東京パラリンピック開幕まであと1年『WHO I AM』シーズン5登場選手発表

東京パラリンピック開幕まであと1年『WHO I AM』シーズン5登場選手発表

 東京パラリンピックの開幕まで、24日であと1年。WOWOWと国際パラリンピック委員会(IPC)の共同プロジェクトとして2016年にスタートし、東京パラリンピック開催とその先の未来を見据え、世界のトップパラアスリートに迫る大型ドキュメンタリーシリーズ『WHO I AM』。2021年放送予定のシーズン5に、登場する選手が発表された。



【動画】これまでシリーズに登場した選手のメッセージ



 これまで4年にわたり、勝負の世界だけでなく人生においても自信に満ち溢れるアスリートたちが放つ「これが自分だ!」という輝きや、彼らが目指す世界最高の舞台・パラリンピックでの勇姿などを描き続けてきた同番組。シーズン2が世界のテレビ界の最高権威と言われる国際エミー賞にノミネートされたのをはじめ、科学技術映像祭 文部科学大臣賞、日本民間放送連盟賞 特別表彰部門2年連続優秀賞など、国内外で多くの評価を得てきた。



 2020年春、新型コロナウイルスによる影響で東京2020オリンピック・パラリンピックの開催延期が決定。「WHO I AM」プロジェクトも同様に、シリーズ集大成となるシーズン5の撮影・制作の中断を余儀なくされ、当初は今夏を予定していた放送を延期していたが、このたび東京パラリンピック開催まであと1年となるタイミングで、プロジェクトも再始動。2021年放送予定のシーズン5に登場予定の8組のうち6組のアスリートのオリジナルビジュアルとメッセージが公開された。



 マルクス・レーム(ドイツ/陸上・走り幅跳び)、ローレン・ラウルズ&ローレンス・ホワイトリー(イギリス/ボート)、シェリフ・オスマン(エジプト/パワーリフティング)、スティナ・タンゲ(デンマーク/馬術)、いずれも東京パラリンピックで大注目のメダリストに加え、日本からは北京パラリンピックの金メダリスト、伊藤智也(日本/陸上)が登場。さらに、東京パラリンピックから新たに正式競技となるバドミントンからチア・リク ハウ(マレーシア)も決定。これでシリーズを通して東京パラリンピック実施全22競技のトップアスリートが登場することとなった。



 シーズン1~4と同様、ナビゲーター&ナレーターには西島秀俊、シリーズ音楽を手掛けるのは、平昌オリンピックの開会式・閉会式の音楽監督を務めた梁邦彦、アスリートたちの個性あふれるビジュアルを撮影したのは気鋭のフォトグラファー・新田桂一。



 現在、シーズン1~4全32作品の本編は、公式サイトやWOWOWメンバーズオンデマンドで無料配信中。また、国枝慎吾(日本/車いすテニス)やエリー・コール(オーストラリア/水泳)ら、これまでシリーズに登場した23人のアスリートからのスペシャルメッセージ動画「~それぞれの2020年~ アスリートからのメッセージ」も公式サイトおよびWOWOW公式YouTubeで無料公開されている。



■『WHO I AM』シーズン5登場選手からのメッセージ



◆マルクス・レーム(ドイツ/陸上・走り幅跳び)

 新型コロナウイルスの影響で大変な中ではありますが、来年に向け最高な状態を維持すべく毎日トレーニングを続けています。皆さんが2021年に東京大会が行われると前向きにとらえ、その時を一緒にお祝いできることを願っています。今は、日本に戻り皆さんとスタジアムでお会いできるのを楽しみにしています。健康には気を付けて、またすぐお会いしましょう!



◆ローレン・ラウルズ&ローレンス・ホワイトリー(イギリス/ボート)

 世界中が直面している困難の中でも、私たちは心に目標を持ち続け、自宅でのトレーニングを続けてきました。 今は水の上に戻り、来たるべき最高のパラリンピックに向け準備をしています。東京大会で皆さんに会えることを願っています!



◆シェリフ・オスマン(エジプト/パワーリフティング)

 東京パラリンピックが1年延期になったことを聞いた時は、東京で4枚目の金メダルを獲る夢は射程圏内にあっただけに、想像を絶するショックを受けました。まるで家族の誰かを失ったような打ちのめされた日々を送り、そのあと熟考しました。「コップに注がれた水が半分しかない。その残りの半分を満たすために、いつも困難に立ち向かう度、自分はポジティブに向き合ってきたではないか。延期になったことで、1年が加算され練習を積み上げられるではないか。そうすれば、より重たいウェートを持ち上げることができるかもしれない」と考え直したのです。そして立ち直り、肉体も治療し、今では東京に向けて全力を投じて準備するに至りました。



◆スティナ・タンゲ(デンマーク/馬術)

 常に優先されるべきは人々の健康ですから、東京パラリンピックの延期は正しい決定だったと思っています。 さらに良くなるための1年だと捉えて私はこれまで以上にモチベーション高くハードなトレーニングをしています。新たな若いパートナーの馬とさらに訓練し、来年に備えます。2021年の東京大会が待ち切れません!



◆チア・リク ハウ(マレーシア/バトミントン)

 来年の東京大会に向けて良い状態で準備できるよう、政府の決定に従い6月からトレーニングを再開しました。 パンデミックは世界規模に及んでいますが、だからこそ来年の東京大会はとても意義のある大会になると確信していますし人々の心に残る大会になると思います。きっと世界中の人がいつまでも東京オリンピック・パラリンピックを思い出すことになるでしょう。



◆伊藤智也(日本/陸上)

 今、私を突き動かしているのは、私と競技に関わっていただいた全ての人達の情熱です。パラリンピック1年延期で気持ちが切れかかった時、多くの励ましの声が届きました。そこには何の見返りも求めず、ただただ寄り添う、心と心の触れ合いでした。走ることで伝えてきた私の生き様を、改めて感謝の念を持って心に深く刻み、今日という単位を全力で生きております。1年後、日本代表として、ライバルと共に素晴らしいレースを見せらるよう、一生懸命取り組んでまいります。58歳で迎えるスタートラインの向こう側を楽しみます。

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