柄本佑、桜井ユキ、『第46回放送文化基金賞』で演技賞 出演作品も受賞

柄本佑、桜井ユキ、『第46回放送文化基金賞』で演技賞 出演作品も受賞

 放送分野の優れた番組を表彰する『第46回放送文化基金賞』が4日、発表された。テレビドラマ部門の最優秀賞に選ばれたのは『心の傷を 癒やすということ』(NHK大阪拠点放送局)で、同ドラマに主演した柄本佑が演技賞を受賞。演技賞はもう一人、桜井ユキにも贈られ、桜井が主演した『だから私は推しました』(NHK大阪拠点放送局)はテレビドラマ部門の優秀賞に選ばれた。



【写真】『だから私は推しました』の桜井ユキ



 同賞は、過去1年間(2019年4月~20年3月)の放送の中から選ばれた、優れたテレビ、ラジオ番組や個人・グループを表彰するもの。今回は、全国の民放、NHK、ケーブルテレビなどから、全部で277件の応募、推薦があった。新型コロナウイルス感染拡大防止のため審査日程が変更され、5月末から約2ヶ月にわたる厳正な審査が行われた。



 テレビドキュメンタリー、テレビドラマ、テレビエンターテインメント、ラジオの4つの番組部門で、それぞれ最優秀賞、優秀賞、奨励賞の16番組と、演技賞や出演者賞など個人6件、さらに個人・グループ部門の放送文化、放送技術で7件の受賞が決定。贈呈式は、9月1日を予定している。



 テレビドラマ部門最優秀賞の『心の傷を 癒やすということ』は、幼い時に自分が在日韓国人だと知って以来、自分が何者なのかを模索していた主人公・和隆が、大学の医学部に進み、精神科医となる。その数年後の1995年1月17日。自身が暮らす神戸の街を、大地震が襲う。無力さを痛感しながらも、身体的な治療の後にはきっと心の治療が必要になってくると感じた和隆は、避難所を回りながら心の傷に苦しむ被災者に寄り添っていくストーリー。



 「『弱いっていうのは大事なことだよ。他人の弱さがわかるからね』や、『医者の仕事というのは、そばに寄り添うことでしかない』といった名ぜりふが、『心の傷を癒すということ』の本質を衝いた」と評価された。



 和隆を演じた柄本の演技も「誰かのために穏やかに、しかし忍耐強く一緒にいることの大切さを伝えてくれた」と、絶賛の的。演技賞の選考にあたっては、「『完本 怪談牡丹燈籠』や『知らなくていいコト』におけるものとは大きく異なる人物を演じ、人の心に寄り添う大切さを噛みしめたストイックな演技が圧巻だった」と、この1年の間に、ほかの出演作品での演技との振り幅を見せることができたことも大きかったようだ。



 テレビドキュメンタリー部門の最優秀賞は、『NNNドキュメント'19「なかったことに、したかった。未成年の性被害(1)」「なかったことに、できない。性被害(2)回復への道は」』(日本テレビ放送網)。優秀賞は、『KNBふるさとスペシャル 19人を殺した君と 重い障がいのある私の対話』(北日本放送)。



 テレビエンターテインメント部門の最優秀賞は、『奇跡体験!アンビリバボー

仲間たちとの12年越しの約束SP』(フジテレビジョン、イースト・エンタテインメント)、優秀賞は『民教協スペシャル サンマデモクラシー』(沖縄テレビ放送)。



 ラジオ部門の最優秀賞は、『TOKYO FM特別番組 ねじれちまった悲しみに』(エフエム東京)。優秀賞は、『文化放送報道スペシャル 戦争はあった』(文化放送)。



 そのほかの受賞者、番組名、業績は公式サイト(https://hbf-files.info/46_hbfprize/#)に掲載。
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