内田理央、10周年で舞台初主演 YouTube開設で自分を開放 転機は『仮面ライダードライブ』

内田理央、10周年で舞台初主演 YouTube開設で自分を開放 転機は『仮面ライダードライブ』

 女優の内田理央(28)が舞台『星の数ほど星に願いを』(8月27日~9月6日、東京・紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA)で初主演を務める。今年は内田にとって、デビュー10周年という記念すべき年で、本舞台主演のほか、1月にはテレビ東京系でドラマ『来世ではちゃんとします』に主演し、YouTubeチャンネル『だーりおCHANNEL』を開設。活動の幅を広げ続ける内田に、これまでの10年、これからの10年を聞いた。



【写真】キュートに“星に願い”をポーズをする内田理央



■舞台初主演も「笑いをこらえるのが大変」 不安も吹き飛ぶコメディーに



 『星の数ほど星に願いを』は、奇抜な設定と展開で演劇界のみならずドラマ・映画業界内にもファンが多いブルー&スカイ氏が作・演出を務める。舞台初主演となる内田は「舞台の経験が多いわけではない中での主演。しかも、舞台で活躍されている個性豊かなキャストさんの中なので、不安も最初はありました。でも、いざ稽古に入るとコメディーということもあって、すごく楽しいです。笑いをこらえるのが大変なくらい楽しくけいこをしています」と笑顔を見せた。



 物語の舞台となるのは町工場・高見沢製作所。かつては、河原で拾ってきた石ころを「どんな願いも叶う神秘の石」としてインチキ占い師たちに売りつけることにより財をなしていた工場なのだが、悪質な霊感商法の評判もすっかり広まり、インチキ占い師も激減、銀行からの融資も絶え、資金繰りに窮する毎日。そんな中、銀行から融資の回収の命を受けて高見沢製作所にやってくる銀行員のナナ(内田)。彼女は工場の看板商品「神秘の石」が本当に「どんな願いも叶う力」を持てば工場の業績が回復するだろうから、がんばって石の品質を向上してほしいと無茶苦茶な要求を突きつける…、というあらすじ。



 まさしくブルー&スカイ氏のナンセンスコメディーという物語。「まだ慣れないので笑っちゃいます。私が笑わせるというより、まずわけのわからないぐらい台本が面白いんです! 身を任せている感じですね。ブルーさんは、とても穏やかな方。どちらかと言ったら物静かな方なんですけど、稽古で『こうしてください』と再現するのが面白いんです! どうやって、この発想が出てくるんだろう、と。奇才と聞いていましたけど、こういう人のことを言うんだ、と改めて思いました」と目を丸くしながら語った。



 演じる役柄は銀行員。内田も最初は「銀行員の話」と聞いていたという。「お硬いシリアスな『半沢直樹』みたいなイメージをしていたら、全然違いました(笑)。そしてポスター撮影をしたんです。ポスターがロマンチックで、そういう内容なのかなとも思ったら、それも違いました(笑)」。一方で、ブルー&スカイ氏からイメージとして『半沢直樹』も伝えられていたそう。「イメージを膨らませるためにも改めて、『半沢直樹』を全話見ました。全然、違う内容で名前を出すのも恐れ多い感じもしましたけど(笑)。ですが、今回の作品の中には“債権”や“稟議”とか銀行員らしいせりふも多いんです。それは『半沢直樹』で学びましたね」。



 「いつも漫画誌の最後に載っているちょっと怪しい広告に目が釘付けになってしまうタイプ」と明かす内田。実際に気になった“怪しい商品”を聞くと「モテる香水とか買ったことあります。効いたか、効いてないかは、わかりませんが…」と意外な事実を口にする。「なんでも試すタイプなんです。効くか、効かないかが、すごく気になって。効かなくてもいいんです。とにかく買って試す。実験ですね(笑)」と笑いながら明かした。



 もし、なんでも願いが叶う石があるなら、どんなことを願うのか。「その質問、困っちゃうんですよね…」と苦笑い。それでも「初詣とかでも願うことがなくて、世界平和を願ってきたんです。なんでも叶う石があるなら、ガチで世界平和を願います」。一方で「もし、自分の満足のための願いなら『新しい冷蔵庫がほしい』ですかね」と両極端な願いごとをして笑わせた。



■芸能生活10周年 転機は『仮面ライダードライブ』



 2010年にデビューし、今年は10周年という節目の年となる。YouTubeなど活躍の幅も広げている。「10周年、すごくうれしいです。もう気づいたら10年か、というのが正直な感想なんですけど。ものすごくいろいろなジャンルにトライさせていただいている。今回のYouTubeも、そうですけど。これからも枠にとらわれずにチャレンジできたらなと思います」。



 YouTubeでは、鶯谷にある「幻想系古書店Doris」を訪れたり、アダルトメディア研究家の安田理央氏とコラボしたり、内田の趣味が全面に押し出されている。「YouTubeならではのできることがある。ただただ行きたい場所に行って、会いたい人にも会えました。YouTubeに感謝です。試行錯誤をして、いろいろな動画を撮ってます。楽しんでもらう反応を、こちらも楽しみにするというのは、動画サイトの良いところだと思いました」としみじみ。



 コアな“だーりおファン”には「いつものだーりお」であるが、「普通の視聴者のみなさんは『普段は、こうなんだ!』と驚きの声もありました。私の普段の姿ってツイッターやインスタグラムじゃ伝わらないのかなって思いました」と振り返っていた。



 ここまでの10年で、転機となった仕事を聞くと『仮面ライダードライブ』のヒロインの詩島霧子を挙げた。「お芝居のきっかけは『仮面ライダードライブ』なので、それが転機だったのかなと思います。『仮面ライダー』から、自分の中のお仕事の感覚や意識も変わりました。今、思うと1年間、同じ役をやり続ける経験って、ありがたいことなんだなと感じます。ヒーローなので、責任感だったりも強くなった。普段からの意識も変わったり、改めて仕事について考えた1年でしたね」。



 次の10年に向けての展望も。「次の10年は30歳に突入する。外見もですけど、特に内面を重視して磨いていきたいです」。そのために、すでに行っていることもある。「世間知らずではなく、いろんな知識を持って、いろんなことに興味を持って生きていけたら。最近は普段だったら興味なかったことにも目を向けるようにしてます。今はライフスタイルが充実している方のYouTubeを見るのにハマってます。リー・ズーチーさんという方で、自給自足しているんです。映像自体のクオリティーも高くて、めっちゃくちゃステキ。今はモノが有り余っているじゃないですか。ほしいと思ったら何でも買えてしまう。必要なものが最低限ある暮らし、ものを大切にして環境のことを改めて考えるようになりましたね」と前を見ていた。



 最後に舞台の見どころを聞くと「今回の舞台は倒産寸前の町工場にナナという女の子が来て再建のために奮闘する話です。これだけ聞くと堅苦しい話なのかなと思いきや、めちゃくちゃコメディー。笑い飛ばせるような内容になってます」と魅力を熱弁。そして「こんな状況なので無理をせず。もし観に来ていただけるのなら悩みも吹き飛ぶようなストーリーになっていますので、ぜひ観に来てください!」。



 新たな歩みを続ける内田。自分の素を発揮できる場所も開拓し、これからも夢を叶えるため“ひとっ走り”を続けていく。
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