和楽器バンド、苦境の“伝統芸能”支える募金設立 廃業報じられた老舗三味線メーカー支援へ

和楽器バンド、苦境の“伝統芸能”支える募金設立 廃業報じられた老舗三味線メーカー支援へ

 和楽器バンドが4日、所属事務所のイグナイトマネジメント、所属レコード会社のユニバーサルミュージックと共同で、新型コロナウイルスの影響で苦境に立つ日本の伝統芸能・文化をサポートする活動「たる募金」プロジェクトを発表した。第1弾として、先日、8月15日をもっての廃業が報じられた津軽三味線の老舗メーカー「東京和楽器」への支援を開始する。



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 コロナ禍によって現在、日本における伝統芸能や音楽にまつわる技術・文化の継承は危機的な事態に陥っている。そこに関わる洋邦問わず国産楽器を製造する職人や技術の継承者、その関係者においても、元々の後継者不足に拍車をかけるかのごとく、その悪影響が著しく及んでいる。



 伝統文化を支え、こうした危機的状況の打破に少しでも貢献すべく、和楽器バンドらは収益の一部寄付などを行っていく方針だが、関係者のみでの支援活動では力が及ばない部分も多く、今回「たる募金」プロジェクトを立ち上げることで広く支援を募るに至った。



 第1弾の試みとして、市場の5~6割のシェアを持つ創業135年の三味線最大手メーカー「東京和楽器」への支援を開始。業界で知らない人はいない代表的なブランドであり、先日、廃業が報じられると「支援したい」と存続を願う声が続々と上がっていた。和楽器バンドのメンバーもこの報道に接し、何か力になりたいと募金での支援を決意。先日、メンバーが同社を訪問し、プロジェクトの立ち上げを同社の大瀧勝弘代表(80)に伝えたという。



 まずは8月15・16日に行われる『和楽器バンド 真夏の大新年会 2020 横浜アリーナ ~天球の架け橋~』での売上の一部寄付、本公演の会場での「たる募金」設置、オンラインでの「たる募金」募金サイトの開設、さらに銀行振り込み口座開設などを行う。また、本日よりチケット販売をスタートさせた、LINE LIVE-VIEWING(国内独占配信)およびZAIKO(海外独占配信)でのオンライン生配信時に、課金システムでの募金を受け付ける。そこで集められた募金の全額が「東京和楽器」へ寄付される。
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