、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、外出の自粛が要請されるようになった4月は、新譜が次々と発売延期されたことも相まって、再生数は減少した。



 ところが、その期間に新たなヒットも生まれた。Rin音「snow jam」、YOASOBI「夜に駆ける」、瑛人「香水」など、短尺動画プラットフォーム「Tik Tok」で話題になった楽曲が続々TOP10入りするようになった。なかでも、瑛人「香水」は、5/4付でTOP100圏外からいきなり10位にランクイン、翌週5/11付では1位になって大きな話題をさらった。以降、今日に至るまで同曲はTOP3内にランクインし続けている。



 5月後半には、緊急事態宣言が解除されたことで人の移動も始まり、移動中のストリーミングサービスの利用が再び活発に行われるようになったことや、RADWIMPSの未配信楽曲のストリーミング解禁、延期された新譜の発売なども徐々に始まり、6月に入ると右肩上がりに再生数が伸長する状況が続いている。



<上期対象期間:2019/12/30〜2020/6/28>

■ダウンロード

集計対象:iTunes Store/オリコンミュージックストア/Google Play Music/mu-mo/music.jp/mora/LINE MUSIC/レコチョク

■ストリーミング

集計対象:Apple Music、AWA、HMVmusic powered by KKBOX、Google Play Music、KKBOX、dミュージック月額コース、LINE MUSIC、Rakuten Music、RecMusic
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