『ニュー・シネマ・パラダイス』トルナトーレ監督、盟友モリコーネさんを追悼

『ニュー・シネマ・パラダイス』トルナトーレ監督、盟友モリコーネさんを追悼

 7月6日に91歳で亡くなった映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネさん。映画『ニュー・シネマ・パラダイス』や『海の上のピアニスト』など数々の名作でタッグを組んできたジュゼッペ・トルナトーレ監督から追悼コメントが届いた。



【動画】モリコーネさんの音楽を使用した本編映像2本



 「映画監督としてのキャリアの中で、私はとても多くの幸運に恵まれ、多くの恩恵を得てきたと実感しています。その中でも最も純粋で美しい出会いであり、監督としての重要なターニングポイントになったのは、偉大な音楽家エンニオ・モリコーネと出会えたことでした。私たちは32年間にもわたりパートナーとして、一緒に仕事をし、同時代を生きて、人生を楽しみ、また、一緒に取り組んだ仕事において本当に何度も何度も意見をぶつけ合い、創作というゴールの為に共に闘ってきました。偉大なる音楽家エンニオ・モリコーネとの出会いは、間違いなく私の人生の中で最も記憶に残る最高の出会いの一つでした。本当にありがとう」(トルナトーレ監督)



 奇しくもモリコーネさんの訃報が舞い込んだタイミングで、日本で『海の上のピアニスト』の劇場上映が決定。1999年の日本劇場公開から20年の時を経て、色鮮やかな4Kデジタル修復版でスクリーンに蘇る。また、当時日本では公開されることのなかった、トルナトーレ監督が本当にやりたかった全てを描き切った170分にも及ぶイタリア完全版(HDリマスター)も日本で初公開されることになっている。



 この貴重な機会にぜひ大きなスクリーンで偉大なるマエストロ、エンニオ・モリコーネの音楽を浴びながら映画を楽しんでほしい。



 東京・YEBISU GARDEN CINEMA、角川シネマ有楽町、アップリンク吉祥寺ほか全国で今月21日から4Kデジタル修復版、9月4日からはイタリア完全版を公開。詳細は各劇場のホームページに掲載。9月4日以降は「4Kデジタル修復版」と「イタリア完全版」との両作品を併映する可能性あり。



■エンニオ・モリコーネ追悼上映



 モリコーネさんは、1928年にイタリア・ローマで生まれ、12歳からローマのサンタ・チェチーリア国立アカデミーで作曲を学ぶ。トランペット奏者としてもジャズ・バンドで演奏していた。『荒野の用心棒』『アンタッチャブル』『ニュー・シネマ・パラダイス』『ヘイトフル・エイト』など、映画音楽のキャリアは実に60年近く。映画とテレビ作品合わせて500作以上の作曲を手掛けてきた。生涯現役を貫き、あの哀愁あふれるメロディーは、誰しもどこかで耳にしたことがあるはず。NHK大河ドラマ『武蔵 MUSASHI』の音楽を担当したことでも知られ、日本でもファンが多い。2020年7月6日、落下事故で大腿骨を骨折し、その影響と合併症でローマ市内の病院で亡くなった(享年91)。



●角川シネマ有楽町

8月14日(金)~8月20日(木)『ニュー・シネマ・パラダイス』



●アップリンク吉祥寺

9月11日(金)~9月17日(木)『ニュー・シネマ・パラダイス』、『ヘイトフルエイト』

9月18日(金)~9月24日(木)『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト』



●アップリンク京都

9月11日(金)~9月17日(木)『ニュー・シネマ・パラダイス』

9月18日(金)~9月24日(木)『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト』

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